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【悲報】推しのVTuberが母だった件  作者: 宮田花壇
2章

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35/57

Mなるハンバーガーショップ②

「それじゃあみなさんゲームの準備はOKデスカ?」

「いいよー。なんかこの間のクリハンの共闘は別にしてこういうガチな協力ゲーって久々だから新鮮~」

「あーたしかにルミナ先輩ってどっちかと言うとほのぼの系よりもアクション系のゲームやってるイメージの方が強いですもんね」

「ルミちゃんはゲームに関してはワイルドだもんね。日常生活は真逆だけど」

「おっとママみん、それは悪口かい?」

「うふふ、褒めてるんだよ」

「ならばよし」


 いいんだ……。


「さあ、みんなで力を合わせてこの町に素敵なハンバーガー屋さんを築き上げていきましょう」

「イエス! この四人ならきっとうまくいくハズ。そうと決まれば早速レッツゴーデス!」

「「「おー」」」


 てなわけでゲームスタート。

 俺たちはそれぞれいかにもハンバーガーショップの店員風なユニフォームに着替えたキャラクターへと変身しゲーム内へ降臨。

 場所はまず外の駐車場で、すぐ目の前には立派な一階建ての平屋タイプの店舗もある。


 その開始早々、まずはルミナ先輩がおもむろに切り出す。


「んじゃ早速だけど、とりあえず店長はベイビんでいいかな?」

「え、店長? 俺がですか?」

「うん、ゲーム的にそういう役職があるわけじゃないけど、やっぱ指示だし役は必要でしょ? みんなもいいよね?」

「ええ、ママ的にもむしろたっくん以外いないと思う!」

「オフコース! ベストチョイスだと思います!」」

「いやいや、でも店長なんてフツーは年長者がやるものでは? 新人の俺がやるのもどうかと……。むしろみなさん嫌じゃないんですか? 年下の店長の下で働くとか。ゆーて俺なんて年下どころか赤子ですし」

「はは、まさかまさか。こういうのはトシがどうとか関係なしに一番しっかり者がやるべきでしょ。その点ルミたんは自信ゼロだからね」

「イエス。ワタシもリーダーはちょっと……引っ張るより引っ張られる方が性格に合ってマス。それに最初に言ったとおり赤ちゃんにアゴでこき使われるなんて想像しただけで興奮するので大歓迎デス」

「えぇ……。いやだとしても候補なら他にも……あれ? てかよく考えたらまーたんってお茶屋の店長じゃん。設定上とか言ったらあれだけど、むしろこの中だと本来なら一番ふさわしいのでは?」

「そうねぇ。でも今日のママはシェリちゃんと同じで母親が息子に指示出しされるっていう主従逆転プレイを楽しみたい気分だから遠慮しとこうかなって」

「あ、そっすか」


【コメント】

 :どれもこれもひどい理由w

 :あ、そっすか(絶望)

 :のっけからたっくんの困惑の嵐!

 :どいつもこいつもw

 :ろくでもない先輩しかいなくて草

 :気にしないでたっくん!これがシェリーちゃんの平常運転だから!

 :フッ、これがほんとの赤ちゃんプレイ……ってか?

 :↑誰がウマいこと言えと

 :こんなヤツらを今からまとめなきゃいかんのか・・

 :胃が壊れそう

 :店長とかいう圧倒的貧乏くじ


「……あーもうわかりましたよ。それじゃあ今日のところは俺が店長やりますよ。でもその代わりみなさん、決めたからにはちゃんと俺の指示に従ってくださいね?」

「うん、気が向いたらね」

「気が向いたら!? そもそもルミナ先輩がやれって言ったのに!?」

「ワタシは大丈夫デス! どんな変態プレイだろうと受け入れる準備はできているのでなんなりとご命令くだサイ! まずはなんデスカ!? ケツでも突き出せばいいデスカ店長!」

「ちょっ、やめてくださいシェリー先輩! 意味不明ですから! なんすかお尻突き出すって! 叩けってか!?」

「ふふ、じゃあママは先に休憩室のベッドにいってるね? 指示はお布団の中で……ね♡」

「いいからそれも! ね♡じゃないし! なんでお仕事ゲーで初っ端に休憩から入るんだよ! あーちょいちょい行くな! 戻ってこい!」


【コメント】

 :wwwwww

 :どこ行くねーん!

 :まーたんw

 :全員自由すぎるwww

 :ワチャワチャ

 :怒涛のツッコミラッシュで草

 :いやマジで序盤からボケの供給量多すぎだろw


「……はぁ」


【コメント】

 :クソデカ溜め息

 :店長って大変なんだな・・

 :店長(ツッコミ担当) 店員(ボケ担当)

 :これもう実質3対1やん

 :協力ゲーのはずが早くも孤立無援になってるたっくん悲惨すぎるwww

 :がんばれ店長!応援してるぞ!


「あの……みなさんマジでいったん落ち着いてもらっていいですかね? まずは店名を決めないと……」

「あーそういえばまだだったね。忘れてた忘れてた」

「大事なものよね。なんと言っても店の上にでっかく看板にもなるし」

「そうそう。というわけでどなたかアイディアとかありますか? できればシンプルかつ印象に残るのがいいと思うんですけど」


 たかがゲームと言えど店をやるからには店名は大事な要素。手を抜いてテキトーな名前をつけるわけにはいかない。

 働く側としても変な名前じゃモチベーションも上がらないしな。

 はてさてそうなるとどんな名前がいいだろう? というかこの面子で果たしてちゃんとした名前が出るのか……。


「ハイ!」

「はい、どうぞシェリー先輩」

「“M‘sバーガー”というネーミングはどうでショウ?」

「エムズ? あーもしかして某有名チェーンを文字った感じですか?」


 マク〇ナルドとかモ〇バーガーとか。


「いえ、ドМのМです」

「はい却下ぁっ!」

「WHY!? そんな! なぜデス店長!!」

「なぜじゃないですよ! 意味わかんないですもん! なんすかドМのハンバーガー屋って!」

「それはもう読んで字のごとくデス。ドМの店員が接客するハンバーガー屋さんデス」

「いやそれシェリー先輩だけですから! 俺らぜんぜんドМじゃないし!」

「そこはご心配なく。ワタシがみなさんをコーチングしてこれから立派なドМに育ててみせます!」

「余計イヤなんですけど!? 誰も求めてませんよそんな教育!」


【コメント】

 :草

 :立派なドМw

 :さしずめエリートドM店員

 :いったいどんな教育をする気なんだよw

 :そりゃもうミスした瞬間ケツ叩いたりとか・・

 :「ほらそこ!オーダーの処理が遅いですヨ!」(お尻パチーン)

 :↑ひぃっ!すいませんシェリー様!

 :↑そこはむしろ「ありがとうございます」なのでは??


「そのとーり。叩かれて謝罪なんて二流のドMのやることデス。痛みには感謝を。これが当店のモットーデス」


【コメント】

 :痛みには感謝w

 :名言

 :ゴミみたいなモットーで草

 :2流のドM

 :教育プレイ

 :さすがシェリーちゃん。徹底されてるなぁ

 :まあ正直M‘sって言った瞬間察しはついてましたよ僕は


「いやいや笑いごっちゃないですからみなさん。全然さすがとか言ってる場合じゃないですし。こんなんもはや何の店かわかんないですって」

「そうデスか? 他にも一応鉄板があるのでオーダーミスをしたらその上で土下座をするというプレイも考えていたのデスが」

「それなんて焼き土下座!? 一番ダメなヤツじゃないですか!!」


【コメント】

 :焼き土下座www

 :カ〇ジ

 :会長「うじゅじゅじゅ・・!」

 :気づいたら店内に黒服の客めっちゃいそうw


「う~ん……シェリっちには悪いけどルミたんもその名前はさすがにどうかと思うな~」

「ルミナ先輩っ!」

「M‘sだとシンプル過ぎていまいち客と店員のどっちがドM側なのかわかりづらいと思うんだよね。それってマーケティング的にはかなり致命的じゃない? うっかり勘違いしたドMが来店したらそれこそ悲劇だよ。というわけで、もっと明確にこっちがドМだぞってアピールできる名前にしないと」

「ルミナ先輩っ!」


【コメント】

 :ルミたんwww

 :ちがうそうじゃないw

 :てっきり助け舟が来たかと思いきやw

 :ソッコーでハシゴを外されるたっくんぇ・・

 :「ルミナ先輩!」(歓喜)→「ルミナ先輩!」(号泣)

 :即落ち2コマ


「ナルホド……それはたしかにルミナパイセンのおっしゃるとおりデス。しかしそうなるとどうしまショウ?」

「はいはーい。店員がドМってことは来てほしいのはドSなお客さんよね? それならいっそ“ドSさんいらっしゃいバーガー”とかはどうかしら?」

「Oh、さすがママミパイセン! わかりやすいデス!」

「たしかに日曜のお昼の番組っぽくていいね。これなら全国からこぞってサディスティックな客が集まってきそう。ただ強いていうなら店名にしては若干長すぎるような気も……」

「う~ん……じゃあバーガーを削ってシンプルに“ドSさんいらっしゃい”にしちゃう?」

「アリだね。それくらい思い切った方がいいかも」

「ですがパイセン方、それだと今度はハンバーガー感のほうが薄くなりすぎてしまいませんカ? ヘタしたら何のお店かわかってもらえない可能性も……」

「いやぁそこは取捨選択じゃない? 考えてみてよシェリっち。今重要なのは果たしてドМであることとハンバーガー屋であること、どっちをアピールすることかな?」

「……ハッ!? そ、そうでした……ワタシとしたことがそんな大事なことを見失ってしまうとは……。たしかにいま我々が最も優先すべきはこの店がドМの――」

「ハンバーガーのほうだよっっっ!!!!!」


【コメント】

 :wwwwwww

 :wwww

 :wwwwwwwww

 :たっくんブチギレww

 :さすがに耐えきれんかったか

 :けっこう泳がせたなw

 :恐らくだがどっかで目を覚ますと思って様子見してたと思われ

 :で、結果見事に裏切られたと

 :すまんなベイビくん、こんな先輩方で・・・


「大人しく聞いてればさっきから何を言ってんですかアンタら!? ここハンバーガー屋ですから! どう考えても優先すべきはこっちに決まってるでしょうが!!」

「てへっ、怒られちった」

「Oh、これが噂のベビーちゃんのツッコミデスカ……たしかに迫力満点デス」

「よかったわねシェリちゃん、念願が叶って。どう? 赤ちゃんに怒鳴られた気分は?」

「ハイ、思ったとおり……いえ想像以上デシタ。ナルホド、これは病みつきになりそうデス」

「いややめてくださいマジで。俺の身がもたないんで……」


【コメント】

 :たっくん・・お疲れ様

 :声から疲れが滲みでとるw

 :店長が過労死しそう

 :これは間違いなくブラック企業

 :この面子で店長を引き受けたベイビくんがある意味一番のドM説


たっくんのノドのライフポイント(40%)


次回は7/4(金)の更新予定です

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