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人生最大の失敗



あちゃ〜!!

っていう失敗をした料理のお話。




あれは高校の頃。

母が帰るまでに何か作っておいてあげようかなという気になったので、さて何を作ろうかと考えた。

その日は寒かった。

急に、和風のスープが飲みたくなった。


そこで、たまねぎやらサヤインゲンやらをお鍋に入れて、コンソメを入れてコトコト煮込んだ。

しばらくして、いい匂いがお鍋からしてきた。

ちょっと味見をしてみる。

う〜ん。

塩気が足りないかなぁ?

塩を少しだけ足してみる。

そうだ、お醤油も香り付けにちょっとだけ足しちゃえ。

私の料理は、目分量。適当なのだ。

計量スプーンやお料理の本よりも、自分の舌だけが頼り。

いつも醤油のボトルが入っている戸棚に手をのばす。

あった、あった。醤油のペットボトル。

見もせずに、手の感覚だけでそれを醤油だと確認する。

ほとんど無意識に、蓋をあけ中の液体を湯気の立った鍋の中へ。


とぽとぽとぽ・・・。


あれ? なんか変だ。

お醤油の匂いじゃないぞ?

慌ててボトルに目をやる。

中に入った液体は、醤油とは似ても似つかない、赤茶色っぽい透明なものだった。


 



!!!!!!!!!




ラベルには、お漬け物の絵が描いてある。

しかも、赤い字で大きく『一夜の夢』と書いてあるじゃないか。

うお〜〜〜〜、しまったぁぁぁぁぁ。

 



速攻で鍋を持ち上げ、水切りざるに煮立った具だけを残し汁を捨てた。

流しに、きゅうりの浅漬けをあっためちゃったような臭いが充満する。






どうしようかなぁ。たまねぎもうないんだよな。

もったいないので、取りあえず洗ってもう一度その具を茹だった鍋に入れて、スープを作ってみた。

すぐ気がついて鍋から出したから大丈夫、よね?


 



・・・だめだった。

ものの見事に、たまねぎやらサヤインゲンやらには、あのかぐわしい臭いが移ってしまっていたのだ。

こんなの食べられるかー!


あんなにひどい失敗をしたのは、あれが初めてでした。

でも安心して。

もうあんな失敗はしていないから。

って、普通はしないだろっ!って怒られそうだな〜。

てへへへへ。


ま、御愛嬌!←ダメ????




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