4話
上手く書けてはいませんが、少しグロを入れてみました
女の正体は…
「ギ、ギルドマスター!?」
大男は女の人を見付けると顔が真っ青になった
「ギルドマスター?」
「おや?君は見ない顔だな」
俺の事か…
「ああ。初めて来たからな」
「そうか…初めて来たのにコイツが迷惑掛けたようだ。すまない」
それは良いとして何故謝るんだ?普通こっちだよな!
「いや、此方こそ騒ぎを起こして悪かった」
正直この人が止めなかったらあいつをぶっ飛ばす所だった
「取り敢えず、アンタのランクをAからBランクに下げるからな」
「は、はい」
大男は返事をし、ギルドから出ていった
あいつってAだったのか
「それで、君は何かようか?」
肉を売りに来たんだが…
「その前に此処って魔物の素材とかを買ってくれるのか?」
此処で売れなかったら用は無いけどな
「ああ、素材の状態にもよるが、大抵なら何でも買うけど…何を売ってくれるんだ?」
魔物の素材なら何でも良いのか…
「取り敢えず、ブルドーの肉を買って欲しいんだが…どうした?」
何故か、ギルドに居る奴等全員が俺を見てるんだが…俺にそうゆう趣味はねぇぞ!
「アンタはギルドカードを持っているか?」
「いや、ギルドの中に入ったのが初めてだから、そのギルドカードと言う物は持ってない」
「そうか、うーん…」
何だ?もしかして…
「カードが無いと売れないのか?」
「売れない訳じゃないけど、ブルドーの話は本当なのか?ブルドーの肉を持っている様には見えないが…」
あー、そいゆう事か。俺がブルドーを持ってないから、疑ってるのか…
「場所を変えてくれ、そうすれば見せられる」
此処で出すと、血生臭くなるからな
「…分かった、じゃあ付いて来い」
ギルドマスターは少し考え話した後、ギルドを出ていった
「あいよ」
ソラもギルドマスターの後を追いギルドを出ていった
暫く付いて行くと…
「解体屋?」
解体屋と看板が張ってある倉庫みたいな所に着いた
「ジルー、居るかー?」
ギルドマスターは、誰かの名前を呼ぶと…
「おーう、用があるなら此方に来てくれー」
「だってよ、行くぞ?」
「ああ、分かった」
俺達は中へ入り、声のした方に歩いて行くと、人影が見えてきた…
「何だ、レヴィか」
男はギルドマスターを見て言った
「レヴィ?」
ギルドマスターの事か?
「私の名前さ…そう言えば自己紹介してなかったな。私の名前はレヴィ・フローレン…で、この人がジル・ダグラス」
「ジルって、呼んでくれ」
見た目は普通の30代って所か…
「ああ、宜しく」
「私もレヴィで良い」
「分かった…俺はソラだ。まぁ、宜しく」
「おう」
「宜しく」
「それで、俺に何か用があったんじゃねぇのか?」
「そうだった、そうだった。用は魔物を捌いて欲しいんだが…」
そこでレヴィは言葉を止めソラを見た
「捌くのは良いが、その魔物は?」
問題の魔物が無い事に気になり、レヴィに問い掛けると…
「俺が、今から出す」
レヴィではなく、ソラから返事が返って来た
「出す?一体何処から?」
説明が面倒い…
「まぁ見てなって、それより、此処に出して良いのか?」
「?ああ、何処でも良いぞ」
不思議に思っていたジルだったが、ソラに聞かれたので返事を返した
じゃあ俺の目の前で良いだろ…
「空間よ、開け」
突然ソラの目の前に黒い空間が空いた
そして、ソラはその空間に向かい、ブルドーの取り出し作業を行った
一方2人は…
「なっ!あれは確か…」
「!間違いない。あれは…古代魔法だ」
2人は突然空いた空間にではなく、それを行った人物に驚いていた
「どうした?取り出したぞ?」
「あ、ああ…これ、どうやって倒した?」
ジルは、ソラの取り出したブルドーを見て、思った事を聞いた
売るのが必死で考えてなかった…
「どうやるって、そこに切り口があるだろ?」
苦しいよな
ソラは、捌いた切り口で倒した事にしたが…
「あのなぁブルドーは、こんな切り口じゃあ死なない。それに俺も解体をやってるんだ、これが倒した後に着けた位分かる…はぁ言いたく無いなら良い。明日には、終わってるから取りに来な」
気付いていたか…
「助かる。じゃあ、また明日取りに来る」
そう言いソラは外に向かった
「あいよー」
ジルは返事を返した後、ブルドーをよく調べた
調べていると…
「どうした?何か気になるのか?」
レヴィが聞いてきた
「ああ。…調べたらどうやって倒したか、やっと分かったぜ」
「どうゆう事だ?」
レヴィは、よく分からずジルに聞くと…
「見た時から気になってたんだ。ソラはこの切り口と言ったが、これだけじゃあ、倒すには難しい。それに此処からはあまり血が出てない」
「そうか、生きていれば体内の血が流ている筈。だから出血の量が少ないのが怪しいと?」
「そうだ。首の辺りを見てみろ」
「首の辺り…はっ!」
レヴィは首の辺りを調べるとある事に気付いた
「気付いたか?」
「いや、まさかそんな…」
レヴィは自分の考えた事を否定したいが…
「いや、レヴィの思っている通りだ、他に致命傷となる傷も無い。それに、角にも人の手形がくっきりとある…これは間違いなく素手でブルドーの首の骨を折ったな。肉弾戦で魔力強化すれば出来るかも知れないが…」
ジルがレヴィの否定を丁寧に説明を加えて否定した
2人は黙り込み再びある一点を見た。2人の目には、ブルドーの首からほんの僅かだが、骨の破片が飛び出ているのが映っていた
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「成る程…やはりあの倒し方はやらない方が良いか」
俺は背を壁に預けたまま言う
ソラは外に出た時、ジルの行動が気になり闇で気配を消した後、盗み聞きをしていた
「さてと…今夜どうすっかなぁ」
俺は壁から背を離し、空を見上げ呟いた
うーん…
「考えても仕方ねぇし…取り敢えず何処かの屋根で寝るか」
俺はそう結論し、7mはある屋根に軽々と飛び乗った
そう言えばこのベッツェルに来て初めての夜、か
ソラはそう思いながら空を見上げた
「ほぉー、綺麗だな」
夜空にはソラを歓迎するかの様に星々が輝いていた
ガタガタ…
「何の音だ?」
俺は音が気になり、音の方向へ屋根をつたいながら向かって行く
音を頼りに向かっていると…
「何だよ馬車か」
音の正体、馬車に辿り着いた
「来て損した…ん?待てよ」
馬車にしてはでかくないか?それもあるが異様に護衛の人数も多い様な…ちょいと調べて見るか
ソラは馬車の中身が気になり、闇を纏い馬車に飛び乗った
ガタッ
「うん?」
護衛の1人が音に気付いたが…
「気のせい、か」
辺りに何も無い事を確認した後、再び歩き始めた
「ふぅ、あっぶねぇ。それより荷物の中身は…!ちっ、昔も今も変わらねぇんだな…」
馬車の中には…
「奴隷、か」
胸糞悪ぃ
色んな種族が鎖で繋がれていた
どうするか…別に今助けても良いんだが、これがもし貴族の所に運ばれるならその貴族の家の中にも居そうだしなぁ…
「此処は様子見だな」
暫く馬車の上で待機していると…
「やはり、貴族の所に運ばれたか」
ソラの予想が当たり、貴族の館に着いた
奴隷は昔よりも減ったみたいだが、まだあるんだな
俺がそんな事を思っていると、館の手前まで来ていた。すると…
館の扉が開き…鎧を着た護衛らしき奴らが2人と、丸々と太った男が此方に近づいてきた
「これはこれは、ブドリ伯爵何時もご利用頂き…」
馬車を運転していた奴が喋っていたが…
「それは良い、早くそれをよこせ」
ブドリ伯爵に遮られ、一方的に言われた
「分かりました。おい、此処へ連れてこい」
「へい」
馬車の奴は近くに居た奴に命令した
命令した数秒後…
「速く歩け!」
バシンッ!
「グッ!」
命令された奴は奴隷を鞭で叩きながら連れてきた
ギリッ
「コイツら…」
「これが注文された奴隷達です」
馬車の奴はブドリ伯爵の前に奴隷達を並べた
「…宜しい。おい、金を渡してやれ」
ブドリ伯爵は奴隷達を見た後、護衛達に命令した
「はっ」
護衛は馬車の奴に近づき、少し大きめの小袋を渡した
「確かに受け取りました。では私達はこれで、失礼します」
「ああ」
取り敢えず降りる…
「その前にちょいと細工を…これで良し」
ソラは馬車に細工をした後、馬車から降りた
「亜人の男は牢へ、女は体を洗わせた後、俺の寝室に連れてこい」
ブドリ伯爵はそう言い、館の中へ入って行った
「はっ」
護衛達はその指示を受け、奴隷達を男は館の裏の方へ、女は館の中へと別々に連れて行った
亜人?人間以外の奴ってことか…それよりどっちを追いかけるか…
「うーん…取り敢えず牢へ行って見るか」
ソラは迷いながらも、牢へ行く事にした
追いかていると…
「あれか?」
小さな小屋に辿り着いた
「おい、あれは準備してあるのか?」
奴隷を連れて来た奴が、小屋の隣に居る奴に話しかけた
「ああ、ちゃんと準備してあるぜ…どいつからだ?」
小屋の奴は、火の中から鉄の棒を取り出した
あの野郎、焼を入れるつもりなら…
「お前からだ」
許さねぇ!
俺は一瞬で小屋の奴に近づき…
「火よ、燃え尽きろ」
頭を鷲掴み、掴んだ手から断末魔さえ出せない程の火力で焼き尽くした
「な、何だてめ…」
奴隷を連れて来た奴が剣を抜きながら言うが…
「黙ってろ」
俺は剣を奪い、鎧と一緒に心臓を貫いた
その後、奴隷達に近づき…
「闇よ、拘束を解け」
闇で奴隷達に繋がっていた鎖、足枷、手錠を壊した
「大丈夫か?」
俺は奴隷達に話しかけると…
「あ、ああ。助かったよ、ありがとう」
耳が尖り、美形の…エルフから返事がきた
「なら良かった…取り敢えずこの中に入ってくれ」
俺は空間を開いた
《!?》
奴隷達は突然現れた空間に驚き、困惑したが…
「大丈夫です、これは害がありません」
魔法に長けているエルフがそう言うと…それぞれがナナシにお礼を言ってから空間に入って行った
「さてと…」
俺は空間を閉じ、小屋を開けると…
「成る程、地下へ繋がってるのか」
石の階段が下へと続いていた
取り敢えず降りるか…
俺はそう思いながら螺旋状の石階段を降りて行った
階段を降りきると…
ったく、こんなに集めたのかよ…
「こりぁ、ブドリって奴をボコらねぇと気がすまねぇな」
「あ?…てめぇ誰だ?」
牢のすぐ側に座っていた奴が、振り返った
「うるせ…っ!」
俺は座っていた奴の机の上に置いてある物を見た瞬間殺気立ち、奴に一瞬で近づき…
「おい…それ、誰のだ?」
奴の首を右手で持ち上げながら聞いた
「何の、事、だ」
座っていた奴は苦しみながら、言った
「とぼけるんじゃねぇ…」
ナナシが見た物は…
「これは誰の指かって、聞いてんだ」
大人の指より小さい親指が2本机の上に置いてあった
大体分かるがな…
「あれ、だ」
座っていた奴は、ある人物を指差した
その人物は…牙が少し生えた子供だった
やはりか…
「そうか…もうてめぇには、用は無ねぇ」
ドスッ
ナナシは言葉と共に左腕で、座っていた奴の鎧と一緒に心臓を貫いた
「けっ…闇よ消せ」
死んだ男を亜人を入れていた檻と共に闇の中へ消した
「取り敢えず…あの子供以外はこの中に入ってくれ」俺はそう言いながら空間を開いた
突然現れた空間や、俺の言葉に困惑していると…
「あいつをどうするつもりだ?」
獣人の男がナナシに話し掛けた
「指を治すんだよ」
「そうか…じゃあ、あいつを頼めるか?」
獣人は、少し考えた後ナナシに頼めるか聞くと…
「ああ、任せな」
まっ、頼まれなくても治すがな
獣人は望み通りの答えが聞けると空間の中に入っていた
皆は獣人の男が入ったのを見ると次々に空間へと入っていった
読んで下りありがとうございます




