接触‥‥
ミヨ達は、早速荷物と一緒にユナが言ったルートを通る事になった。
「本当にこのルートでいいの?」
そうミヨが聞いたのは、周りがほぼジャングル状態だったからだ。
「ジャングルみたいで誰も来ないからこのルートなんだよ」
「でもさ‥‥襲われたりしない?狼とか‥‥」
「襲われたら倒して行けばいいよ」
「そう‥‥」
とミヨは、ユナの顔を見てから言った。それから辺りをキョロキョロと見る。
それに気づいてユナが首を傾げる。
「どうかした?」
「ユナ、ノエルは?」
「奴の話は、するな」
そう言うとユナは、スタスタと先に行ってしまった。
―――――――何があったんだろう‥‥一体。
ノエルの事を気にしつつミヨは、ユナの後を追いかけた。
疲れてきたので休憩する事になりユナは、水筒に水を入れる為にどこかへ行ってしまった。
なので二人きり。
「ユナが一人にならないようにって言ったのに‥‥」
と足元を見ながらミヨは、呟いた。
しばらく沈黙が続き、その沈黙を破ったのは、荷物の少女の叫び声だった。
「キャーーーーーーーーーーー!!」
その叫び声に驚いて足元を見ていたミヨは、顔を上げた。
そこには、気絶している荷物の少女と‥‥‥‥
黒い服に身を包んだ‥‥謎の人だった。
「一体‥‥何を?」
勇気を振り絞って出した声でミヨは、聞く。謎の人は、その声に気づいてミヨの方を見た。
気絶している少女を地面に寝かせるとまたその人は、ミヨを見る。
「この子は、違う‥‥邪魔したな」
と言って帰って行こうとする。
「待って!」
それをミヨが止める。
「どうして荷物の女の子を一人一人見て回っているの?」
「探しているからだ」
「だ‥‥誰を?」
その質問の謎の人は、振り向かずにこう答えた‥‥
「初恋の人を‥‥」
‥と‥‥。
それだけ言ってどこかへ行ってしまった。
「初恋の‥‥人?」
ミヨがしばらく謎の人が行ってしまった方向を見つめているとノエルが姿を現した。
「ノエル!?どこにいたの?」
とミヨは、ノエルに駆け寄る。
「道に迷って‥‥」
「一本道だったよ?」
「え‥‥」
――――――なんで迷うの!?
ミヨは、呆れてただノエルを見つめていた。
それからユナが戻ってきて、荷物を届けてから拠点に戻って行った。




