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かにえRの犬も喰わない話  作者: かにえR


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2日目


2日目


皮膚科に行った。


なんでか、顎に大量にNIKIBIができたからだ。

思春期よりも、はるかにヤバいNIKIBIである。


医者が開口一番に、言った。


「君、顔がテカテカだなぁ!」


あと五歳若かったら、暴れていただろう。


「君、脂が多いんだよ! ちょっと、腕出して!」


医者がそう言うので、かにえRは袖を捲った。

なんだ? この腕には、油田でもあるのか。


医者は、かにえRの腕を一瞬触った。


「あー! こら、脂性です! 前腕に汗かく人間は、脂性! こら、もう確定! 確定だよぉ!」


そう叫んで立ち上がり、手をゴッシゴシ石鹸で洗った後、念入りにアルコール除菌をした。


「あのねぇ、あなた、ちゃんと顔洗ってる?」


洗ってるに決まってるだろ!


あと五歳若かったら、きっと叫んでいた。


「あとね、うふふ。それを、ニキビって呼ぶのはね、うふふ、十代までなんだよ」


そう言って、カルテを覗き込み、私の年齢を確認する。


あと五歳若かったら、暴れていただろう。

気味の悪い笑みを浮かべて、「うふふ」と笑うことしかできなかった。

「君、顔がテカテカだなぁ!」

という言葉が頭の中でリフレインする鏡の前、医者に言われたルーティンをこなす。

そして二週間後。

NIKIBIは、綺麗さっぱり、消滅した。

……失礼な医者、侮ること勿れ。




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