現想
『グロ注意です』
『それでは本編へどうぞ』
バスに揺られ窓の景色を見た。代わり映えのしない背景。人の手が加えられた都市から離れて村へと向かう
揺られ揺られ……バスは止まる
「……」
バスから降りると走っていき、バス停の傍に生えている雛菊を見た
「行こっか……一人暮らしの為に……」
私は歩いて引き取って貰った家族が用意した家へと向かった
暫く歩くと白い肌の少女とすれ違って
「私の夢想へ……」
その言葉が聞こえて振り返ると誰も居なく、道の端には雛菊が咲いているだけ
「……」
暫く歩くと住む家に着き中へとは居る。特に掃除とかはされて無さそうだけど……住める分には問題ない程だった
散歩がてら見回る事に。学校の場所とかも……何があるのかを
時折住人とすれ違い挨拶等をして……
「素敵な場所でしょ?」
振り返ると白い肌の少女が立っていて
「そうだね。それで……この夢を見せてどうしたらいいの?」
私が聞くと
「見ていれば分かるよ。もうすぐ私が来るから……」
そう言うのと同時に風が舞い上がり髪を抑える。そして再び見ると不思議そうな顔をした白い肌の少女が居て
「お客さん?」
そう不思議そうに聞いてきた
「……」
私は目の前の彼女を見続けてしまい、返答に遅れてしまう
「お姉ちゃん?」
首を横に振って
「ここに住む事になる……橋姫累です……貴女は?」
彼女は微笑み
「雛菊結。そっか。新しい住人なのね……明日お祭りだから来てね」
そう言って手を振って来た道を帰っていく。それを見届けて
「彼岸花……か……」
聞こえない声でそう呟いた
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次の日になり祭りが行われていた。来て欲しいのか一先ずは向かう事に
昨日準備されていたけど……どう言う祭りなのかは分からない……けど、街の人も来てるからこの祭りは結構賑わいは有るみたい
眺めつつも彼女を探しつつフラフラとした
その時に彼岸花が目に入り道沿いに並んで咲いている
「……」
目を伏せてから目を再び開けるが変わらず咲き続けてる
理解こそ出来てるが最悪の事が無ければ良いとは思う……
「お姉ちゃん?」
振り返ると結が立っていて
「来てくれたの。嬉しい。でもそっちは行ったら駄目だからね」
そう言って私の手を引っ張り引き戻された。何があるのかは分からない……
けど、あの彼岸花を見る限り……何かあるのは間違いなかった
「この祭りは何なの?」
彼女に聞くと
「ヒナギク祭。昔、幼い少女がこの村に起きた災害を止める為の贄となり、その少女を供養する為にヒナギク祭が出来たの」
……
「そう」
それだけ言うと
「それじゃ、お姉ちゃんまたね」
そう言って走って人混みの中に。なんと言うか不思議な感じがした
ただ……彼女には彼岸花が無数に咲いていて……もうすぐ死ぬのが分かる
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さっきの場所に。彼岸花が咲いている場所へと戻っていた
気になったと言うよりかは……家族がこっちに行きたい、確認したいと言って聞かなかったからのが強い
だから歩くと一気に空気が変わって気が付くと夜になっていた
「歪み……?」
歩いて行くと彼岸花の量が多くなり……やがて廃神社が佇んでいた
酷い悪臭と血の匂いが鼻を突き刺し手で抑えて歩く
家族は何かに対して警戒と言うよりかは殺意を放っていて
「言ったのに……」
結の声と共に意識が暗くなった
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目が覚めると血だらけの結が紐で縛られ虚ろな目で私を見ていて
「にげ……」
その瞬間に頭がぱっくりと分かれて、脳みそが露出し落ちた
それと同時に扉が開くと黒い靄が何かを包み、包み込んでいる何かの手には刃物が握られて私に迫ってくる
「これが最後の記憶……」
そう呟いた瞬間に意識は暗転した
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廃神社にて、二人の少女の死体が見つかる
一人の少女は刃物で四肢を切断し、頭を床にし頭が真っ二つに分かれて脳みそが置かれていた
腹を割いて臓器を取り出し、規則正しく並べて人の形を作っていた
そしてもう一人の少女は……四肢以外の全てが細切れとなり原型をとどめず、頭は細切れの上に置かれて、またしても脳みそをその前に置いていた
「惨たらしいですね……」
一人の刑事がそう言うと
「……」
言葉を失う、その残虐性に不快が混じった感情となり
「直接的な死因は……彼女はショック死、もう一人は不明です」
それしか分からない。犯人の意図などこの場の全員……或いは村の住人ですら分からないのだから
『解説』
『基本です。ここから最後だけ変わります』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』




