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その後のネコにゃん

 僕はネコにゃん。可愛いトラネコだにゃん。


 長い間、悪魔コツリの魔法で悪い妖精にされていた僕は、願いが叶って幼馴染のノーナしゃんと結婚する事になったにゃん。


 ノーナしゃんは、可愛いにゃん。食べちゃいたいくらいだにゃん。


「ネコにゃん、幸せになろうね」


 ノーナしゃんが会心の笑顔で言ってくれたにゃん。


 そして僕達は結婚式を挙げて、お役所に婚姻届を出しに行ったにゃん。


「残念ですが、猫と人間は結婚できません」


 お役所の係りの人に冷たく突き放されたにゃん。


 僕は号泣したにゃんよ。もう、死ぬしかないと思ったにゃん。


「仕方ないわね、ネコにゃん。人間と猫でも結婚できる国を探しましょう」


 ノーナしゃんが言ったにゃん。


「うん、ノーナしゃん。探そう、二人で」


 僕らは旅に出たにゃん。


 でも、二ホンじまのどこにも、猫と人間が結婚できる国はなかったにゃん。


「じゃ、そういう事で」


 ノーナしゃんはそう言うと、旅の途中で知り合ったソウヘイというイケメンとバイクで走り去ってしまったにゃん。


 僕はまた号泣したにゃん。


 しばらく泣いていたら、


「そこな猫、待て」


と声がしたにゃん。


「え?」


 デジャブ? 怖くなった僕は走り出したにゃんよ。もう悪い妖精にはなりたくないにゃん!


 でも逃げ切れなかったにゃん。


 僕はそいつに捕まったにゃん。


「オーホッホッホ、この私から逃げられると思ってんの、バカ猫がああ!」


 振り返ると、そこにいたのは、ボンデージ姿で鞭を持ったまるで少し前のにしおか○みこみたいなオネイさんだったにゃん。


「痛くしないでね」


 僕はすかさず腹を見せて服従を誓ったにゃん。

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