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コンラの朝食

 コンラはその昔、魔王と呼ばれた大魔法使いです。でも決して焼酎ではありません。


 ましてや、杉田○おるではありません。もちろん、「格付け」にも出ていません。


 今日は恋人のカジューが仕事で一日不在です。


 コンラはゆっくりと目覚め、遅めの朝食をオープンテラスで摂ります。


 もちろん、優しいカジューが早起きして作ってくれたものです。


「おいしいわ、カジュー」


 ツンデレなコンラは、カジューに面と向かってお礼を言ったりしません。


 もちろん、料理を誉めるなんて絶対にしません。


 ガリッ。


 不吉な音がしました。


 コンラが口の中から取り出したのは、小石でした。


 庭で作っている野菜を収穫した時に紛れ込んだのでしょう。


 コンラはニコッとしました。


「カジュー」


 とても嬉しそうです。


「帰ったら、お仕置きね」


 指先から、ちょっとした家が全焼しそうな炎を出してみせるコンラでした。

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