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番外編 私が美人武闘家カオリンですわ!

 私はカオリン。武闘家ですわ。


 顔はスケバン刑事デカと家なき子に似ていると言われた事がある、所謂いわゆる美形ですわ。


 え? 年齢? 死にたいのですか、あなた?


 ホホホ、冗談ですわよ。まだ二十代ですわ。


 でも、若い方が多いこの世界では……。


 コホン。


 歳の話はやめましょう。


 私は、この世を闇で覆い尽くそうとしている魔王コンラを倒すために旅をしている勇者様を探しています。


 勇者様は美形らしいのです。


 私の美貌で一コロで、私は勇者夫人です。


 今の話は内緒ですわ。


 


 私は生まれ故郷のヤーマト王国を出発し、勇者様がいらっしゃると言われているマングー王国を目指しましたわ。


 過酷な旅でした。途中でたくさんの男達に追いかけられ、国王に結婚を迫られ……。


 誰ですの、妄想と言ったのは?


 必ず探し出してお仕置き致しますわよ。




 そして私は、遂に念願の勇者様に追いつきましたわ。


 ……。


 会うまでの思いが大き過ぎたせいで、実物は「残念」な方に見えてしまいました。


 でも勇者様なのは間違いありません。


 むしろ、こんな感じの人の方が落としやすいですわ。ウフフ。


 それはともかく、勇者様に同行しているリクとかいう訛りの酷い男がウザいのです。


 私に一目惚れしたとか。


 まあ、仕方ないのですけど。


 罪な女ですわ、私は。


 魔王コンラを倒すのが先か、勇者様を落とすのが先か。


 楽しい旅になりそうですわ。


 オホホホ。

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