表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

「推しで生きる人生は虚しい」と言われた話。

「推しで生きる人生は虚しくなるよ」

そう言われた。実際に友達になれるわけでも恋人になれるわけでもない相手を一方通行に想い続け、それを中心に生きる生活はいつか虚しくなると。今は若いからなんとでもなる気がしても、年を重ねて自分は若くないことを実感した時に、推し以外に頼るものがないことを。友達と遊んだり、色々なことに挑戦したり、そういう事に時間を割かなかったことを後悔すると。何より推しを失ったら何もかもなくなってしまうと。


そう言った、その相手自身も推しを拠り所にし生きているから、私の行く末が見えて心配で、安心できないと言われた。


それで色々考えてみて、その結果…。

完全に私個人の意見だけど、そうなのかなって思ったところと、そうじゃないなって思ったところ、両方あった。


下野さんと出会う前…アニメや物語のキラキラした世界でなんとか生き繋いでいた頃なら、確かに全てその人の言う通りだったかもしれない。

私にとって、物語の世界は見たくない大嫌いな現実の世界を「忘れさせてくれる」存在だった。だから、それだけで生きてたら、それを失った時に生きてはいけなかったと思う。


でも、下野さんは…辛いこと、悲しいこと、目を逸らしたいことを、忘れるんじゃなくて癒してくれる。その後に、頑張るパワーを与えてくれる。

大嫌いな世界を「忘れさせてくれる」んじゃなくて、「好きにさせてくれる」存在なんだよな。


誰より大好きな人が、楽しんでこの世界を生きてる。そのことが、ロクでもないと思い続けていた、今生きる世界そのものに希望を持たせてくれた。


だから、死ぬ程コミュ症の人間不信で友達なんか必要ないって思ってた私が、人と仲良くなりたい。好きになりたい。話したいって思うようになったし、推し活以外でも自分が好きと思えること、楽しいと思うこと、したいことも見つけられた。


「推しを失ったら何もかもなくなってしまう。」

それについても考えた。というより、今までも私自身そのことについては考えてきた。

…本当に、想像したくもない未来だけど。親ほどに歳が離れてる下野さんは、いつかきっと私より先にいなくなってしまうわけで。その時はきっと、筆舌し難いくらい…経験したことないような苦しい気持ちに見舞われると思うけど…。

でも、そこで私の人生が終わるわけじゃないし、終わらせたくない。私は下野さんのおかげで、下野さん以外の沢山の人やものを好きになれたし、これからもっとずっと好きになる。そうやって得たもの一つ一つが私自身の人生を彩ってくれると思うから。


それに、例え下野さんがいなくなってしまったとしても。そのお芝居や声は作品の中に、笑顔も生きる姿も映像の中に、形を持って残り続けるし…。

何より下野さんがくれた全ては、灯火みたいに私の心の深いところに宿ってる。それはきっと、永遠に消えないで私の歩いていく先を照らし続けてくれるんじゃないかな。


だから大丈夫!!私は下野さんを全力で大好きな気持ちも、追いかけてる時間も、虚しいなんて思いたくないし、後悔したくない。それを後悔せずに生きていけるだけのエネルギーを私はもらってるし、そのエネルギーで、私は私の歩んでいきたい道や目指す場所を見つけていくことが出来るから!!


一方通行?確かに、いち個人としての自分の気持ちを、「好き」を認識されることなんてないだろうけど…そりゃそうよ。推しとファンなんだから。いいじゃん!!!推しとファンなんだから!!!(大事なことなので2回言いました)


私達は推しが大好きで。大切で。たくさん感謝して精一杯応援して。元気をもらって。

推しが私達ファンを想い、考え、喜ばせてくれて。「ありがとう」って言ってくれて。

その気持ちのやり取りができることが、すっごく幸せだって忘れずにいられたら…少なくとも私は、それでもう充分!って思う。


…なんて。ある人から言われた言葉への、自分なりの考えと答えでした。

毎度ながら、長々すみませんでしたっ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ