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引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
92/178

最初から勝ち目はなかった

僕は取り調べ?を終えて保健室にいった。

おそらく、そこに川口さんが寝ているだろう。

そういえば、あの3人はやはりうちのクラスメイトだろうか?

犯人の目的は?

動物を殺したのはそちらに注目を向けるためか…

何にしても模倣犯等ではなく、共通して同じ犯人達がやっているに違いない。


ガラッと保健室を開けるが先生はいない。


「川口さん?」

僕はベッドの方に近づく。

返事はない、まだ意識が戻っていないのか…



そう、甘かったのだ。

警察がいるから今日は大丈夫という安心感。

それは死神に取っては関係のないこと。

むしろ、それは死神にとって蜜の味なのかもしれない。

やつらは人を嘲笑うのが大好きだ。

安心感なんてすぐに壊してやる。


ベッドのカーテンを開けた僕は言葉を失っていた。


首のない川口さんの遺体が丁寧に横たわって寝かされていた。


「な、なんでだよ…」


ダメだ、僕に勝ち目はない。

お前なんかには私は捕まえられない…

そう言われた気がし、僕はそのまま意識を保てなくなっていた。

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