真相は
僕は、辺りを見渡しながらこっそりと安田刑事の家を出た。
この手帳に何かヒントが書いてあるかも知れない。
僕は急いで自宅に戻った。
自分の部屋に入って手帳を開く。
するとヒラリと何かが落ちた。
なんだ?写真…
写真には司書さん、管理人さんと小さい頃の安田刑事か?が写っていた。
もう一人は知らない女の子…どこかでみたことがあるような女の子だった。
誰かに似ている。誰だ…思い出せない
しかし、なんでこんな写真が…
「そういえばおばあさんが小さい頃から知ってるって言ってたか…」
手帳を一枚、一枚丁寧に読んでいく。
過去の首切り殺人について、安田刑事なりにまとめたメモが沢山そこには書かれている。
しかし、犯人の確定までには到達していないようだ。
手がかりなしか…しかし次のページを開いた時だった。
俺はもう耐えられない、こんなことはもうごめんだ。
俺は自首をする。
みんなおかしい。俺はまだ死神にはなりたくない。
「なんだ、このメモは…」
安田刑事は犯人だった。
その事実は本当だった…
何でだよ…
でも自首をしようとしたのに自殺?
自殺…嫌、安田刑事は犯人であり別の犯人に殺された?
だとしたら警察に犯人がいるのは間違いない。
誰だ。あいつか?あの名前を思い出せない刑事。
いつも現場に現れるあの刑事だ。
間違いない。