表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
66/178

あなたは誰?

私は食べ終えたコンビニ弁当をゴミ箱に捨てる。


「えっ」


勢いに任せて捨てた北條のスマホがなくなっている。

お兄ちゃんか?


私がスマホを盗ったことがバレた?

殺される…


ぎぃぃぃ

お兄ちゃんの部屋の扉がゆっくりと開く。


手には北條美咲のスマホを持っている。


私は恐怖で声が出ない。

お兄ちゃんは私に近づいてくる。

何か攻撃できるものはないか。


「沙夜…」


「あ…」


「スマホの中身はみれたか?」


「え、あ、暗証番号がわからなくて…」


「そうだよな、僕も試したけどダメだった、パソコンで解析できる方法とかあるかな?」


「ど、どうだろう?そういうのってお金がかかるんじゃない?」


「そうだよな…本当は警察に提出して解析してもらうのがいいんだろうけど、警察は信用できない」


「そ、そうね。安田刑事のこともあるし」

あなたは誰なの?私のお兄ちゃんなの?

喉元まででかかった質問を止める。


「犯人はいったい僕にこのスマホを渡してどうしたかったんだろう」


「わ、わからない、そ、そうだ。お兄ちゃんご飯食べる?コンビニ弁当だけど」


「ああそうだね。食べようかな」


「ねえ、お兄ちゃん…あなたは誰なの?」





お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ