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引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
63/178

翻弄

「お兄ちゃん!!」


「沙夜」


「なんて格好してんのよ、どうしちゃったの?」


「沙夜、お前か?お前なのか」


「な、なにがよ」

沙夜が後退りする。


「さっきの電話はお前か」


「は?電話?何言ってるの?意味わかんないんだけど」

沙夜は瑛人が手にしているスマホに気づいた。


「ちょっとそれ?誰のスマホよ」


「とぼけるな、お前が投げてきたんだろう、北條美咲のスマホを」


「ちょっと本当に何いってるの」

瑛人の手が沙夜の首に向かう。


「ちょっ、く、苦しい、やめてお兄ちゃ」


沙夜はとっさに瑛人の股間を蹴る


「がはっ」

瑛人がその場に崩れる。


「げほ、はぁはぁ、何考えてんのよ、何で私を殺そうとしてるのよ」


「何でよ、私はただ歩いてただけなのに、そしたらパジャマ姿のあんたを見つけたから声をかけただけよ、ふざけないでよ」

沙夜は一気にまくし立てた。


周りの人達がざわついている。


ギロリと瑛人が沙夜を睨み付ける。


「何よ、私は殺されるようなことはしてないわよ」


「犯人から電話がかかってきたんだよ、公園にいくといいって、そしたら北條のスマホが投げ込まれて、そこでお前が現れた。お前が死神なんだろう」


「何、こいつ。本当にふざけんな」

沙夜が瑛人の顔面を蹴りあげる。


瑛人は顔面をおさえてのたうち回る。


「もうあんたなんか死んじゃえばいいのよ」

沙夜は走ってその場を立ち去った。


残された瑛人は立ち上がることなく動かない。


騒ぎを聞き付けた警察がやってきた。


「また君か…」


「パトカーに乗ってもらうよ」


瑛人は両脇を刑事ふたりにおさえられてパトカーに乗せられた。

お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

瑛人は完全に壊れてしまいました…

この後どうなるのでしょう

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