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引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
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沙夜の意識

社会から遮断をしていたお兄ちゃんが一時的に元に戻って学校に行った。それどころかファーストフード店まで行った。

お店では事件の話等せずお兄ちゃんは終始楽しそうだった。

それがまた不気味に思えた。


しかし翌日から、またお兄ちゃんは部屋にとじ込もってしまった。

どうなっているのよ。


どれが本当のお兄ちゃんなの?


私はお兄ちゃんの部屋を見ながら問いかける。


返事はない。


「私学校に行くから」


やはり返事はない。


私は学校に行った。


今日はお兄ちゃんがついてくることはない。


昨日のお兄ちゃんは誰?


私の知っているお兄ちゃんはどこ?


私まで壊れているの?


私は空を見上げる。

空は雲ひとつない青空だ。


私は正常よ…


この町がおかしいのよ。


返してよ。私のお兄ちゃんを…私はとぼとぼと歩く。


学校…行きたくないな


今日はもういいや


私は目的もなくただ歩き始めた。




この話しは60話の沙夜視点でのお話です。

前回と同時間帯で進んでいます。

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