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引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
52/178

壊れる心

「お兄ちゃん、落ち着いた?」


「うん、ごめん。ずっといてくれたんだな」


「うん、心配だったから」


「ごめん」


「謝らなくていいんだよ。もう少し寝てて」


「ああ、そうするよ」

僕は目を閉じた。


もう誰が死んでもおかしくない。


沙夜、沙夜は?沙夜はどこにいった。


僕は慌てて部屋の扉を開ける。


「どうしたの」

沙夜は、びっくりする


「もう誰も失いたくない、沙夜がいなくなってしまう気がして」


沙夜は僕を優しく抱きしめる。


「大丈夫、私はお兄ちゃんの側にずっといるから、だから今はちゃんと休んで」


「ああ、わ、わかった」

ふらふらと自分の部屋に戻っていく。


沙夜は黙ってそれを、見つめる。


「今日のご飯は何にしようかな」

沙夜は独り言を言ってスマホゲームをやりはじめた。



お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

主人公が段々と壊れて行くのか、立ち直れるのか…

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