表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
34/178

メール

「ただいま」

ガチャリとドアが開く。


「おかえり沙夜。昨日はごめん、なんだか頭が混乱しちゃって」


「うん、いいの。元のお兄ちゃんに戻ったんなら」


「それとさ、また北條の現場に行ってみたんだけど、川の所に指が見つかった」


「指!?」

未来はギョッとした顔をする。


「うん、安田刑事に連絡して鑑識に回してくれるって、本当は結果を教えることはできないけど、内緒で教えてくれるってさ」


「すごいよ、お兄ちゃん。これで犯人につながるといいね」

沙夜が抱きついてくる。


沙夜のブラコンもそろそろ治していかないとな…でも悪いき気はしないけど…いやこれはむしろ僕のシスコンの問題か?


「ねぇ、お兄ちゃん。その刑事さん、殺されないよね」


僕はギョッとした。


「どうしたの?いきなり」


「昨日のお兄ちゃんじゃないけどさ、事件に関わりすぎるとみんな殺されちゃうからさ」


「よくよく考えたんだよ、もしそうなら僕たちはとっくに殺されている、それにあのライターが殺される前の二人の被害者は連続殺人に関わってたとは思えない。なんと言うか無差別殺人な気がしてならないんだ」


「確かに殺人の仕方は同じだけど、被害者に共通点は見当たらないね」


「私もう一度SNS見てみる」


「ああ、僕は今までのことをもう一度整理してみるよ」


ピロン メールがなった。美咲ちゃんだ

[犯人がわかりました、明日直接犯人に会ってきます]

僕はあわててメールを返す

[犯人って誰?直接会うなんて危険だよ]

[今はまだ言えません]

[明日になればわかります]


「沙夜、美咲さんから犯人がわかったってメールが」


「え!!犯人は誰なの?」


「それが教えてくれないんだ、明日直接会うって」


「そんな、危険だよ。今すぐ美咲さんに会いに行こう、お兄ちゃん」


「ああ、行こう」


僕たちは慌てて外にでた。

お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ