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引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
瑛人編
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きっかけ

「こんなところにファーストフード店があったんだ」


「知らなかったんですか?」


「ああ、僕は引っ越してきてからそんなに立ってないから」

そういえば自己紹介もしてなかったな。


「あ、僕の名前は南川、南川瑛人です」


「知ってます、あなたのお父さんの件も、私は北條美咲です」

僕はドキリとした。なんで父さんのことを知っているんだ。


「私はお兄ちゃんと、お姉ちゃんを殺されました、多分あなたのお父さんと同じように首を切られて」


「そうだ、僕の父さんも同じだよ」


「それで、何かわかったんですか?」


「えっ?」


「だって、わざわざ呼び出したってことは何か知ってるんじゃないんですか?」


「いや、それがあまり情報がなくてさ、君が何か知らないか聞きたかったんだ」

僕は申し訳無さそうに言った。


「なんだ、そう言うことですか、私もこの事件について調べようとしましたけど、お姉ちゃんが殺されたときにお兄ちゃんに止められました」

ガッカリしたように言う。


僕はなんだか申し訳ない感じになった。

あ、そういえば


「この町の都市伝説みたいなのは調べたよ」


「都市伝説?」


「うん、この町では毎年、1人、人が殺されているって、君のお兄さんも言ってた」


「そうなんだ、お兄ちゃんはそんなこと言ってなかった」


「それは多分君を巻き込みたくなかったからだったと思うよ」


「でも、そんな事件知らないですよ」


「えっ、でも確かにお兄さんは毎年毎年って言ってた」


「そうなんですか、私兄の部屋に何かないか調べてみます」


「僕ももう一度、色々調べてみるよ」


とりあえず、僕たちは連絡先を交換した。


するとメールが入った。

【お兄ちゃん今どこですか?早く帰ってきてください】


やば


「ごめん、妹から連絡きた。帰るね、それと今日のことは妹には言わないで」


「あ、はい。それと妹さん…怖くて話しかけられないから大丈夫です」


沙夜そんなに話しかけるなオーラ出してるのか。


何もわからなかったが、もしかしたら北條の部屋から何か見つかるかもしれない。


僕は期待を持ちながら家に帰った。



お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

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