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引っ越した町は悪に満ちている  作者: まなた
沙夜編
168/178

殺人鬼は消えない

真奈美が目を覚ますと、刑事たちに囲まれていた。


「くっ」


「相良真奈美さんですね?」


「…」


「君を高校連続殺傷事件の容疑者として逮捕する」


「…」

なぜだ、なんでこんなことに…こんなはずじゃない


「この袋の中身についても話してもらいますよ」


「…」


「黙秘を続けるつもりですか」


真奈美は手錠をかけられパトカーに乗せられる。


「何で、こんなことに…早く実行にうつさねば」

男は走って森の中に行く。




「結局、首を突っ込んじまったな…てかよ、あんなことして大丈夫なのか」


「私は逮捕のきっかけを作っただけよ、あとあの子も助けられたし…」


「そういうもんかねぇ」

無精髭を生やした男はタバコをふかす。


「でも、こんなことになるならもっと早く助けて上げればよかったよ」


「まぁ、どちらにしてもまだ終わってなさそうだが…これ以上は無理だぞ」


「うん、ありがとう。叔父さん」


叔父さんと呼ばれた男は車に乗って走り出した。



「君はなぜ、あんな物を持っていたんだい?」


「…」


「あの首は南川早苗さんとお母さんだね」


「…」


「ふぅ、困ったな。南川瑛人君を殺したのも君かい?」


「…」


「とにかく、高校での殺傷事件は証拠が明白だからそっちで逮捕はするよ。それからゆっくり話を聞かせてもらうよ」


真奈美は留置所に入れられる。


どうして…私が捕まるわけがない。


あの時誰かに殴られた。


それが、状況を狂わせた。


瑛人くん…助けて


警察署内が騒がしい…また事件かしら


安斉山高校


男はすたすたと高等部に入っていく。


そして、保健室をノックする。


「はい、誰?ケガでもしたの」


保険医は保健室の扉を開ける


「あ、あなた…なんで、うっ」

腹部に痛みが走る


包丁が刺さっていた。


「ぐっ、な、なんで」


男は保険医を滅多刺しにする


「時間がないんだ、あの子を助けないといけないから」


男は包丁をおいて走り去っていく。


俺の返り血を浴びた姿をみた生徒が悲鳴をあげる。


顔は隠しているからすぐにはわからないだろう。


男は再び森に入っていく。


後1人、スーパーの店長だ。


あいつを殺して呪いは終わりだ。


男は着替えをすませて、再び歩き出す。


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