再開を望む
僕は沙夜と一緒に学校に向かった。
僕はふと思った。
「そういえば、僕クラスどうなるんだろう?」
「あ、そうよね、でも何人かは生きてるんでしょ」
「多分、じゃあいつものクラスか」
「なんかすごい会話してるわよね、私たち」
「確かに、感覚が麻痺してる気がするよ」
「まぁ仕方ないわよ、いじめられないようにね」
「大丈夫だよ、無視くらいなら別に気にしない」
「いじめられたら私に教えてね」
「妹に僕いじめられてるんだ、なんて言えないよ」
「いいじゃない、いじめるやつがいたら私がボコボコにしてあげるから」
「空手はケンカに使っちゃいけません」
「はいはい、冗談よ」
「じゃあな」
「うん」
僕は高等部の建物に入る。すでに周りの人間がざわざわしている。
僕は気にせずクラスに向かう。
そして、クラスに入った。
クラスを見渡すと、5~6人程の人がいた。
こっちをみて、警戒をしている。
やっぱりそうなるか。まぁ、関係ない。自分の席に座る。
しばらくすると、担任が入ってきた。
やはり僕の存在に一瞬言葉を失う。
「お、おはよう南川、元気になってよかったよ」
「はい、おかげさまで」
ちっめんどくさい。お互い思ってもいないことを話すのはバカみたいだ。
約束の時間は午後2時
お昼になったら学校を抜け出す。
そして、真奈美さんに会いに行こう。
クラスには緊張感が常に走っていた。
やっと昼になった。
僕はそそくさとクラスをでた。
僕は約束の場所に向かう。
僕はワクワクしていた。
やっとこの日が来た。
真奈美さん待っていてくれ。
犯人は母さん、安田刑事、管理人、あとは誰なんだ。
教えてくれるよね、真奈美さん。
僕は目的地に向かう。
その様子を見ている人物がいるのも知らずに。
「おやおや、これはどうなるかねぇ」
「相手は曲者だからね、少し様子をみるしかないだろう」
「私たちにたどり着きそうだけど、どうしようかねぇ」
「まだまだ、大丈夫だと思うよ、証拠が揃ってないだろう」
「でも、私たちは止まれないのよ、あのこのためにね」
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