テンパとストレート
ファンタジーセカイのとあるばしょ。
ふたりのにんげんが、ヨルのいせきにいます。
いせきには、みたことのないモジがあります。
モジのなまえはカンジ。
うしなわれしブンメイのいひんです。
ふたりはカンジのまえで、はなします。
まず、はなしはじめたのはテンパ。
「これがカンジ。かくかくしてるね」
つぎに、はなしたのはストレートでした。
「そうだろう!かくかくだろう」
テンパはストレートにききます。
テンパがゆびさしたのは、 燃 です。
テンパはそのときクシャみをしていました。
となりのモジをゆびさしてしまいます。
「これはなんてヨむのくしょい!」
テンパのテは 萌 というカンジを指差しました。
ストレートは、
「ごほんっ。それはモエというカンジだな」
とこたえました。
テンパはゴクリとツバをのみこむと、ストレートにいいました。
「これ、マホウジンにつかえるかな?」
テンパはアホのコなので、 萌 というカンジを 燃というカンジだとゴカイしています。
ですが、ストレートはゴカイしていると、きづいていないようです。
テンパはカワリモノだなと、かんがえながら。
「マホウジンができるだろう」といってしまいました。
ストレートのこのハツゲンは、カンジがフッカツしたのちのヨ。マホウのカノウセイをひろげることになります。
そのはなしは、またこんど。
ロウキュウカにたえられなくなったイセキが、
ヒメイをあげています。
ストレートがヒメイをあげます。
ストレートはこしをぬかしているようです。
「たすけてくれっ!こしがぬけた」
テンパはのんきにガレキをくだきます。
そしてファイヤーマンズキャリーで、
ストレートをかつぎました。
「しょうがないですね。これはカシですよ」
テンパはタイリョクオバケ。
ガレキをよけながら、でぐちにはしります。
よけられないガレキはアタマでふんさい。
でぐちをでると、イセキはくずれました。
ストレートがなげいています。
「イセキがぁあああああ!!!」
テンパはストレートのかたに、
そっとテをおきました。
「セカイにはしらないイセキがまだあるよ」
テンパやさしくほほえみながら、
カタテでヒライブツをうけとめました。
「これってなんてモジ?」
ストレートはナミダをふきます。
そして 終 というモジをみました。
「これはおわりというモジだな」
テンパ
タイリョクオバケ
トンカチあたま
ストレート
ガンタイ
ナゾのほんやく