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紅月に産まれる獣達~Vendetta ed espiazione~  作者: 羽鳥月桜花
紅に挑むもの
1/10

prologue ~紅月に飲まれた街

これから、宜しくお願い致します。

 西暦2136年。

 優しく人々を照らしていた黄金色の月は消え、血のように赤い、紅い、緋色の月が現われた。

 紅い月に照らされた街は、人々は、それまでの日常を失った。

 紅い月の光を浴びた人々の大半が、未知の能力を手に入れた。


 ある者は、指先一つで他者を切り裂き、またある者には、自然を意のままに操った。そして、能力を得なかった者は、能力者に怯える生活へと変化していった。


 能力を得た者も、明暗に分かれる。

 己の能力を受け入れ、その能力をうまく使いこなす前者と、突然訳も解らず得てしまった能力に怯え、力を抑えられず能力に呑み込まれてしまった後者。


 そして、人はいつしか夜が来るのを恐怖し、元凶となった紅い月を



紅月(くれづき)



 と、呼ぶようになった。

 何故、紅月が現われたのか、紅月は一体何なのか、誰も何も明かせぬまま、刻は過ぎていく。

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