表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/161

いざアナザーワールドへ

渚の口調を変更します。

 「・・・緑川風太。焦らなくても大丈夫よ。まだ竜はいるわ。」

 「!・・・あと何体いるんだ?」

 「四体よ。火竜かりゅう土竜どりゅう風竜ふうりゅう光竜こうりゅう。この四体が、残りの竜よ。」

 「そいつらも、やっぱり魔力の強い人間を契約候補にしてるのか?」

 「ええ。それが大前提。・・・契約できるかどうかは、分からないけど。」

 先ほどまで不機嫌だった風太だが、ミリィの言葉に安心したのか、機嫌が直っていた。

 「・・・じゃあ、すぐにアナザーワールドに行こう。早く行って、残ってる竜と契約して、風子を取り戻す。」

 「慌てないで。今、エリアスの主は青野渚なのよ。彼女が命じなければ行けないわ。」

 「・・・。」

 再び、風太は不機嫌な顔に戻る。渚に頼むのが、心底嫌そうな顔である。

 「・・・渚・・・その・・・あの・・・。・・・頼む!アナザーワールドに連れて行ってくれ!」

 しばし葛藤した後、風太は渚に頭を下げて頼み込む。

 「・・・。」

 『この男・・・まずは渚に謝るのが先でしょう。厚かましい・・・。』

 「・・・分かった。最初から行くつもりだし。」

 『渚!?』

 「エリアス、お願い。私達をアナザーワールドに連れて行って。」

 『・・・分かりました。私の背中に。』

 エリアスは不満だったが、主の頼みであれば、従わざるを得ない。首を地面に着くまで下げると、背中に乗るよう促す。

 「ありがとう。・・・風太、行こ。行って、風子ちゃんを助けよう。」

 「・・・ありがとう。・・・それと・・・悪かった。」

 「いいから。・・・ミリィさんもどうぞ。」

 「ミリィでいいわ。歳は、あなたと変わらないし。」

 「分かった、ミリィ。あと、私のことも、渚でいいよ。」

 「分かったわ、渚。」

 渚とミリィは、互いを見て、微笑んだ。

 『・・・では、行きます。』

 三人を乗せたエリアスは、大きく羽ばたく。あっという間に、エリアスの身体は地上から遥か上空に飛び上がっていた。

 「!すごい!街が、あんなに小さく・・・!」

 『今から、時空の壁を抜けるトンネルを潜ります。しっかり掴まっていてくださいね。』

 「?トンネル?」

 すると、エリアスの目の前の空間が歪み出す。そして、その歪みは、まるで穴の様になった。

 「!?」

 『では、行きましょう。』

 エリアスは、その穴に向かって行き、穴の中に入って行く。そして、エリアスが完全に入り切ったと同時に穴は消え、穴のあった周囲は、何事もなかったかのように夜空が広がっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ