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サブタイトルってそういうことか

目覚めたら小高い丘の上にいた。眠い目をこすり、あまりの状況の理解出来なさに、眠いどころじゃなくなって、慌てて起きて、丘の上から景色を一望した。草の生い茂る広い平原が見えた。「ここは、どこなんだ?」。こんな物語にありきたりなセリフが自分の口からでてくるなんて。確かここにいる前は、えっと、あれ?思い出せない?おかしい。なにか記憶のヒントになるようなものを探そうとしてもなかなか出てこない。自分の名前がタナカだということ以外に、自分に関する記憶が無い。これは、記憶喪失というやつだ、と結論付けるしかなかった。自分の体の居場所だけでなく頭の中まで、途方もない場所に放り出されてしまったようだ。

 途方にくれていても仕方がないのでこの周辺の散策にでかけてみた。見渡す限りの平原が続いているように見える。鳥が飛んでいたり、虫がいたりするぐらいに他の生き物の姿は見えなかった。自分よりも大きな生き物がのっそりと出てこないかと内心、心配していた。とりあえずこの周辺は自分が命の危険を感じるようなものはいないかなと、ホッとした。でも、そういう場所じゃなければ、無防備に横たわっていることすらできなかっただろう。どれぐらい寝ていたのだろう。僕が無事なのは運がよかったのか?それとも…。

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