完全に我が軍<紅蓮大隊>の敗北か
夜が明け南部領の主ガイエン・・・・其の風体は豪快奔放大男!!
陣地で妻と二人向き合い語り合う
「完全に我が軍<紅蓮大隊>の敗北か」
妻のメイナは頷き・・・ボブカットな赤い髪そして明朗快活な美女!!
「通信遮断を仕掛け大軍でk蹴散らすはずが・・・」
「報告を調べた結論は遮断は此方のみで・・・」
「夜に仕掛けたのも悪手となりましたね」
「ああ<蒼穹泰然>は此方の動きを読み最小で最良を作り出した」
ガイエンは恐ろしさに戦慄が走る・・・
だが一転今度は体を震わせ妻と笑いあい。
「しかし娘達には驚かされる」
「ですね。流れは無条件降伏そして領主の首を差し出し」
「<紅蓮大隊>の解散からの新体制の擁立狙うは南部領の掌握」
「そして失敗責任は新体制に押し付けでしょうね」
「ああ。疲弊した南部領から一切合切の人も富を奪われたろうな」
ガイエンは立ち上がり首と肩をならし
「さて皆と鍛錬でもと俺も娘達を見習うべきだろう!!」
メイアも立ち上がり微笑み浮かべ
「私も一緒に」
ガイエンは振り向き頷き
「ヒエンとシン黒太子戦いは胸が躍る」
「ええ~本当に・・」
ガイエンは抱き寄せメイアの耳元でささやく
「今晩熱くどうだ・・」
メイアは強く盾に首を振る顔は幸せそうに朱に染まり
此処に灯火が灯り・・・
この灯火に導かれ物語は良き方向へ・・・
「ナナエ貴女の息子は本当に素晴らしいイベントを見事に鮮やかに」
男は今までの賛辞から一転悔しさを滲ませ石の寝台で眠る女性に語り掛ける
「あの男も見事に神を引き入れた貴女を救いに」
男は首を振りそして壊れたように笑う
「いえいえそれこそ我が望みなら笑わねば」
都に存在する裏セカイにて男は笑う・・・・男の名はオノベ
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