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なんなのさこれ

 深夜リン達一行は街に入るとメイドに粉振り掛けられ装備は盗られ。

「なんなのさこれ」

「姉貴これヤバイですよ。纏めて先見隊の装備がドロンて」

リンは特務補佐シズエの言葉に頷き・・・

団の中で一番の屈強な男マサに命令する

「マサあんたが頭だ!こいつら率いて注意を引け」

「わかりやした!姉さん達早く離脱してくだせぇー!」

マサは姉さん達が視界から消えると<砦>から武器を出し手下達に取らせ

「いくぜぇー!!てめらぁー!!目標は・・・」

おおー!と武技<気勢>を使い・・・


 シィの目の前には大男が口をぽかんと開けて居る

「アゴが外れそう。大丈夫」

マサはシィに気付き問う!!

「此処何処だ!!」

「何だ!!お前が!!俺たちに何を!!」

シィは迷い泣きそうな子供に接するように

「うんうん大丈夫だよ」

その微笑みはマサの母様を彷彿とさせマサは一層困惑する。

「マサさん、俺らどうすれば俺ら何時牢屋に入れらたんすか!」

マサ達は今牢屋の中鉄格子の向こう側には黒髪!短髪!不思議美少女!

「大丈夫。大丈夫だから。武器を置いて」

それからしばらく後男達はシィに陶酔し絶対服従を誓う


 リンはただ一人このザケンナ!!空間を逃げ惑う・・・

驚くほど美しい深く澄んだ声が鳴り響き渡り

「私の宴どうか心逝くまで楽しんでください」

シズエはこれの理屈がわかったようだが!!

「分かったとたん諦めんじゃないよ」

何聞いても・・化け物・・砦系・・眼に見える範囲全・・なので無限?

「とかなんとか意味不明なけどネタは分かった!!」

ようは<砦>最上位クラスの戦技の使い手で・・・・

下手すりゃ街より広い範囲なだけさ・・・

「来た!!あめぇ!」

壁とメイド軍団を感知<疾走>と<壁走り>で避ける!!

リンは良い感じの高い塔を登り切り・・・降伏を決意。

「マサ・・・あんたが裏切るとは・・・・」

リンは泣き崩れ!!マサは呆然!!シィはよしゃぁとポ-ズ決め!!


 ハフウはシィの奥深さに感嘆する

「シィ殿興味深い」

此処は<城砦>の中の一室内装は豪華絢爛に尽きる

スクリーンに映し出されるシィはカメラ目線!!

ハフウ次いで項垂れているセリアに

「セリア殿シィ殿の姉上として一言」

顔を上げセリアは朗らかに笑い

「良くやったとエールを!!」

ハフウは頷き笑う

「流石です。ご本心は如何です」

セリアは頭を垂れうぅと嘆き

「私の出番最近ないの(泣)」

「義勇軍でも私はのけ者!!」

セリアは起き上がり顔は髪に隠れだがその怒りはヒシヒシと

「全部ヒエンだよ!!なにさ有名だからと」

「ええ義勇軍に入って下さりとても助かりマシタトモ」

「私が会計業務に専念せざる程にお金ががっぽがっぽと!!」

頭を振り回し美しく艶やかな髪が乱れ艶やかに舞う

ハフウはセリア殿は見てて飽きないなと部下に是非欲しい!!

「しかも私の前で”僕のシン”を連発シンは私のだよ!!」

ハフウ何度聞いても飽きの来ない深く澄んだ声に惚れ惚れ

「ヒエンが消えたら!!シンも!!」

「私は良い女ですから笑って送り出しましたよ(泣)」

ぜぇーぜぇーと荒い息を整え

「<蒼穹泰然>と義勇軍が連携も驚いたけど」

セリアは落ち着きハフウに朗らかに笑い

「ハフウ殿がシンの婚約者で良かった初め驚いたけど」

ハフウはその笑顔にシンの婚約者で本当に良かったと思う

「セリア殿これからもお互い協力して行きましょう」

二人は笑顔で頷きあい微笑み会い二人の世界を展開させる


 夜明け前にリン及び盗賊団並び南部特務隊は完全降伏・・・

此処に廃棄都市157防衛は終わる!!




お読み頂き有難う御座います

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