蛇足
使用上の注意
蛇足の使用に当たっては一度本編を読み終えてからの方が適切と考えられるので、まず本編を手にしてください。
なお蛇足の「行」は本編の該当行の目安で(作者の数え間違えや書式変更などで)多少前後していても広い心で利用していただければ幸いです。
そしてお知らせですが、この作品に登場する人物、団体、事件などは、実在の物とは関係がありません。また、たまに物理法則を無視する時もありますが、面白さ優先の法則で、これまた広い心で許していただければ幸いです。
★:全体
元ネタが、読めば一目瞭然だった前回が前回だったので、今回はあそこまでに何があったのかを説明する話となりました。これで内容が『妖精作戦』(笹本祐一)に沿っていれば、和美に文才があったのでしょう。が、そんな実力があるわけもなく、こんな変な話しに…。他にも欲張って、あれやこれや詰め込みすぎたせいで、支離滅裂になってしまった。悪ノリした和美自身がいけないんですけどね。あ、もちろん元の『妖精作戦』は、今作品とは比べるのがおこがましいほどの素晴らしい作品なので、まだ未読の方は書店に直行して、是非お手に取って下さい。
:タイトル
元ネタが漢字四文字だったので、和美の適当英訳でこんな横文字になりました。
:登場人物紹介
今回は前回よりも『~出来事シリーズ』のレギュラーキャラクターに出番が多いので、省略せずに全員分入れておきました。
★回想①
:全体
今回は渚優輝の過去、現在進行形、殺人鬼の呟きの三つで一つの括りにしてみました。これで話が重厚になるかと思えばさにあらず。筆力が至らないのは和美の頭が悪いせい。それにこの手法だと手間が三倍に…(トホホ)
●事件前日までのパート
26行:子供の泣き声が耳障り。
だいたい家庭での虐待はこういったところから始まる。まあ彼の場合は、暴力の矛先が家族ではなく仕事関係に向くのだが。
49行:仕事で嫌なことがあったんだよ。
小学生が平気でこういう言葉を使うのも、安いテレビドラマのせいなんだろうなぁ。
59行:押し入れで寝るの禁止。
和美の実家ではこうでした。みなさんの家ではどうでしたか?
64行:給食が美味しかったこと。
これも和美の小学生の時の経験かな。昨日と同じ今日って、意外に貴重なのだなと思いました。
68行:母の帰宅。
それまで彼女は何をしていたのだろう? 夫の暴力から逃げていたのか、それとも夫の会社へ交渉に行っていたのか? それか、その両方もしれない。
●最初の犠牲者が出るパート
9行:母親と逃げようと考える優輝。
小学生でも男の子は男の子。
26行:よくも~~~してくれたな!
小学生の優輝が理解できないということにしたのは、和美がそこまで考えるのが面倒だったから。いちおう会社の金を使い込んじゃった事務員の女が、優輝の父親に罪をなすりつけたという感じの横領事件が起きているという設定である。
●次の犠牲者が出るパート
6行:扉越しに聞こえてくる様子。
詳しくは決めていない。ただ犠牲者が増えているところから、優輝の母を使って男を呼び出したのかもしれない。餅つきみたいな音は、男を殺害している時のものだろう。
22行:新しい被害者。
女の恋人だったか、愛人関係だったのか、金を使い込んだ原因であろう。いちおう同じ会社の者という設定だが、ホストでもよかったかもしれない。
43行:優輝を脱出させようとする母。
せめて上の子供だけでも無事に脱出させてあげたいという親心が一番強いだろう。
●第三の犠牲者が出るパート
4行:優輝の容態。
外傷性の脳挫傷で痺れなどが出ていると思われる。またこの時の傷が醜く残ったため、以後の場面では帽子やフードを被ることが多くなったと思われる。
16行:押しかけてくるタカコの父親。
娘が行方不明になったら、そらあ心当たりを捜すだろう。居なくなってから渚家を訪れるまで時間差があまりないことからタカコは実家住まいか?
●優輝の父による立てこもり事件が始まるパート
全体:事件自体。
事件の内容は二〇〇七年に発生した愛知県の立てこもり事件を大筋で参考にしている。この年は立てこもり事件が続発した。
46行:そこの交番の者ですがね?
本物は〇〇警察署から来ましたと言うが、そうすると優輝の出身地をもっと詳しく設定しなければならなくなるので、苦肉の策でこうなった。
49行:被害者二人の氏名。
とくに意味はなく適当につけた。漢字も考えていないのでカタカナ表記となった。
95行:父親の猟銃所持。
地元の名家としてステイタスという意味もあるだろう。
107行:お巡りさんの悲鳴。
重傷者というのは結構大きな声を上げ続けたりする。
162行:うるさいぐあ!
実はタイプミス。でも凶人の叫び声らしかったのでそのまま採用。
●立てこもり事件(昼間)
23行:飛行機の音。
おそらく報道関係のヘリコプターと思われる。語り部が小学生の優輝なので曖昧な表現とした。
39行:電波を使った監視カメラ。
愛知の事件で実際にこういう事態となり、警察は犯人が疲れるまで行動が遅れた。結果、重傷を負った警官一名はほぼ見殺しとなり、彼を救助に行った隊員が一名撃たれて亡くなった。後の突入前後は報道管制がかかっているつもり。今では報道関係と「協力」体勢ができている。
●立てこもり事件(夜間)
69行:石油だ!
優輝は小学生なので油の種類が判別できない。ただジャボジャボかけるとなると、そんなに大量に販売してくれるのは灯油に限られるから、ガソリンである可能性は低い。
76行:これだ!
下敷きになっている優輝からは見えないが、おそらく父親が火種を振り回しているのだろう。
83行:警察の突入。
壁の外から聴診器で室内の様子を探っており、事件が急展開したことを察しての突入であろう。もちろん突入班は防弾装備に身を固めているが、至近距離で撃たれたら無傷というわけにもいくまい。致命傷は負わないが着弾の衝撃で骨折ぐらいして病院送り間違いなしだ。また視界が真っ白になったのは強力な投光器で照らされたからである。犯人の目くらましや突入班の同士討ちを避けるためである。
93行:優輝が握りしめた物。
女の携帯に手を伸ばしていたが、母と弟の下敷きになったときに、横にあったライターを掴んでいた、と設定している。
●事件解決後
7行:突入班で無傷だったのは、いないらしいぞ。
既述の通り防弾装備だからといって、まったく怪我をする心配が無いわけではないし、また屋内に突入した全員が爆発的火災にも巻き込まれているはずだし。
13行:首でも括って…。
普通のお巡りさんならこんなことを言う人はいないと思うが、事件でたくさんの同僚が傷つけられている事もあるので、少々乱暴な事が口に出ているとしておく。
15行:ガソリンに散弾銃。
ガソリンは誤認の可能性もあるが、もしかすると優輝の父親が別に用意していたのかもしれない。
28行:解剖されちゃう!
もちろん優輝の誤解である。昔読んだ古典に、生きたまま解剖されかける話があったけど、今の日本ならちゃんと生死判断してくれるはず。
29行:握ったまま。
もしかしたら右手にライターが焼き付いていたかもしれない。
★荘重な快速の奏鳴曲
:タイトル
ベートーベンの交響曲第九番の第一楽章につけられた音楽記号を単純に和訳してみました。他の章タイトルも同じです。
●オープニングが始まるまで
12行:早朝の新宿駅。
前作の『幻影幽霊』が和美なりの『ハレーション・ゴースト』(笹本祐一)だったので、今回は『妖精作戦』(笹本祐一)と同じようになるように狙って書き始めました。ということで、早朝の新宿駅で男の子と女の子が出会うところから始まっています。
29行:映画のハシゴ。
『妖精作戦』の榊くんが早朝の新宿駅に居た理由ですな。
74行:由美子の早朝登校の理由。
『三月の出来事』の『そして…』と同じである。
92行:路線図を見上げていた。
さすがに切符の買い方が判らないのは無理があるので、路線が判らないことにしてみました。ということは学校見学や受験当日は車で送ってもらったのかもしれない。
126行:女装好きの変態。
弘志のことだ。いくら上手に化けても性別によって背骨の角度が違ったりするから、見慣れると本当の性別が判るようになる。
129行:優輝の召し物。
オシャレでしょ。ここでキャスケットを被っているのは、頭部の傷を隠すため。
147行:赤い瞳。
和美の作品では赤い瞳は狂気、白い髪は恐怖の象徴である。
159行:誰かに似てンだな。
おそらく悲惨な過去で歪んだという共通項から弘志のことであろう。
186行:電車の時間を気にする二人。
由美子は遅刻したくないし、優輝は地方出身なので一本乗りはぐれると次がなかなか来ないという経験則から。早朝のダイヤでも地方ローカルよりは本数があるが、優輝はそれを知らない。
195行:女性専用車両。
じつは早朝はまだ大丈夫。しかも新宿発の下りは男性が乗っても怒られない。ラッシュ時間の上り電車だけなのだ。だけどその時間に指定車両は男性が乗りにくくなる。まあ気分の問題だが。
208行:優輝の若白髪。
和美の作品では白い髪は恐怖、赤い瞳は狂気の象徴である。また髪を伸ばし放題なのは、頭部の傷が少しでも隠れるようにだ。
219行:ボクはユウキ。
「ナギサユウキ。キミと同じ仕組まれた子供、フィフスチルドレンさ」となりそう。彼のセリフは、某有名アニメに出てくる某有名キャラクターのパロディである。ここからそういうお遊びを盛り込んでみました。こんな苗字になったのは、もちろん真犯人が誰かを誤誘導するためのトリックである。
241行:由美子のモバイル。
図書室の備品であるが、委員長権限で借りだして、家に仕事を持ち帰っている。このモバイルは『そして…』に登場済みである。
●オープニング
290行:有名な海外ドラマ。
後の説明で、特徴的な五拍子のメインテーマと言っているし、弘志のメッセージからも『スパイ大作戦』である。そのまま今回は劇場版というノリで三戦士のオープニングが始まっています。このまま各章の代表的な場面を先取りして映像が構成されています。お話し的には、予知能力がない弘志が編集した映像と説明するのに無理があるが、ここはドラマ優先の法則で。もちろん弘志が適当に選んだ映像集が偶然今回の事件に関連した物に似てしまったというのもアリだが。
・突入シーン。回想①の立てこもり事件の最後である。
・高い壁の前に立つ人影。この後に合流する正美である。
・制服女子に忍び寄る影。ハジメテヒトリデに対応している。
・机の間から出される足。二巻最初の回想②の転校初日に教室で起きる出来事。
・跳躍する長い髪の人物。非常に快活な諧謔曲で、五郎八が見せたツカハラ跳びのシーン。
・振り下ろされる包丁。レンゾクサツジンに対応。
・「売地」という看板。回想③で優輝が辿り着いた先。
・跪いた少年。あるくように、うたうようにゆつくりとの、司書室で空楽が見せたプレゼントを差し出すシチュエーション。
・動画撮影の赤いランプ。ダイヨンノサツジンでユウキナギサが犯行を撮るシーン。
・星空を向く屈折式望遠鏡。回想④の中学校天文部が行った観測会の象徴。
・暗い道に立つ人物。極めて陽気な変奏曲のラストシーンである。この章は次のダイゴノサツジントショウガイと繋がっているため、同じように次の血飛沫のシーンと繋がっている。
・炎の中に立った少女。合唱の火事でのシーン。炎の中で振り返る少女(舞夕)でもよかったが、場面として見栄えが良いのはこっちかなと思って、叶にしました。
・同じ名前が続くスタッフロール。美術とかは正美にとってもよく似た旧友の名前でもよかったかもしれない。他にもふざけた役職をクレジットしてもよかったかな? 今回のこの『清隆学園の新入生』は、必ずベートーベンの第九を聞きながら作業したので、音楽はそのCDの物になっています。全部合わせると和美の執筆環境が判るな…。ただ、この時に使用していたマイコンはお亡くなりになってしまいましたが。
・ナレーションはもちろんこれを作った弘志であろう。
364行:オープンリール。
最近のMP3とかぬるい録音機材しか使ったことのない若者には使いこなせないだろう。ここでオープンリールが出てきたのは『スパイ大作戦』の有名なシーンのパロディだからだ。
381行:流れてくる中性的な声。
これまた弘志である。でもやはり大平透さんの渋い声で聞きたいよね。フェルプス君とは「スパイ大作戦」のリーダーとうろ覚えに憶えていた名前。調べてみたらリーダーはリーダーでも二代目リーダーの名前でした。
412行:なお、このテープは自動的に消滅する。
あまりにも有名な台詞。『スパイ大作戦』を知らなくても、これを知っている人は多いだろう。
416行:もちろんバックアップなど~。
ここでは由美子の能力としてデータを見つけることが出来なかったということ。後で正美に渡されたUSBでデータが復活するが、そこにデータのロックを解除するプログラムが仕込まれていたのだろう。
●清隆学園高等部に着くまで
440行:北から来ました。
『妖精作戦』に同じ。乗っている電車が違うけど…。
464行:筆頭のバカ。
もちろん弘志のことだ。常連組の中では空楽、恵美子、明実が同じ受験組。由美子、正美、花子が進学組である。留学組は、やはり少なくて有紀だけだ。
471行:言い淀む由美子。
姐さん正直者だから…。今まで出てこないが、平の図書委員にも、個性的な人たちがいる設定。
493行:特別な一人。
もちろん弘志のこった。でも恋愛感情なのか、それとも違う愛情なのか、はたまた憎悪なのかは判らないが。いちおう由美子も女の子なので、こういう言い方をされると恋愛感情と結びつけて考えてしまうが、優輝がそうとは言っていない点に留意。
508行:本社を構えている駅。
聖蹟桜ヶ丘である。都心から清隆学園のモデルとなってくれた母校までは、ここからのバスが便利である。
535行:たくさんのバス。
九州のバスターミナルなんかの方が大規模だったりするが、優輝は東北の過疎地出身という設定なので。
546行:いつものクセで…。
日本人はワークホリックですから。
567行:電車の乗り換えの関係で…。
昔だったら格安で深夜運行する長距離鈍行列車がいっぱいあったが、いまでは絶滅状態だ。深夜バスが早朝過ぎる時間に到着する方があるので、そちらの方がよかったのかもしれない。
610行:由美子のカード。
パスモかスイカであろう。和美的にはスイカの可能性が高いと思っている。由美子の住まいが新宿なので、JRの利用が多いだろうからだ。
633行:理学部以外は…。
普通は逆で、理学部が八王子の山の中に引っ越している大学が多い。やはり器材の更新という意味合いもあったのだろう。清隆大学が逆なのは、理科系の大規模施設が高等部の近くにあった方が、色々な話を作れると思った、和美の都合。
642行:花柄に塗ろうと…。
和美の実家近くにある府中刑務所が、ずっと無愛想な灰色をしたコンクリート壁だったが、ある日いきなりカラフルな花柄に塗りだしてビックリしたものだ。
649行:朝日を浴びて校門の前に立つ人影。
オープニングのシーンである。
●図書室でお茶を淹れるまで
827行:こちらが本物のようだ。
おそらく前日の段階で偽物とすり替えておいたのだろう。
901行:由美子のカリカチュア。
仲間内で言う「ブジバラダー」である。仲間内で大流行した。最初に描いたのは、何を隠そう和美だったりする。
932行:有名な冒険家。
「ウォーリーをさがせ」だな。
933行:キャラが左の場合。
格闘ゲームでのレバーコマンドの入れ方説明によくこう書かれている。きっと三戦士で格闘ゲームを作ったら、このコマンドで必殺アームストロングパンチが発動するのだろう。
935行:だいぶ血が…。
ギャグ優先の法則である。実際に殴られて、引くほど血が流れているのなら、すぐに救急車を呼んだ方がいい。
●岡花子が来るまで
973行:突然現れる男子二人。
後述の通り空楽と有紀である。有紀の京言葉は現地の方が聞いたらいい加減すぎて怒り出すかもしれないので、「怪しげな方言」ということにしておいて下さい。
1004行:島田フミカネ。
日本のイラストレーター。兵器の擬人化作品なんかで有名。ここではガルパンあたりかな?
1009行:大変なことになる。
ヤンチャな由美子とはいえ、熱湯が入った急須を持った人を攻撃するほど常識知らずではありません。
1086行:新しい男が…。
つまり時系列で言うと『そして…』で恋人と別れた宣言が出て、それがみんなに周知された以後の日付。
1136行:コジローからのメール。
内容から、由美子には彼氏がいるような事が読み取れるが、それが『そして…』で別れた彼氏ではなく、彼女が由美子とくっつけようとしている弘志であることに注意。
1264行:僕たちと同じクラス。
三戦士の三人は同じ一年三組で班を組むことになってからの腐れ縁である。(『四月の~』他)ただこの段階では二年に上がっても同じクラスになるとは限らず、まだ判らないのだが。
1289行:被験者になった正美。
今年度からはアッパレくんこと真野天晴という新入生が被験者となる予定。
1300行:ヒロシが入院。
『六月の~』が中学校一年の話だとしても、まだ三年程度しか経っていないのだ。フラッシュバックやらなにやら精神的な物だけでなく、肉体の方にもダメージが残っていても不思議ではない。同じ研究でライバル同士だった明実は知っていてもおかしくはないだろう。由美子の様子から、彼女もその辺りの事情は掴んでいるようだ。
1343行:指間に挟んで止められる。
『四月の~』参照。
1351行:突き刺さる消しゴム。
これもギャグ優先の法則で。リアルティを求めるなら、ミーバみたいな練り消しゴムということでも良い。
●残りのパート
1455行:今日は何番台だっけ。
清隆学園高等部図書室では日本十進分類法を採用している。
1498行:正美に振り返る花子。
男嫌いの彼女も、だいぶ常連組の男子とは慣れてきたようだ。
1616行:久しぶりに寮のご飯…。
まだ寮で食事の面倒を見てもらうエピソードは考えてなかったりする。
1717行:いつの間にかに履き替えている空楽。
彼の忍術は理屈じゃないんですよ。
1766行:ツカチン。
ここでは登場しなかった塚田圭太郎のこと。
1792行:抜け出し方。
後で実際に有紀から教わっていたので、深夜のコンビニへ出かけることができたとする。
1833行:延々と続く渡り廊下
ここらは、国際基督教大学附属高校と、その周辺施設がモデル。
1843行:昨年、老朽化で倒壊した。
『十一月の~』参照。
1860行:優輝が口にする学校の怪談。
まんま『Another』(綾辻行人)ネタである。優輝、君は夜見山北中学校の出身か?
★ハジメテヒトリデ
:タイトル
ナギサが初めて単独で犯行を行っているので、このタイトルになりました。
1行:父親。
後に語られるが、ユウキナギサの父親は食人鬼で、最初に女を食べているところを、ナギサに見られている。
5行:部屋を抜け出して…。
寮の部屋と見せかけて、実はナギサの部屋である。女の子が深夜に部屋から抜け出そうとしたら、そらあ普通の家族なら止めるだろう。ナギサの家族がどういう構成なのかは、じつは考えていない。父親は間違いなく刑務所なり精神病院なりに閉じこめられていると思う。母親が生存しているかは微妙。彼女を助けるために命を落とした可能性もある。兄弟姉妹はいないのではないだろうか。
17行:あの人。
『先生』である小石のことであろう。
33行:英詩。
『幻影幽霊』において叶との対決直前に唱えていた物と同じ。
訳
「さあ果物を食べよう、おいしい果物を。
さあ果物を潰して食べよう、
おいしく食べよう。
それが一番おいしい食べ方さ」
★回想②
:全体
時系列がちょっと進んで、優輝の父親が引き起こした事件後、彼が世間からどのように扱われたかに進んでいきます。ただ大きな事件に巻き込まれただけでは、人間そうそう変になりませんよ。
●最初のパート
34行:核磁気共鳴画像装置。
漢字で書くと難しそうだが、よく医療番組で取り上げられるMRIのことだ。この装置を使うと、まるで輪切りにしたかのように体を透視することができる。
107行:優輝の祖母。
かつて教育者だったとは思えないほど優輝につらく当たっているが、もちろん後述するコンプレックスのためだ。
214行:優輝の祖父。
昭和な男にはこういうタイプが多かった気がする。話しでしか登場しないところをみると、すでに故人なのかもしれない。
285行:何も残されていない。
よく探せばマンガなんかは焼け残っているとは思うが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということで、祖母がすべて処分してしまっているだろう。
329行:秘密基地。
この携帯ゲーム機全盛の時代に廃れたかと思ったら、我が家の小学生の口からこの単語が飛び出してビックリした。
●転校初日のパート
39行:彼らが優輝のところに現れることはなかった。
地元の名家なので、もう来ないようにと祖母が強く要請すると、簡単に受け入れられたのではないだろうか。
53行:小学生の制服。
近所にある私立小学校の制服を参考にしました。
137行:優輝の想像。
もし映像化されるのであれば、是非ともキャリーパミュパミュみたいなヒラヒラを着て再現していただきたい。
197行:帽子を脱がない理由。
頭部の傷痕のせいだ。
358行:W大の教育学部。
深い意味はない。
438行:差し出された足。
オープニングのシーンである。
★非常に快活な諧謔曲
●入学式まで
23行:中等部からの友人。
後述される叶のことであろう。
39行:殺人事件。
ハジメテヒトリデに記された事件である。
98行:学帽。
これが制式化された学校に通ったことがないので、使い方がよく判らない。たぶん自席では脱ぐのだろう。清隆学園高等部では、被る事も可能程度で採用されている。
166行:「森川、結木に山本、んで弓原に遊佐。ここか俺の席」
今年度の一年三組で窓際の列に、前から順番に誰が座っているか判る台詞。よく注意してもらうとユウキナギサの苗字が入っている。
174行:寝るときもそのまま。
舞朝の髪には秘密があるのは後述される。その理由により就寝時も三つ編みのままだ。
107行:「ウサギ」
本名を出すとすぐに真犯人がばれるので、苦肉の策としてアダナで通してみました。段々と変化していくお笑い担当と見せかける苦労があったわ。
123行:ツムギだったか?
これもせこく本名を出さないための工夫。結木の読み間違い。
129行:「凪沙よ」
さすがに名乗らないとおかしいので下の名前だけ、しかもフリガナ無しという小手先の技でしのごうとしました。
155行:女子ソフトボール部。
ナギサの犯行形態から金属バットが身近にある状況が想定されて、ほぼ自動的に部活が決まりました。それに運動会系部活なら一人称が「ボク」でも誤魔化せるし。
166行:交通事故。
和紀の事故はあまり細かい設定をしていない。背骨の圧縮骨折か何かで、本気の運動ができないのではないだろうか?
274行:教育熱心だから中等部の授業も…。
清隆学園の中等部と高等部はゆるくつながった関係である。あくまで他の中等高等学校に比べればであり、成績のいい生徒を選抜して、中等部の段階で高等部の授業に入ったりしている。
●地学講義室に着くまで
329行:新入生代表の正装。
正確に再現すると軍人さん並みの金モールだらけである。
384行:ホームルーム合宿に向かうバスが…。
『四月の~』参照。
429行:二つ前に座るソフトボール部員は…。
さりげなくナギサの席をアピール。前述の和紀の台詞と、この一文で、彼女の苗字が「結木」だということが判るはず。
444行:和紀の自己紹介。
ラノベ界に一大旋風を起こしたアノ作品で、主人公がやらかす自己紹介のまま。この舞朝が活躍するシリーズは、その作品のパロディにもなっているので、ここに採用。
450行:舞朝の後頭部に命中する鉛筆。
ナギサの飛び道具である。ここでその腕前の一端が垣間見える。前回も戦闘シーンなどで使用している。彼女の武器は、金属バットに肉切り包丁、それにこの投げ鉛筆である。
456行:赤茶色の瞳。
和美の作品で赤い瞳は狂気のシンボル。
574行:部活の荷物を…。
彼女はソフトボール部なので当然バットケースも含まれる。以後、こういう表現の時は、凶器である金属バットを所持しているという事のすり替え表現である。
616行:「ユウキでいいよ。弓原さん」
もう一つのお遊び、カヲル君の台詞クリア。
642行:『女神』だね。
ナギサは天文部のメンバーを独特な呼称で呼んでいたという伏線を、一つクリア。
648行:優輝の歩く姿。
表情があまり動かず、歩き方が変なのは、すでにこの世の物ではないせいかもしれない。
666行:赤道儀。
望遠鏡で星の観測をしていると、せっかく捉えた星でも、地球の自転で段々と視界から外れていってしまう。それを防ぐためにモーターなどで自転に合わせて望遠鏡を動かしてくれる装置が赤道儀である。
748行:ドウショー?
卑猥な言葉…。童貞短小の略に聞こえないこともない。
●生徒会会議室に着くまで
778行:ハドソンさん。
シャーロック・ホームズの下宿先のおかみマーサ・ハドソンから。ここら辺はヤマト先輩が探偵役だったプロットの名残だ。
800行:ちなみに。
ちなみに、アイコ先輩の口癖は「ちなみに」である。
811行~:ヤマト先輩の推理。
ここにもプロットの名残が…。
924行:圧倒的な勝者。
『学園のマドンナ』は佐々木恵美子。『学園最恐』は藤原由美子。『ミス(男子)清隆』は郷見弘志のことだ。
●生徒会会議室にて
1055行:肌色成分は…。
ヒロインなのにお色気が足りないぞ舞朝。でも彼女の体には、過去にあった事件で醜い傷痕が残っているので、それを隠しているという設定である。
1109行:カイン登場。
すでに正体を明かしているのに外見から信じてもらえないという、変な宇宙人。
1126行:可愛らしく円運動。
お笑いコンビのパペットマペットを思い出すなあ。ちなみにカインの外側のモデルは、我が家最長老のヌイグルミの「グラス」である。
1134行:小川力也がジャック・バウワーを…。
声優さん。アニメ「名探偵コナン」で二代目毛利小五郎を演じていると言った方が判りやすいか? ジャック・バウワーはドラマ「24」の主人公。日本語吹き替えを小川さんが担当した。
1170行:空条丈太郎で…。
アニメにもなった『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦)第三部の主人公である。
1186行:首席卒業章と優秀章。
そんな物があっても意味ないじゃんと、徽章類の設定を作ったときに仲間内から突っ込まれましたが、卒業写真のためにだけある徽章なのだ。そしてゆるい関係性の中等部と高等部において、進学組は略章をつける機会がある。
1206行:それなら着けなきゃいいじゃんか。
愛姫の次席卒業章は自費購入なので着けることは義務というわけではない。オシャレの一環だな。
1234行:展示スペースに飾られる…。
これを書いた頃に、仕事でお邪魔した日体桜華女子学園をモデルにしたつもり。
1263行:お気に召さなかったようだ。
そらそうだわな、和紀と優輝が入ってこなければ、天文部に男子は、他にヤマト先輩しかいなかったんだから。さらに言うならヤマト先輩にはアイコ先輩がいるし。舞朝に横恋慕している直巳としては、ライバルが増えた格好になる。
1308行:愛姫の武器。
防弾ガラスを加工して作ったナイフという設定。前回ではエアガン使いだったが、まずはナイフから段々と武装させていこうと思いまして。
1423行~:叶の電波受信。
前回は霊界との通信をしていたが、今回はその時近くにいた人間の隠された感情を口にする事が多い。
1477行:来賓。
私立高校の入学式来賓だと国会議員や現役大臣が列席するときもあるので油断ならない。
●太陽の黒点観測をするパート
3行:荷物を置く場所。
前回と同じ場所である。人間関係がさりげなく出ていると思うのだが。
69行:四月七日です。
全作品を通して唯一の日付かもしれない。桜の季節には微妙かもしれないが、まあ毎年平気で二週間ぐらい幅があるものね。
87行~:太陽観測のデータ
じつは本物だったりする。
98行~:望遠鏡の器具の名前。
うろ覚えで書いているから違うかもしれない。サングラスは眼鏡ではなく接眼レンズに填める方である。
156行:そろそろ活動期のはずなんだけどな。
ここを書いているときは一一年周期の太陽活動が活動期に移行しなくてニュースになっていた頃。
207行:創部以来。
だいたい昭和中期からやっていると設定してみた。比較として二〇一八年現在、卒業した母校が創立四十二年である。もっと前から観測していてもよかったかも。また、観測は毎日昼休みに行っていると想定。ただし授業時間の組み方が変わると変更は余儀なくされるだろう。また夏休みなどの長期休暇を除き、原則必要祝祭日は観測を行っていない物としている。無理のない観測の積み重ねが重要で、二十四時間三百六十五日の観測ならばプロの領域だからだ。
232行:赤い小冊子。
これを書いたときの天文年鑑の表紙の色。
309行:喋るカイン。
その間に叶の唇が全く動かないのは、本当にカインが喋っているからだ。
336行:小石の服。
善人(を装っている)時は白い服。本来の顔に時は黒い服にしてみました。
●久我五郎八に会って話しをするまで
456行:あてもなく…。
じつは舞朝の右腕を取っている愛姫が、それとなく誘導しているのだ。だから五郎八のいる講堂まで最短距離で移動している。
494行:困ったように振り返った。
愛姫は、なるべくなら自分の正体を隠しておきたかったのかも。この時間線においては、ここで披露することになってしまった。このように五分未来でもすべて見通せないという演出のつもり。
569行:やっぱ『宇宙人』でいいわ。
「ユウキナギサは独自の呼び方をする」二人目クリア。
592行:ウサギからバニーへ。
こうして呼び名が変わるネタキャラと見せかけることにより、本名を出さないで済むかなあって。
617行:裁ちバサミ。
前回は竹箒だったので、まずは小さいアイテムから持たせてみました。
622行:壁に丸印を書いた半紙。
武道の修業などで、正座してそれに向き合って瞑想なんてよくある話でしょ。これ以降、五郎八が書いたと思われる書は、有名な魔法少女たちの決めゼリフが続いています。
「愛ある限り戦いましょう」は『ここはグリーンウッド』でもネタにされていた『美少女仮面ポワトリン』
「とってもご機嫌斜めだわ」はお色直しがあるという衝撃の二段変身『愛天使ウェデイングピーチ』
「地球の未来に、ご奉仕するにゃん」は『東京ミュウミュウ』
「ピンクパールボイス」は、まるで聖闘士星矢ポセイドン編のような『マーメイドメロディぴちぴちピッチ』
633行:五郎八の外見。
身の回りに無頓着な女の子という感じで、髪は伸び放題、服は道着のままとしてみました。でも近づくとシャンプーのいい香りがしてそう。
653行:五郎八の修業。
実際にやってみればわかるが、並大抵の筋力精神力ではない。
727行:流行に騙されて。
でもこういう娘が、オシャレ雑誌を立ち読みしながら感動しているところを想像すると…、かわいいよね。
763行:心の隙を見抜いた…。
テレパシーも使えるという設定のある五郎八には造作もないことであろう。また武道を嗜むなら気配のやり取り一つも修業の内だ。
781行:優輝をジロジロ見る五郎八。
彼女は超能力者であるから、この段階で優輝の正体に気がついたはずである。よって不躾な視線を投げかけている。
821行:ツカハラ跳び。
前回に張っておいた五郎八の伏線クリア。またオープニングのシーンでもある。
●五郎八を追いかけるパート
23行:愛姫の発言。
『五分未来』で出会えるのを知っているからの発言であろう。
280行:押しボタン式信号機。
五郎八は離れた位置からボタンを押した振りをしているが、本当にテレキネシスで作動させたつもり。直巳は一般生徒(ナギサのことだ)がいるので感知器を使ったトリックという嘘の説明をしている。
304行:まるで『超能力者』だね。
「ユウキナギサは独自の呼び方をする」三人目クリア。
★レンゾクサツジン
1行:父親の最初の犠牲者。
弟のバットを使っているところとあわせて、優輝の方の事件と揃えてみました。
14行:ボクが普通の男だったら…。
ナギサは女だから、すぐ後で一生ありえないと言っている。
35行:ナギサの英詩。
いちおう和美のオリジナル。
訳
「あなたがそれを殺したので
わたしが罪に問われました
あなたがそれを殺さなかったので
わたしが許しを得ました
ジェリコのラッパが鳴るときに
私は水底に静かに眠る」
★回想③
●列車を降りるまで
1行:この地方特有の強い風。
優輝の出身地は細かく設定していない。ただ東北地方と漠然と考えているだけである。
215行:出入りの造園業者。
定期的にお願いしないと、年寄りと小学生の二人暮らしでは、植木や下草が伸び放題になってしまうのだろう。もちろん敷地が広いということもあろう。
248行:積雪。
冬で積雪が無いところから、東北地方といっても南側で、しかも太平洋側と考えられる。福島県の海沿いなんかがそうなる。
251行:無人駅。
モデルにしたのは千葉県を走る小湊鉄道である。乗る駅は特に考えていなかったが、降りる駅は上総鶴舞駅をイメージした。
359行~ :ベニヤおじさん。
和美が小学校の頃に近所をうろついていた浮浪者がモデル。話しかけるどころか近づいたこともなかったけれど。
463行:蓬髪に白髪はない。
ということで和美の作品の定義からすると、ベニヤおじさんは恐怖の象徴ではない。
479行:色素の薄い瞳。
茶色が薄くなって赤みがかっているということ。つまり和美の作品の定義から、ベニヤおじさんは、ちょっと頭が乾いた人ということだ。
498行:アイテム『ジョセイニの指輪』
名前の由来は二十世紀初頭アイルランドの小説家、ロード・ダンセイニのもじりである。イェイツなどと並ぶファンタジー文学に足跡を残した人だ。ということで和美が考えた『ジョセイニの指輪』というアイテムは、コマンド「つかう」を選択すると妖精を見ることのできるアイテムとする。ただベニヤおじさんが持っていた指貫が本物かどうかは判らない。
●列車をおりてから
603行:バス停六つ。
田舎をなめてはいけない。信号三つで隣村まで着いてしまうこともある。
613行~:田舎の風景。
モデルになったのは無人駅と同じ上総鶴舞駅の周辺だったりする。
618行:幅の広い歩道。
なぜ田舎って歩道があんなに広いのだろう? 下に上下水道が入っているのかな?
627行:車がクラクションを…。
実体験。地方を自転車旅行していた頃、歩道をチンタラ走っているのに、よく鳴らされた。あれは「がんばれよ」って意味だったのかしら?
681行:洋風建築。
なんで開発業者は、和風の風景しかないようなド田舎に、オランダ様式などの建売住宅を造るのかが判らない。が、日本の中途半端なベッドタウンの多くに見られる事象である事は事実。ここでは近くの地方都市のベッドタウンと定義する。
685行:早朝に吼えかかってくる犬。
本当に迷惑。高尾山中腹の土産物屋あたりで出くわすと、マジでビビる。
714行:犬に命令するベニヤおじさん。
これも実体験。ベニヤおじさんのモデルにした浮浪者も、これと同じ事が出来た。
762行:空き地に「売地」の看板が立っていた。
オープニングのシーンである。ちょっとここで考察を深めてみよう。建て売り住宅を集めたような新興住宅地において、空き家になったからといって建物を壊すだろうか? 普通ならば中古物件としてそのまま販売されるだろう。つまり優輝の祖母が仕掛けた嫌がらせは、行き着くところまで行き着いて、建物の損壊もしくは放火にまで至り、柱の一本も残さずに撤去せざるおえなかったということだろう。そして、この後に優輝に接触してこないことからも、柴田家の人間も無事では済まなかったのではないだろうか?
797行:火傷の痕。
優輝の父親の事件において、火元になったのだから、ライターが焼き印のように掌へ痕を残しているのかもしれない。
800行:渚家の火災。
後に上下刑事が語っているが、原因は不明ということで。この章で優輝が考えている焼身自殺の方法では、優輝自身が助からないはず。
★あるくように、そしてうたうようにゆつくりと
:タイトル
立原道造風に和訳してみました。
●上下刑事のパート
5行:上下奈々芽。
イメージとしては女優の仲間由紀恵さんが演じるようなクールな刑事だったのだけど…。すでに彼女には『一月の~』に出演していただいている。
9行:田久保光一。
こちらには特にモデルはいない。ただワトソン役によくいそうなイメージ。
41行:交通課にでも飛ばされる。
いやけっして交通課が左遷先というわけではないが、どうしても交通課って性格の悪い人しかいないような気がして。
47行:小さな幼稚園。
和美の母校そばにあった幼稚園がモデル。いちおう清隆学園とは関係ない私立幼稚園という設定。
50行:見あたらなくなった。
そら猟奇殺人の現場じゃいくら警察官でもダメな人はダメであろう。ここで所轄の者が脱落したので、奈々芽は光一と組むことになる。普通は所轄と本庁の人間が組むはず。それと本当は、捜査員は事件現場には入らずに、鑑識が集めてきた物証で捜査するものだが、そこは分かりやすいようにドラマ優先の法則で。
113行:ホーリーシンボル。
まあカソリックの十字架なんだけどね。ユウキナギサの先生であるペテロがキリスト教に則した犯行を重ねているので、その模倣のつもり。
134行:メモの一節。
新約聖書マルコによる福音書第十五章三十四段、他。
194行:ペテロの犯罪歴。
二十年前から続けているということは、もしかしたら小石はすでに二代目なのかもしれない。
201行:警察のプロファイリングの結果。
知能が高くて地質に詳しいなど、高校で地学の教鞭をとっている小石に条件が当てはまる。
222行:ペテロが東京で犯行を重ねなかった理由。
自分の近くで犯行を重ねると足が着きやすくなるというのもあるが、目撃者を避けるためというのもあるだろう。のどかな田園地帯なら人間自体が少ないであろうから。
265行:全部小さい足跡だった。
ナギサも現役女子高生なので、足は小さめで、園児たちの足跡にうまく隠れたものと推定。または先生たちの足跡と混ざってしまったか。
274行:通路を通らないと。
もちろん無駄な足跡をつけて、大事な証拠を消さないようにだ。
309行:ここにも血痕が。
これもドラマ優先の法則。殺人事件が起きた時の捜査範囲は、それはそれは広い物で、本職の鑑識係が、こんな道にある血痕を見落とすはずがない。
349行:清隆学園農学部実験林。
昔、国内林業が盛んな頃に、樹木の栽培法か何かを研究していたが、その中心的な位置にいた教授が定年か何かで退職し、研究室が実験を止めてしまったのではないだろうか。それ以後は近所の子供たちの遊び場になっていたと設定。でも私有地には変わりないので、捜査が入る時には正式な手続きがいるだろう。
416行:ココに入ることができない。
ナギサは清隆学園の敷地内では暴力行為はできない、という伏線回収。この事実は、事件後に田久保刑事から舞朝たちに伝えられたと思われる。
●五郎八が初恋するでござるのパート
45行:ミナミちゃんも…。
古い。
102行:一〇秒〇一。
高校生による日本陸上競技での最高記録である。和美も追い風参考なら五〇メートル走で当時の記録を塗り替えたことがある。ただし台風並みの強風だったので、クラスのほとんどが同じような数字を出していたが。
142行:相撲取りのような男子。
ツカチンこと塚田圭太郎である。
152行:怪しい方言。
おそらく松田有紀であろう。
208行:一曲いかがですか?
我が家の同居人によると、酩酊庵を初めて認識したときに台詞がコレだったらしい。
249行:久我五郎八『一目惚れ』であった。
前作での伏線回収成功。五郎八は空楽のストー…、熱心なファンである。
279行:いま楽器どこに行った?
空楽の忍術は理屈じゃないんです。
295行:取り合うんなら…。
数いるアニメキャラクターの中で最凶の女、ケロ…、あっ、ちがった「Vガンダム」のヤンデレヒロイン「おかしいですよ」カテジナさんの台詞である。和美はてっきり最終回で死ぬと思っていた。
322行:いずれ決着を…。
『幻影幽霊』で、恵美子に何度も叩きのめされているという伏線回収。
364行:ドリームボール。
野球狂の詩ですな。
●警察署でビデオ鑑賞会のパート
13行:鏡の箱に…。
ガマの脂売りの口上である。
38行:ラーメン店員ストーカ殺人事件。
適当に奈々芽が関わった事件として創作したタイトルであったが、ここを書いた一週間後に、そういう風に報道された事件が発生して愕然とした。
61行:私が庇えるのも…。
この審議官もなかなかの狸でありますな。実績を上げてもよし、上げなくても自分は傷つかないような言葉廻しである。本当に裏で庇っているか怪しいものだ。
74行:本店の?
所轄では本庁のことをそう呼んでいるらしい。
122行:防犯カメラ。
いまではマンションから商店街まで防犯カメラが至るところにあるので、捜査の第一歩は、映像を集めるところかららしい。
159行:四人目の客。
黒い服装にバットケースということで、ナギサである。優輝は彼女を尾行していたのかもしれない。被害者も同じ店に出入りしていることから、この後夜道で待ち伏せし、そして犯行に至ったのであろう。
●優輝と小石が対峙するパート
50行:斧。
後述するが小石=ペテロの凶器は鉈である。優輝は彼の凶器を目にしたことがないので、どんな種類か推理するしかない。
85行:地元で出くわした殺人鬼。
後の回想と矛盾しそうな一文。しかし優輝は被害者として、もう一人の殺人鬼=ユウキナギサを見ていたのだ。その次の「捜していた」という言葉はペテロの事に戻っている。
95行:警察には?
ナギサが優輝を殺害しているところをペテロは確認していないので、ナギサが殺しきってなかった被害者ではないかと疑っている。この後から小石は優輝をマークし始める。
110行:二年生には『人喰い』
郷見弘志のことだ。『六月の~』参照のこと。
153行:なんなら見せようか。
設定としてこの中に入っているのは黒い服と凶器の鉈である。これを見られたら、口封じしなければならなくなる。しかし相手は自分の犯行を見たかもしれない目撃者なのだから、いずれ口封じは必要である。それが早くなるか遅くなるかの違いである。
171行:ボクの『先生』。
もちろん小石が地学教諭という意味もあるが、殺人のお手本という意味もある。そして「ユウキナギサは独自の呼び方をする」もクリア。他の生徒は『小石ちゃん』と呼んでいる。
181行:事件の『目撃者』。
「ユウキナギサは独自の呼び方をする」五人目クリア。
200行:キミはボクと同じだね。
カヲルくんの台詞クリア。そして過去に悲惨な事件に巻き込まれた者同士という意味でもある。
●優輝が連れて行かれるのを目撃するパート
60行:生理現象。
ここではトイレと勘違いしているが、実際どうだかわからない。
100行:色々。
男鹿はもちろん教師であるから優輝の過去を知っている。愛姫が知っているのは、おそらく『五分未来』の能力だろう。
158行:とにかく廊下を走るな。
清隆学園現国担当の佐藤先生が生活指導の先生たちに頼まれて書いた張り紙。
239行:『連続通り魔殺人』
ここにしか出ない単語。なにせ口にしているのがユウキナギサなのだから、他の人とは使う呼び方なのだ。
245行:立ち聞きした監査委員。
ツカチンではないだろうか?
250行:嘘だと言ってよバーニー。
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で第五話のタイトルにもなっている主人公アルのセリフ。これを言わせるためにアダナをウサギ関係に拘っていたりなんかした。
286行:『異世界人』とかいう妄想。
「ユウキナギサは独自の呼び方をする」六人目クリア。
308行:無気力無感動、んで無いバスト。
すべて舞朝が小学生の時に遭った火事が原因である。肉体的精神的に彼女へ後遺症を残している。精神的にこれ以上激情を受けないように無意識にコントロールしており、無いバストは重度の火傷で脂肪細胞がダメージを受けたからだ。
●司書室のパート
9行:巨漢。
再びツカチン登場。刑事が学園にやってきたことを話題にしに来たのだろう。舞台裏で八面六臂の大活躍だ。
29行:二期連続就任。
一年生後期(二学期~三学期)~今期(一学期)である。由美子が一年生前期(一学期)には副委員長だったことに注意。このあと二年生後期、三年生前期まで勤め上げ、三年生後期には元老院と呼ばれることになる。
72行:『たまに友好的なハースニール』
コンピューターRPGの草分け的存在のウィザードリィシリーズの第二弾「ダイヤモンドの騎士」に登場するキーアイテムである。このシリーズ屈指の最強アイテム。手に入れるにはモンスターとして登場したコイツを倒さないといけないが、なんとクリティカル攻撃を平気に連発してくるという最凶さんでもある。このシリーズのクリティカルは命中=死亡なのだ。
87行:『確約された勝利の剣、エクスカリバー』
この言い回しはアニメにもなったゲーム、「Fate」シリーズですな。ゲーム中ちゃんと伝説通り鞘の方にご利益がある。
101行:何もかも、みな懐かしい。
宇宙戦艦ヤマト最終回での沖田艦長のセリフですな。
107行:世界中の猛者たち。
またの名をゲーマー。
112行:三種の神器。
なんと昭和の三種の神器は、学校の歴史の授業で習うらしい。
「巨人、大鵬、卵焼き」は昭和の子供が喜ぶ物とされているが、それは当時の通産省が言いだしたことで、本当は「仮面ライダーにウルトラマン、幸運の黄色いワーゲン」だったとかいう説がある。
「刀に鏡に結晶体」は、正確に記すと、バルザイの偃月刀、ニトクリスの鏡に、輝くトラペゾヘドロンの三つ。神さまは神さまでもクトゥルフ神話の方ですな。
165行:お婆ちゃんが言っていた…。
「天」の「道」を征き「総」を「司」る男の口癖ですな。これまた劇中で、おばあちゃんはいいこと言っているんだ。『仮面ライダーカブト』参照。
243行:鞄には若干の余裕が…。
国民的お笑い番組「笑点」において、林屋こん平師匠鉄板のギャグでした。弟子が引き継いでいるがオリジナルには敵わない。
270行:小さなボール箱を取り出す空楽。
オープニングのシーンである。
●警察で事情を訊かれるパート
72行:逆光。
わざとである。心理的圧迫感を相手に与えつつ、相手の表情も観察でき、さらにこちらの表情を隠すことが出来る。
220行:お暇させていただきます。
拒否できるなら最初から来なければよかったではないかという、もっともな意見もある。だが優輝なりに、警察はどの程度まで自分を疑っているのかを確認したかったのではないだろうか。
●二人で見おろしているパート
34行:歩道をやって来る別の人物。
ここではハッキリと書いていないが、郷見弘志でもいいかもしれない。もちろんユウキナギサという可能性もある。ナギサならば、ここで二人の刑事に事情聴取されたので顔を憶えて、後の襲撃に繋がったとも考えられる。
●みんなで清隆学園に帰るパート
1行:ボーナスを強奪された事件。
有名な三億円事件だ。和美の実家そばが事件現場で、よりによって亡父が事件翌年に、当時高価だったカラーテレビなんて購入したから、容疑者リストに入っちゃって、刑事が訊ねてくることがたまにあった。
11行:待っていてくれたのかい。
カヲルくんの台詞クリア。
38行:ベッドフォード公爵夫人。
午後の紅茶のラベルに描かれている夫人の名前。日本で言うところの茶道の大家みたいな人物。
61行:帰る家…。
またまたカヲルくんの台詞クリア。実家は事件で失い、身を寄せた先は火事で焼失。孤児院で暮らしたから言えるセリフ。
77行:二階の十三号室。
優輝の部屋が判る台詞。エピローグの前振り。
108行:ボクは君と…。
カヲルくんの台詞クリア。
135行:ブラウスのカフスの上から…。
舞朝の体は小学生の時にあった火事のせいで醜い傷だらけという設定がある。それを隠すために(いまは春だが)夏でも長袖で過ごさなければならないほど。よって腕時計も袖を捲らなくていいような位置に着けている。
184行:八人分の茶器。
さりげなく愛姫が本物の『五分未来からやって来た時間旅行者』であることが分かるシーン。後述しているが、後からやって来る五郎八は、自分の湯飲みからお茶を飲んでいる。つまり、この時にはすでに彼女が来るのを知っているのだ。
197行:これからは『星空を愛でる少女』のほうが…。
既述の司書室のシーンでの空楽の台詞からである。五郎八は『もののふ』であるから、姿を消してストー…、潜り込んでいたのかもしれない。
302行:犯人は『ボク』かもしれない。
もちろん誤誘導のトリックだ。
★ダイヨンノサツジン
:タイトル
指折り数えると被害者の数と合わなくなるのはわざと。最初は中学生、次はOL、ここで高校生の三人のはず。最初のナギサの章のタイトルを思い出してもらえば判ると思うが、つまり中学生の前にさらに一人、誰かに教わりながら殺害している計算になるのだ。
15行:ボクの姿に気が緩んだ。
まず女子高生が夜道で気をつけるのは痴漢の類であろう。でも向こうから同性が歩いてきたら、一人で歩く不安から警戒するより安心してしまうのではないだろうか。ということでナギサが女だということが推理できそうな一文。
19行:「映像が」
ナギサもPTA会議室の中で交わされた内容を立ち聞きしていたのかもしれない。その時に奈々芽が言っていたのかも。それか顛末を聞いた天文部の誰かから話が漏れて耳に入ったとか。もしくは警察署での事情聴取を受けていて、その時に優輝と同じように告げられていたとか。
32行:英詩。
これも和美オリジナル。そして三度言った事は本当になるという法則が段々と適用されている。また内容は地学準備室前での優輝との会話がヒントになっているのが容易に推理できる。
訳
「彼女は夢の中でボクを振り返る
彼女は夢の中でボクを振り返る
彼女は夢の中でボクを振り返る
ボクが三度言ったことは本当さ」
★回想④
●観測会に出発するパート
115行:ここから東京までは…。
優輝の出身地は細かく設定していないが、ローカル私鉄がとぎれとぎれに走っている地方なら、おいそれと東京までは来られないであろう。
209行:場所取り。
後述する観測会の様子で分かると思うが、もちろん大嘘である。
353行:写真誌の発売日。
エロ雑誌の大抵が週末発売なんだよね。まあ観測会も翌日が学校お休みの日に行われるだろうし。
371行:丸めがねの人物。
もちろん黒服を着ているからペテロである。ここで嗤ったのは自分の殺気に気が付いて振り返ったからではないだろうか。
390行:先生。
呼びかけているのは、まだ中学生のナギサである。ここで顔を合わせていないことに注意。
●公園で襲撃されるパート
5行:筒先が向けられたのはオリオン大星雲。
オープニングのシーンである。
110行:マコトの自転車。
どういうシチュエーションでここに停められているのだろうか? 一番考えられるのは、学校まで来て、トイレへ先に行こうとして、そこで襲われたということなのだろう。また校門前に自転車が放置されていたので、いくら過疎化した地方でも、通行人が自転車を見かけて不審に思い、事件の発見が早かったと考えられる。
197行~:人影。
正しくペテロのことである。ナギサに犯行を行わせ、自分は周囲の警戒に出ているものと推察する。
342行:詩的表現。
はっきりと書いていませんが、優輝が逃げて、犯行を見られたナギサが追いかけ、そして殺害しています。
★極めて陽気な変奏曲
●警察署で動画サイトの鑑賞会
41行:有名動画サイト。
ニコ動でもヨウツベでもいいけど、ダイヨンノサツジンで撮影した動画を、おそらくネットカフェなどの匿名性の高い端末からアップしたのだろう。
125行:きれいな肝臓を…。
或る日に交わされた、義母と義妹の、もつ煮を食べながらの会話から。二人とも医療関係者だったもので…。
193行:被害者の呟き。
もちろん「ユウキナギサ」と呟いているのだが、同じ言葉を繰り返しているので「渚優輝」にも聞こえる。
●遠足で公園に来たよのパート
11行:小石のファンを公言しているクラスメイト。
もちろんナギサのことだ。ちゃんと部活の道具=バットケースも持参している。
87行:舞朝のファッション。
彼女初の私服姿である。そして設定通り肌の露出は無い。
120行:市立公園にはプラネタリウム。
モデルはF中市の郷土の森である。
137行:流星観測で名を上げて…。
母校の地学部OBにそういった猛者がいた。ある日、ヒョイとテレビに出ていて腰を抜かした。
210行:ヤマト先輩の秘密。
和美も長年、下の名前を苗字だと誤解していた先輩がおられまして…(冷汗)
238行:アイコ先輩の秘密。
ヤマト先輩が彼女の口癖から「チナミ」と呼んでいたように見せかけて、実は本名というトリック。
372行~:時間の観念。
読者諸兄、安心してくれたまえ。書いている和美もよく判ってないから。でも、最近の物理学ではこういう物らしい。
403行:バラ巻きクイズ。
ある一定以上の年齢の方はアメリカ横断ウルトラクイズの方を思い浮かべるかも。
481行:『未来人』ということでいい?
「ユウキナギサは独自の呼び方をする」七人目クリア。
577行:本当は『被害者』。
まあすでに死んでいるはずの人物だから。加害者であるはずのナギサが、彼の顔を憶えていないのは、暗闇での犯行だったからか、もしくは、内臓の方に興味があって顔を碌に見ていなかったとか。ペテロが覚えていないのは、ナギサによる死体の損壊後での確認だったからだろう。犯行当時、ペテロはナギサに犯行の終了を告げられて優輝の死体を確認したが、最初にナギサに襲われて、途中で優輝に目撃された事により中途半端に放り出されることになったトモミは殺されきれておらず、おそらく校門前の自転車からの発見で、助かったのであろう。もしかしたら後にペテロにも一人助かった情報が入っていたのかもしれない。この時は優輝が生き残った被害者と考えているのかも。来年以降にトモミがペテロに狙われる可能性も残る。トモミが清隆学園を受験できることになったのも、そういった裏事情がありそうだ。
596行:ツムギ。
結木の読み違えだ。これと非常に快活な諧謔曲とあわせて、彼女の名前が推察できるようになっている。
607行:ラビット・セキネ。
カ~マ~キ~リ~ィイ。
613行:カックラキン。
昔のバラエティ番組「カックラキン大放送」のこと。今では大御所の関根勤がまだ駆け出しで、芸名もラビット・セキネだった。って、小石の歳が推察できやしないか?
625行:なぜ知っている…。
直巳は『異次元人』だから。
639行:ボートや釣り堀。
モデルにした公園には無いが、ドラマの小道具として、すでに『三月の~』でボートは登場させている。
652行:カップルは…。
どこの公園ボートにもある都市伝説みたいなものだ。まあ、この場合は舞朝の嘘なんだが。
●刑事が車で追いかけるパート
15行:寮監のオバサン。
初登場。見かけなど、特徴は無いオバサンのつもり。
29行:砂利道
清隆学園の敷地内には縦横無尽に砂利道が走っていて、業務用の通路となっている設定。『十一月の~』でもチョロっと出てる。
129行:見落としたんだ。
既述ではあるが、殺人事件の捜査範囲は広いので、本当はありえないだろう。ここは奈々芽が優秀という、ドラマ優先の法則で。
290行:清隆学園農業試験用地。
試験林に続いての農学部用地である。大学からの飛び地として、なるべく無理のない設定にしてみました。こちらは現役で、田畑で収穫されるような作物の新種を育てているつもり。
●ボート遊びのパート
58行:『勇者』。
「ユウキナギサは独自の呼び方をする」八人目クリア。
195行:アキが男相手に…。
舞朝に言い寄っていると見せかけて、じつは和紀にちょっとだけ恋心を抱いていたりして。直巳の舞朝に対する態度はバレバレであるが、他のメンバーはどうだろうか? 五郎八は空楽をストー…、いや片思い中だし、叶は何を考えているか判らない。和紀自身と舞朝は、この段階ではまだ決まっていないだろう。
211行~:愛姫と直巳の厨二設定。
これが本当のことか和紀には確認する方法がない。よってウソと断定してもいいが、本物だとできる数々の事を成し遂げている。
318行:ルシファー。
キリスト教の悪魔の元締めですな。サタンと同一だったり別だったりする。
355行:もう終わりなのかい。
カヲルくんの台詞クリア。
448行:キミのことを『女神』と言ったのは…。
他と違う呼び方をする人物は一人だけ。ナギサだ。もちろん優輝は彼女の隠された能力に(それが『ジョセイニの指輪』の力を借りたかどうだか判らないが)気がついている。
461行~:叶のボート。
少し地球上での物理法則に従っていない。
484行:叶のセリフ。
二艘のボートを差している。片や高校生カップル。片や殺人鬼カップルだからだ。
●釣り堀のパート
117行:あたしが勝ったら…。
これで舞朝が「一人で見る」を選択したらどうなっていたのだろうか?
●プラネタリウムが始まる前のパート
130行:好きってことさ。
カヲルくんの台詞クリア。
●プラネタリウムが終わった後のパート
24行:赤い舞朝。
前項を受けて優輝を意識し始めた舞朝。
80行:ダイオードに含まれるホウ素。
純度の高いシリコンに、パーセントにして小数点以下に〇が一〇個並ぶくらいの微量な不純物を混入することで半導体は形成される。
86行~:観測会を企画する会話。
よく読むと、ナギサが開催を促して、事件が起きることを『五分未来』で知っている愛姫が止めようとしている。もちろんナギサは舞朝を狙っているからだ。ここで小石が反対すれば話しは流れるのだが、そうしていないということは、東京以外の道府県で犯行を行うという自分の定めたルールに則って、この段階からナギサを片付けようと考えているものと思われる。
●みんなの帰り道のパート
169行:ここが本当に東京かよ。
地元の人間しか信じられないだろうが、和美の母校周辺は本当にこうだ。
209行:光一!
いくら長年コンビを組んでいるからと、下の名前で呼ぶだろうか? 二人にはかつて男女のつきあいがあったが、田久保光一が結婚したことにより距離を置いたのだとする。『一月の~』で九州に現れた奈々芽は傷心旅行中だったことも留意。
253行:英詩。
ということでナギサ定番の“彼女が殺しに来る”という詩の登場です。回想④で和訳が並んでいるのは、本人が言い出したモノか、それとも被害者の優輝が呟いたモノか…。
259行:黒い服装をした小柄な影。
オープニングのシーンである。
★ダイゴノサツジントショウガイ
9行:森へお帰り。
アニメ『風の谷のナウシカ』で有名なセリフ。
25行:オモチャ。
拳銃である。おそらくニューナンブあたり。
44行:ある友人。
もしかしたら優輝が殺されるときに呟いていたのかもしれない。
★歓喜の歌
●合宿所に到着するパート
16行:舞朝のファッション。
可愛いでしょ。そして防寒対策もあるがやはり肌色成分は一切無し。他の天文部のメンバーもそれぞれが気合いの入ったオシャレをしていると思うんだけど。
127行:小石の車。
まあ「れくさす」と高級車の名前で呼ぶのは冗談として、軽の白いバンだということに注目。日本の至る所で(それこそ漁港や農村から大都市の中まで)よく見かける車種なので、ペテロとしての犯行をやりやすくするための選択であろう。万が一目撃されても印象に残りにくいし、数が多いので追跡も困難だ。
138行:山奥槇夫。
三戦士たちのアッシー(死語)である。天文部の移動を考えたら彼に登場して貰うのが一番簡単な方法だった。
219行:道ってのはなあ…。
山奥先輩のモデルにした方が残した名言。
250行:帰りの相談をする二人。
事件後にこうして帰京したと思われる。
303行:一般のお客さん。
そうそう毎日のように学校行事で合宿があるわけでも無かろう。折角の施設を遊ばせておくのも、もったいないから、昨今のトレッキングブームを受けてユースホステルのように部屋を貸しているのだろう。
363行:蛍光塗料が…。
天体観測中に余分な明かりを点けると、人間の瞳孔が収縮してしまい、なにも見えなくなってしまう。よってスマホなどで時間を確認することも厳禁だ。アイコ先輩は経験者として原則を守っているのである。
●合宿所を出発するまでのパート
7行:しばしの散策を…。
若い者は若い者同士で仲良くお庭でも散歩されて来られてわ? って見合いかーい!
17行:緑色の盤面。
おそらく『オセロ』だろう。
85行:小石の服。
これから観測会なので光を余分に反射してしまう白い服から黒い服に着替えた、という建前で、これから殺人を犯す予定なのでペテロの格好になったというところか。ただダウンジャケットのようなかさばる上着を何枚も持っているのは不自然なので、それだけは白色だ。
94行:三つの盤面。
既述の警察のプロファイリングによると、ペテロの知能は相当高いものと推定されている。また一人で対戦相手を務める叶だが、入学式で新入生代表を務めるほどの頭脳だということを思い出して欲しい。
118行:白黒はっきりさせようじゃないか!
オセロだけにな。
139行:待っていたよマーサ。
カヲルくんの台詞クリア。
153行:その時は…。
普段の愛姫ならば合宿所に残ることを強く勧めているだろう。そうしなかったのは、ナギサとの対決が控えていることを『五分未来』で知っているからだ。合宿所に残っていると、あくまでナギサの目標は舞朝なのだからナギサがここに襲いに来てしまうかもしれない。そうすると彼女だけで舞朝を守りながら対決しなければならなくなる。味方は一人でも多い方がいいという判断なのだろう。
184行:クローラー。
まったくの架空された乗り物ではない。農作業トラクターを販売しているメーカーから、同種の乗り物が複数カタログに上げられている。
198行:小石の運転。
自動車の運転には、その運転手の本性が出ると言う人もいる。
234行:舞朝の予言。
後述しているとおり、彼女は神性を得ている少女なので、簡単な予知などはできてしまう。さすがに舞夕の時よりは不正確で、虫の知らせ程度しか働かないが。
269行:優輝のセリフ。
カヲルくんの台詞クリア。
●天文台にナギサが現れるパート
89行:フーコの振り子。
二階から地面に届くような長い振り子を観察していると、その往復運動の向きが、少しずつずれていき、二十四時間かけて一周しているように見える。これをフーコの振り子と呼ぶ。地球が自転しているために起きる現象だ。振れている運動方向は一定だが、地球の方が回っているので、我々には振り子の運動の方が変わっていくように見えるのだ。また、同じ振り子を一年間詳細に観察すると、公転の影響も受けていることも観察できる。
90行:コリオリ力。
「こりおりか」じゃないよ「こりおりりょく」だよ。日本語では転向力とも言う物理用語。回転する座標系の中で運動する物体が受け取る慣性力のこと。フーコの振り子もこの原理により、一日一周する。
203行:覗き込んでいるだけの優輝。
赤道儀のセットを初めて見るのではないだろうか。
234行:冥。
冥王星のこと。国際天文学連合が惑星の定義を定めたときに、準惑星に分類された事は有名。最近アメリカが惑星に再分類するように求めているとかいないとか。
286行:冥王星も仲間に…。
おそらく小石が発言していると思う。この発言によって『幻影幽霊』で冥王星の写真も加えられたのだろう。
307行:カニ座星雲。
いやカニ座星雲を観測するのは定番だから不思議ではない。ただ発言者がおそらくアイコ先輩だから周囲が白けたのだ。
451行:生と死は…。
カヲルくんの台詞クリア。そして、もう死んでいる優輝は、火事も殺人鬼も恐くないはず。
571行:聞こえてくる英詩。
ナギサとセットだと一年生たちはここで認識した。そして一年生たちに二回しか唱えることができなかったので、ナギサの思い通りにはならなかった。
619行:結木凪沙。
ここまでやってきた蛇足の通り、最初から丁寧に読むと彼女の名前が漢字で分かるようになっている。前回での紹介で、ちゃんと「かつての級友」としていたし。
641行:色欲以外の…。
おぞましいことに食欲だ。
647行:まったく理解不能なんだが。
安心しろ、書いている和美も理解していない。というか理解できるようになっていたら、人間お終いである。
697行:直巳のセリフ。
Fateのアーチャーが超強敵のバーサーカーへ特攻するときのセリフと同じ。そしてお約束通り、帰ってきませんでした。
●屋上での戦いのパート
22行:ナギサの鉛筆投げ。
練習すれば誰でも可能かと。ここで苦戦したので三人は前回でも憶えていたのだろう。
53行:直巳の発明品。
漢字で記すなら「電磁脈動加速器」だな。ま、役に立たないガラクタだからどうでもいいけど。本当ならば地球の慣性に置いて行かれるのだから、マッハ一○○で大気圏を突破していってしまうはずだが、そこはギャグ優…、ドラマ優先の法則で。
63行:ぼくがかんがえたさいきょうちょうじん。
『キン肉マン』(ゆでたまご)で、よく新しい超人を読者投稿で募集していた。
98行:一九七七年九月三日の王貞治。
七五六号ホームランを放ってハンク・アーロンの世界記録を抜いた日。和美は生中継で見てた。(ってヤバ、歳ばれるじゃん)
124行:息を呑む愛姫。
『五分未来』でナギサの武装は知っていただろうが、知っているのと実際に見るのとでは緊張感が違うのであろう。
143行:斜めに切られた五郎八の前髪。
『幻影幽霊』での伏線回収。
148行:二人の以心伝心。
五郎八はテレパシーも使えるし、また愛姫は『五分未来』で相手が何をやるのかを知っている。そういうことで連携に言葉はいらない。
152行:戦争は数だよ兄貴。
某宇宙攻撃軍司令が、宇宙要塞の防衛に際して、充分な戦力を総帥へ要求する時に口にした言葉。
174行:消える五郎八。
一回目のテレポートがこれ。
259行:もう一挺あるんだ。
刑事二人を倒して、一挺ずつ所持していたら、簡単な算数で二挺の銃が手に入るということだ。この時発射された銃弾は、五郎八の緊急テレポートで三人が(五郎八、愛姫、そして直巳)消えたことにより、無駄弾になったということにする。ここまで二人に粘られたので、最後の正面ホールのシーンで、ナギサは飛び道具が一切使えなかったのだ。もちろん愛姫は『五分未来』でそうしなければならないと知っていた。
●舞夕が登場するパート
190行:なんか音が。
時系列的にナギサの発砲音がここら辺でしたつもり。
302行~:舞朝と優輝の会話。
見てまんまシンジとカヲルのラストシーンでのパロディである。これでカヲルくんの台詞で遊ぶのを終了。
339行:叶を追い回すナギサ。
わざと遊んでいるが、叶の実力を知らないのだから仕方がないか。前回で自転車置き場の会話において「あなどった」って言ってるしね。
371行:カインのフルネーム。
「カインは暴力的なハンドパペット」程度の意味で、大文字だけ拾って読むとクトゥルフ神話に出てくる生きている火柱、クトゥグアになる。
388行:そして叶は謳った。
オープニングのシーンである。手にしているのは前回登場した叶のアンチョコ。謳っている内容は正しくクトゥグア召喚の呪文だ。
440行~:ナギサの歌。
正しくベートーベン交響曲第九番のバリトンの独唱部分である。
訳
「おお友よ!」
「このような調べではなく、さらに快い、さらに歓び に満ちた調べを、ともに歌おう!」
ナギサが自分の屈辱を自嘲して歌って、舞朝に自分の犠牲者になってくれと呼びかけていると考えられる。
465行:青白い炎。
クトゥグアの眷属アフーム=ザーではないだろうか。
505行:こうしてもらえたから…。
危機に遭遇した男女が恋愛関係になるのを吊り橋効果という。以降舞朝は和紀に片思い。一方和紀の方はというと、ミステリアスな雰囲気と合わせ技で叶に片思い、のつもり。
586行:庇ってくれてありがとう。
こういう事が言えるということは、舞朝の記憶に舞夕が触れることができるのではないだろうか? それか暗闇で舞朝に戻っていたとか。
★エピローグ
●事件の結末のパート
83行:禁則事項です。
『五分未来からやって来た時間旅行者』である愛姫が言っちゃうと、本家と比べられちゃう。
105行:髪が短くなると…。
旧約聖書士師記に登場する怪力の持ち主サムソンは、髪を切られると力が出なくなるという秘密があった。それを知ったペリシテ人はサムソンの愛人デリラに彼の髪を、酔いつぶれている間に剃らせてしまう。力を失いペリシテ人たちに捕まったサムソンは、ドレイとして使われる。しかし使役されている内に髪は伸びていく。ダゴン神殿のお祭りの日に、慰み者として神殿に引き出してサムソンを笑い物とするペリシテ人たちだったが、力を取り戻していたサムソンは神殿の柱を倒して多くのペリシテ人を屋根の下敷きにしたという。
120行:五郎八の剣道部への殴り込み。
『幻影幽霊』でも行っていた。
131行:五郎八の竹箒。
前回説明不足だった部分。
190行:葬式に一回。
小学生の時に同級生だった舞夕の葬式の事だ。
261行:愛姫の愛銃アイリス。
決戦の後で持つようになったので、前回ではナギサが初見であるような言動になった。
376行~:渚優輝に対する四人それぞれの考察。
四人の立場からの考察なので、どれが正解かを和美は考えていなかったりする。まあ幽霊説が一番無難かな。
また同じ事が本人たちにも適用できるということにも注意。全員が舞朝と中等部以来の友人のように振る舞っているが、果たして本当だろうか? じつは生徒会会議室で顔を揃えるシーンが、彼らにとって舞朝と初顔あわせだったのかもしれない。
409行:彼は記憶の残滓。
前回、叶は幽霊をこう表現した。ちなみに「亡霊は?」と問われて「印象の残滓」と答えた。
●和紀と小石の対決パート
:全体
ここからわざと優輝と小石の対決シーンと、同じシチュエーションを使っています。いま読み返すと、劇場版『クラッシャージョウ』で、ジョウと大統領とが対決するシーンみたい。
46行:ソファに座らない和紀。
いざというときに、逃げるにしろ戦うにしろ、一動作遅れることになるからだ。
106行:頭カチ割られた刑事。
田久保光一のことだ。
165行:丸めがねの位置が…。
その手の下でどんな表情になっているのだろうか創造するしかない。和美のお薦めはアルカティックスマイル。
172行:ペテロの言葉。
聖書外典である『ペテロ行伝』によると、ローマで布教活動していたペテロはネロ皇帝の迫害を恐れてアッピア街道を落ちていこうとした。すると反対側から主イエスが歩いて来るではないか。自分とは反対にローマに向かう彼にペテロは
「Domine,quo vadis?」
(主よ、どこに行かれるのですか?)
と問うと「あなたが私の民を見捨てるのなら、私はもう一度十字架にかけられるためにローマへ」と答えた。彼はそれを聞いて悟り、殉教するためにローマに戻ったという。そして捕らえられて十字架に磔となるが、主と同じでは恐れ多いと、逆さ磔にしてもらったという。よって今でもペテロ直系を自負するバチカン市国は逆さ十字を使用する。
250行:五人殺した殺人鬼。
前回では四人殺した殺人鬼となっているのは、誤誘導。清隆学園の周辺では、四人までしか殺していない。
286行:教え子だよ。
学校での教師と生徒という意味なら良いが、ペテロとナギサの関係と同じだったら嫌だなあ。
290行:鉈なんですか?
優輝は斧と推理したが、正解は『幻影幽霊』で使用していたとおり鉈。
308行:無い物は見せられないか。
はてさて和紀一人きりで棚が開かれていたら、どのようなことになっていたのやら。想像に難くない。
●最終パート
:全体
やはり〆には由美子に登場して貰いました。
34行:舞朝の質問。
彼女がどこまで憶えているのかは分からない。
63行:あたしも参加したいかも。
ということで『幻影幽霊』の観測会に参加していました。
89行:マコト。
このマコトと回想④に出てきたマコトが同じか判らない。ただナギサの被害者数に回想④のマコトは入っていないので、重傷を負いながらも彼女は生きているはずである。
★二人の出来事
:全体
時系列的には、優輝が警察署に任意同行を求められた後で、天文部が市立公園へ出かけるよりも前のつもり。こんな長い話しをそこに挿入すると、繋がりがおかしくなるので幕間シリーズとなりました。
●みんなで帰り始めるパート
114行:赤い表紙の冊子。
昔、毛語録という小さな本がありました。文化大革命時代の中華人民共和国で、国民全員が持たされた本で、当時の指導者毛沢東が語った言葉が収められていた。独裁者は国民に本を配るのが定番だった時代の話。和訳された物が日本にも入ってきていて、学生運動華やかだった時代、有り難がって読んでいたインテリが多かった。ただ妄言ばかりでなく「戦術的にはあらゆる敵を過小評価し、戦略的にはあらゆる敵を過大評価せよ」とか、うなずける言葉もある。
132行:新歓コンパ。
『そして…』で企画していたものです。
149行:往年の名曲。
由美子のサックス定番曲はチェッカーズの『ブルームーンストーン』。
157行:五人一組のダンス。
内容を読んでいると、あのエンディングであることが、分かる人には分かる。
161行~:ダンスのそれぞれの担当。
真ん中の主人公の役は、カチューシャも着けていることからサトミである。あとは向かって右から微笑んで踊る超能力者が正美で、髪の長い上級生を恵美子。サトミを挟んでショートカットの同級生が花子で、仏頂面が空楽というわけである。さくらが男子の役割が逆だと言っているのは、おそらく身長差ではないだろうか。
178行:コスまで…。
コスチュームのこと。いったいいくらかかると思っているんだ? 手に入れることじたいはネット通販から都心の専門店まで色々あるので難しいことではない。
190行:ENOZの再現。
ダンスと同じく、『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川流)で出てくるガールズバンドの名前だ。ちなみに主人公はバニーガールの格好で助っ人に入る。
211行:にあいますよぅ。
後にサトミの秘密を知っていることから、もしかしてこの段階すでに知っていながら、さくらは言っているのかも。
216行:六甲トンネル。
山陽新幹線にあるトンネル。『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台となる、北高校のモデルとなった学校がある場所。
248行:JR。
モデルにしたのは、南武線は西府駅のつもり。
260行:あっちの駅。
モデルにしたのは、KO線は中河原駅のつもり。
281行:理由を追及しない由美子。
そんな無粋な真似をしてもつまらない想いをするだけだ。ちなみに二人の関係は、まだ恋人未満友人以上といったところ。空楽花子組に至っては恋人未満夫婦以上といったところ。
290行:ンの格好でソレ。
ちなみに和美の母校には、制服のプリーツスカートでロードレーサー通学という猛者がいたことを明記しておく。(下に体操着を着てたけどさ)
299行:スカートの中身。
相手がサトミだと考えたくもない。
311行:男ほしさに犯人を~。
『正義の三戦士』は事件を外側からしか見ていないので、犯人像が判らない。犠牲者が女性ばかりだから、犯人が男と考えるのが普通であろう。
316行:背骨がっ。
折れていないことを祈る。
●骨董品屋のパート
13行:秋祭り。
『九月の~』参照。
28行:不満げ。
そりゃ、さくらとしてはサトミに(というより弘志に)許可が欲しかったんだから。
37行:駅。
モデルとしては南武線谷保駅を考えている。ただ駅前に黒いタワーマンションは存在しないけど。
104行:成功したバイト。
『そして…』参照。
109行:テンキーロック。
入り口が厳重に警備されているのに、ここがテンキーなのは、来客も自転車が停められるようにだ。
150行:メンチ切ってるような立地。
ほぼ正面のつもり。ちなみにモデルにした場所にケーキ屋はない。
207行:サトミの料理のレパートリー。
まあ高校生男子では普通ではないだろうか?
225行:四年前には小学生。
言い訳である。小学生だって料理の出来るヤツは一通りのメニューぐらい作れる。ま、過保護とは言わないが普通の家庭に育っていれば、女子でもできなくて当たり前か。結婚を機会に料理教室に通うなんて方が多いわけで。
247行:BR一八。
ドイツ国鉄の蒸気機関車。まあ簡単に言うと日本のD五一かC六二。
253行:メルクリン。
ドイツにある世界的に有名な鉄道模型の会社。でもBR一八なら、同じドイツの会社でもフライシュマンの方が…。
261行:値段。
指を全てだから十円? いや十万円かな?
284行:ジョセイニの指輪。
和美の造語ですが、ここでは眉唾物の代名詞という扱いになっています。
●お誕生日会のパート
15行:高級レストランやジム。
最近はそういった一般の利用者も使える施設を持ったマンションも増えた。もちろん入居者は割引価格で利用できるようになっていたりする。
25行:数字と鍵穴がたくさん並んだ部屋。
宅配ボックスって言うんですって。でもカード式のピッてやるヤツの方が主流なんだそうな。
50行:変形五角形のホール。
ここまで嫌に高級マンションの描写がうまいから、和美はそういった物件に住んでいると思った方には座布団一枚。どうせ設備や消防の点検員として潜り込んだんでしょ、と真実を見抜いた人は…。お~い、山田くん。座布団全部持っていって。
78行:廃墟の臭い。
弘志として色んなところに行っているから知っているんだろうな。子供が一人暮らしなので、下水の封水なんかも水位が下がって切れて、臭っている物としている。
98行:廊下に複数の扉。
設定としてウォークインクローゼットを抱えた三LDKのつもり。廊下には洋室二つとトイレ、風呂の脱衣所などの普通の扉だけでなく、靴入れや納戸などの物もあると設定した。
116行:ホコリを被った調味料。
さくらのお母さんは料理好きだったことを思わせるシーン。そして、それらは長く使われていないことも演出。
128行:着替え。
いっかーん! ここは新ヒロインのお色気シーンを書くチャンスだったのに、逃がしてしまった。普段は着替えるのも面倒で、制服のままで暮らしているのかも…。
138行:使われていない居間。
かつては三人家族で暮らしていたが、独り住まいになって寝食すべてを和室で済ましてしまっているという演出。
158行:冷蔵庫。
先程の調味料と合わせて、さくらのお母さんが料理好きだったことを暗示している。そして今ではただの製氷器扱い。冷蔵庫に中には水道と直結させて年中出来たての氷が用意できる物もある。
189行:電子レンジのチャイム。
これも別の料理を作りながら使用しているときに便利だからと、さくらのお母さんが設定した物だろう。実際電子レンジのバージョンがいいやつは自分で曲が選べるようになっている。
●夜のパート
36行:予想。
きっとサトミは「残業」とか「単身赴任」「離婚」「海外出張」のどれかが組み合わされた結果だと思っていた。
43行:親心。
サトミも家庭では軽い虐待状態であるから、辞書に掲載されている言葉として知っているだけだ。
48行~:鞍馬さんちの家庭の事情。
本文の通り両親は死亡。祖母は再婚。再婚先には同年代の夫。前妻との間の成人した息子。息子の妻。そして生まれたばかりの孫、そして話題になった姑という構成である。さくらが入り込める余地はない。
119行:男の子の欲望。
とは言っても郷見弘志が本当にそういった欲を持っているか、和美は甚だ疑問である。下手をすると食欲や睡眠欲まで失っているような言動をするから。エロトークもするが、口だけのような気もするし。
131行:三通り。
気密性の高いマンションの玄関に、外から鍵をかける方法を知りたかったら、死体がゴロゴロ転がる国民的アニメでゴマンとやっている。
138行:鍵。
サトミへ平気に貸すなんて、無防備すぎ。でも、もしかしたら、さくらは、もう自分がどうなろうと関心がないのかもしれない。それこそ殺されようが犯されようが、自分のことなのに他人事なのかもしれない。
●猫のパート
8行:三毛猫。
もちろんサクラが飼っている猫であろうが、果たしてこれは本物だろうか? もしかしたらサトミが幻視した何物かの可能性だってある。もし、さくらが餌などの世話をしているなら「家族です」と紹介しそうなものだが…。
●また、みんなで帰り始めるパート
1行:再び校門前から仕切り直し。
毎日バカ騒ぎが繰り返されているという演出のつもり。この演出のため、新歓コンパを図書室で開いたという不自然な話の流れになってしまった。本当ならば常連組が行きつけの喫茶店『コーモーディア』の方が自然であろう。
40行:一万数千回以上の繰り返し
もちろん『涼宮ハルヒの憂鬱』で、アニメの二期で有名になったエピソード。同じ時間が巻き戻るというお話し。盆踊りとかアルバイトとかも、そのエピソードに関連する言葉です。
76行:サクラの発言。
わざと誤解させるように言っています。
95行:富士の樹海や猿島。
仮面ライダーの敵である悪の組織ショッカーが秘密基地を造ったところ。(つまりロケが行われた場所)
119行:論文。
弘志は『流体電気コンデンサーの量子コンピューターへの応用と、その場に見られる量子もつれ理論についての一考察』という論文を発表して、専門家から認められているという設定。科学部総帥の御門明実とは若すぎる科学者同士、いいライバルである。
156行:現地調達。
ピッキングで自転車の鍵をどうにかするより、ハンマーとかで暴力的に破壊した方が早い。まあ「フリ」だけだよね、空楽?
●警察署前のパート
98行:弘志のオモチャ。
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の初代「破壊大帝メガトロン」である。劇中で悪の親玉だった。さすがに自動変形して喋る商品は発売されておらず、和美の想像である。ちなみにアメリカ本土では現在、当時のメガトロンは店頭販売が禁じられている。理由が「実銃とまぎらわしいから」というのは嘘のような本当の話。
141行:加藤精三さん。
故人。偉大な声優さんであった。日本のアニメ創生期から長く、悪役の声を担当される事が多かった。このオモチャには過去のライブラリーから抽出した音声を使用しているのではないだろうか。
263行:記念品。
後述する、さくらが填めている指輪であろう。マンションの鍵と指輪を交換なんて、高校生がやるこっちゃないよなあ…。
●みんなに報告するパート
107行:指輪。
骨董屋でサクラが欲しがっていた『ジョセイニの指輪』である。サイズは専門店に出して調整したのだろう。
また填めてある石が変わっているような気もするが、これは人工光と太陽光とで輝きが変わるアレキサンドライトだからである。
(石言葉は「秘めたる想い」)
その良質の物は同じ重さのダイヤモンドより高価である。果たして骨董屋のオヤジは価値を判っていたのか、いなかったのかは不明。




