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オペレーション・コード;エルフ  作者: 池田 和美
12/16

『ダイゴノサツジントショウガイ』



 ボクはボクへの追及を断つために「食事」をしなければならなくなった。まったく不快だ。しかも二つもだ。ボクは一つでお腹いっぱいになれるというのに。しかも相手の職業が刑事とは。これもうちのガッコに犯人がいるって、この女が言い出したからだ。でも、いちおうボクはボクのルールを守ることが出来たみたいだ。ただ。こっちの厳つい石みたいな男はどうするか? 全然不味そうだ。見ているだけで「食欲」が鈍ってくる。だがこのまま「森へお帰り」と言って解放するわけにも行かない。最低でもボクへの嫌疑を忘れてもらわないと次の「食事」を国家権力という名の暴力装置に邪魔されかねない。二人とも動かなくなっているが、死んでいるわけじゃない。今まで色々な「食事」をしてきたが、ここまで頑丈なのは初めてだ。こっちの女はいつもの通りにするとして、こっちは難しいぞ。ちゃんと残さず食べなさいと、小さい頃から教わってきたボクからすると、中途半端に食べ残すのも主義に反する。しかし職業を考えるとなあ…。つまり、こっちは死なない程度に死んでくれないと困るというわけか。いわゆる半殺しという奴だな。頑丈だから脳天が割れて脳みそが剥き出しになる程度で再起不能になってくれるかな? 程度がわからないから後回しにして「食べた」後にしよう。おやおや? やっぱり刑事だからか? 面白いオモチャを持っているぞ。このまま置いておいてもいいけど、やっぱりここは頂くとするか。これさえあれば、あの娘、弓原舞朝を「食べる」時に邪魔をされずに済みそうだ。彼女ほどボクの好みに合ったモノはないな。最初はつき合いの悪い同級生と思っていたが、友人と称して近づいてみて判った。あんなに美味しそうなモノは無い! 次は絶対に弓原舞朝を食べよう! それには色々と障害が多そうだが、それもこのオモチャのおかげで何とかなりそうだ。おやおや、気がついたのかな? じゃあいつものお約束をして、仕上げにかかるとしようか。


 She come to kill Me

 She come to kill Me

 She come to kill Me

 It’s true that

 I said three time


 気に入ってくれたかな? これは、ある友人が口にしていた言葉なんだけど、ボクは非常に気に入ったよ。

 おや、もう目が動いていないや。では処理にかかるとするか。



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