第1章 プロローグ
朝、目が冷めると知らない天井が目に入る。いつもとは違う感触のベッドから立ち上がり頭を覚醒させる。
「どこだ?ここ?」
.....
(俺は確か、昨日... そ、そうだよ!)
「昨日は、いつもどうり外の見回りに行って、報告書を提出して、夜遅かったからそのまま寝たはずだ!?」
そうやって昨日の行動を振り返る。
「どうして、だ...? 何故、またこの現象が...?
わからねぇ...」
「....」
「考えても何も分からない、か」
とりあえず、自分がいる部屋をぐるっと一周する。
「ここは、宿屋かなにかか?」
と、予想する。
「外に出ないと、なにも分からないな」
と、気がのらないが、ドアノブに手をかける。
ドアノブを捻ってドアを開けると、知らない人間みたいな奴らが忙しそうに行き来していた。
俺は、少し驚き開けたドアを閉める
「見たことない奴らがいっぱい...」
と、率直な感想を1人で呟く。
そして、少しベッドで休もうと、ベッドに横たわる。
ーーッ
意識が遠のいていく。
寝るまでの時間はそう長くなかっただろう。
やけに外が騒がしい。 うるさいなぁと思いながら起きる。
「は?」
目を開けると、見慣れた部屋が目に入ってくる。
「....? は、へ?」
頭が混乱してまともに考えることが出来なくなってきた。
「さっきは、確かに、知らない世界にいたはず....」
ベッドの上に座ったまま思考をなんとか巡らせる。
考えても、やはりなにも分からない。
「異世界、ね」
俺にとっては、縁がないことではない。
なにか行動を起こそうと考え、見慣れたドアを開ける。
こうして、異世界往復が始まったのだった。
こんなの読むかたいらっしゃるのか?って思いながら書いていましたが、どうか温かい目で見守っていだけたら、幸いです。
次章は、不定期で更新します。