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#5 昼休みなう

「えっ、茜のお父さん再婚したの!?」

今は昼休み。食堂で友達の佐々木由里子と江口翔とお弁当を食べているところ。

さっき、さりげなく父さんが再婚することを言ってみたら親友の由里は見事に食いついてきた。

「うん、朝一で婚姻届出しに行くっていってたよ」

「おぉー、おめでとう」

「おめでと、相手どんな人なんだ?」

そう尋ねてきたのは翔。由里は食いついてくると思ってたけど、翔まで食いつくとは思わなかったなぁ。

ふーん、で終わりかと思ってた。

「んー、芸能人。それ以外は秘密。」

「秘密って、相手が芸能人ならそのうちニュースとかでやるだろ?」

「まあ、そうなんだけどさー。秘密ってなんかワクワクしない?」

「するする」

「そうか?俺は焦らされてる気しかしない」

「うーん…じゃあ、ヒントだすから当ててよ」

「当てたら?」

えー、何かねだる気なの?

「うーん、ジュース奢る」

「アイスがいい、もちろんハー○ンダッツな」

「あっ!それいい!のった!」

「えっ…まじで…アイスでもいいけど、ガリ○リ君とかさぁー」

「それジュースより安いだろ」

「ちっ、ばれたか。うーん、そうだなー、じゃあ、ヒントは三つ、答えられるのは二人合わせて二回まででどう?」

「うーん、いいよ、それで」

「私はハー○ンダッツが食べれるなら何でもいいよー」

由里が機嫌よく答える。

当てなきゃ食べれないけどね。

「よし決定!ヒントどうしよう」

「質問形式にしよーよ!」

「あ、いいなそれ」

質問形式…当てられる確率上がるなぁ…

「うーん…まあいっか。質問どーぞ」

「えーっと、じゃあその人の特徴は?」

「特徴?うーん、見た目30代前半くらいで黒髪ロング、由里ぐらいかな?で、ちょっとタレ目。優しそうな感じ。すごく綺麗な人だよ」

「それじゃわかんねーな、今出てるドラマとかは?」

「翔、茜ドラマあんまり見ないからそれ答えられるかわかんないよ」

「あ、そうだった。じゃあどうしよう…」

そつだったって、同意するのか…

「何のドラマかはわかんないけど、この間ヤンデレっぽいような感じの役をやってたのは見たよ。あれは怖かった…月曜日だったかな?」

「ヤンデレ?」

「あっ!分かった!」

う…まじで…?私のお金がハー○ンダッツに…いや、でも外れるかも。

「えっ、まじで!?」

「うん!私そのドラマ見たよ!あの迫力はすごかったなぁー。鳥肌立ったもん」

「分かっちゃったのか…」

「うん!藤崎綾子でしょ!」

「正解。あぁ…お金が…」

「やったー!ハー○ンダッツゲットだぜ!」

ぴっぴかちゅー…って言いたくなるのは何故だろう

「藤崎綾子って、あの藤崎綾子?まじで?」

「うん、まじ。あ、ねぇ、これって翔にも奢るの?」

「え、奢ってくんないの?」

「だって翔当ててないじゃん。まあ、ガリガ○君くらいならいいけど」

「じゃあ、ガリガ○君でいいや」

「あっ、私今日部活だから明日がいい」

「りょーかい。翔も明日でいい?」

「俺はいつでもいいよ」

「分かった」

ハー○ンダッツっていくらしたっけ…

二百円はしたよなぁ…


まあ、勝負吹っかけたの私だし、しょうがないか…

翔の読みはかけるです。



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