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付き合い始めた彼女がエイリアンだった件

作者: 束間由一
掲載日:2012/02/23



 18年めの夏、僕に初めての彼女が出来た。

 クラスのアイドルの、大空コヨリさんだ。一か八かの告白がまさか成功するとは思わなかった。奇跡が起こったのだ。コヨリさんに「これから、よろしくお願いしますね」と言われた時には僕の心の臓はタイタン級の震動、脳内には桜の花がぱあっと咲き誇った。


 彼女の家にも案内されて有頂天の僕だったが、その輝かしい学園恋愛生活に早くも暗雲が立ち込める。それは、大空コヨリさんと自宅の部屋で楽しく話していた時だった。急に彼女の様子がおかしくなり、らグロロロロと変な声を出し始めたのだ。僕が心配して声をかけると、彼女の口からはとんでもないものが飛び出していた。


 それは、顔だった。小さな生物の顔。

 僕は、驚きのあまり尻もちをつきそうになったが、彼女に悪いのでばれないようにうまく口でごまかした。


 「あ、ごめん。たまに出てきちゃうんだよね~第二頭部。 テヘッ」


 天然系の彼女だが、今の声はクリーチャー的なボイスだ。

 しかも、出てきた頭部から変な液体が床に垂れて、ジュワーと言う音を放っていた。おそらく、溶解液と言うヤツだろう。僕は慌てて彼女にティッシュペーパーを箱ごと渡して全て拭かせたが、カシミアの絨毯には大きな穴があいてしまった。


 金曜ロードショー好きの僕の見解では、彼女はエイリアンだと思う。

 心の中に咲いていた桜の花は、気がつけば全部散ってどこかに飛んでいてしまっていた。 




 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 第二頭部、どっちの頭部が主人公を好きになったんだろうか、と想像が沸きますね。 子供ができたら、腹を突き破って産まれそうですね。 [一言] エイリアンなのに天然系。 それでも、つきあうのは嫌…
2012/02/25 00:11 退会済み
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