表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ロミオ&ジュリエット  作者: nekorovin2501


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/6

第5話 最終決戦と結びの光

両王国の妨害派閥は、ついに本性を現した。

水の王国と銀鋼の王国の境界線——渇きの谷全体を舞台に、首魁率いる反乱軍が蜂起した。

首魁は両国から追放された元陰陽師と白兎族の戦士の混成で、神託を否定し、独自の支配を狙っていた。

彼らは湖の水を汚染し、砂丘のミスリルを腐食させる呪いをかけ、滅亡予知を加速させていた。

悠真とリルカは、両王家の軍勢を率いて谷へ急行した。

黒い城の陰陽師たちが呪符を展開し、白兎族の戦士たちがミスリル剣を構える。

だが、敵の数は予想以上。

首魁の周囲には、棘殻の王蟹を召喚したような巨大魔物が並び、砂根の守護根を毒化した霧が広がっていた。

「これが……最終決戦か」

悠真は胸元の勾玉を握り、湖水を注いだ鏡を構える。

リルカは兎耳をピンと立て、ミスリル剣を抜く。

「王子、私が前衛を取るわ。貴方の詠唱を守る!」

戦いが始まった。

敵の先鋒が砂嵐を巻き起こし、毒霧を放つ。

白兎族の戦士たちが超速で割り込み、霧を切り裂くが、敵の耐久が高い。

陰陽師たちは祓いの術を唱えるが、詠唱中に敵の投剣が飛ぶ。

「——今だ!」

リルカの銀閃が爆発。

兎跳で空中を駆け、敵の攻撃を次々と封じる。

悠真はしじみ抽出液を飲み、活力爆上がりで大規模詠唱を開始。

「陰陽の理、全てを祓え——湖の恵みよ、融合せよ!」

詠唱時間、十秒。

その間、リルカが単独で十人以上の敵を倒す。

彼女の肩に棘殻の爪が掠るが、永遠の輝き梨のバフで美肌とスタミナが持続。

「くっ……負けないわ!」

首魁が嘲笑う。

「愚かな! 神託など我々の呪いで作った幻想だ! 両国を滅ぼし、新帝国を築く!」

首魁は巨大魔蟹を召喚し、ミスリル腐食の呪いを放つ。

悠真の詠唱が中断寸前——だが、リルカの超速割り込みが魔蟹の隙を突く。

「王子、勾玉を!」

二人は勾玉を重ね、光の鎖を最大化。

鎖が湖水としじみ抽出液、ミスリルと砂根の守護根、棘殻の王蟹の甲殻、永遠の輝き梨を融合させる。

「——融合の光よ、滅びを払え!」

黄金の光が谷全体を包む。

敵の呪いが溶け、魔蟹が崩壊。

首魁の体が光に飲み込まれ、反乱軍は降伏した。

光が収まると、谷の中央に新たな泉が湧き出ていた。

湖水とミスリルが混ざった「融合の雫」——渇きを癒し、両国を永遠に繋ぐ資源。

湖の水位が上がり、砂丘の輝きが戻る。

両王家は和解を宣言。

悠真とリルカは、湖畔の夕陽の下で本当の婚約を交わした。

勾玉の光が二人の手を結び、兎耳が優しく揺れる。

「……運命なんて、悪くなかったわね」

「俺も……君と結ばれてよかった」

二人は唇を重ね、両国の民が祝福の声を上げる。

水と銀鋼の王国は、一つになった。

(完)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ