罷免権について 調査理由 現状
自分の親は選挙に行かなかった。選挙で政治を変えることをあきらめていた。しかし彼らはなぜ選挙が政治を変える能力を持たないのかその仕組みについて答えることができなかった故に自分で調べ上げた。その結果を記述する。
現状の日本の政治家に対して「国民に選ばれた」といえない上状況があります。国民目線では単純に「選んだ」というよりかは「選ばさせられた」もしくは「選ぶことを強制させられた」というべき状況であると愚考いたします。故に完全な民意を反映しえていないという現状があると思います。
この状況の根本は「有権者の名前を書いた有効票以外の民意をすべて無視する制度=選ばないという選択肢がない」、「選ぶに値する候補者がいない」という地獄の現実が存在することです。
前者は選挙制度上、白票、無効票、棄権票いずれも等しく無視され、選挙結果に影響を与えることがない。たとえ「選ぶに値する候補者なし」「該当者なし」と書いても「無効票」とされ、選挙に反映されることがないのであります。これは彼らが存在しないものとして扱われているのと等しく、隣国独裁国家などで行われている選挙において信任投票しなかった人間が消え、いなかったものとして扱われるのと酷似しています。消されない分マシな…いやマシではない。支持者への利益供与の生贄に長期的搾り取られて捨てられる…あっさり消されたほうが楽な状況かもしれない。
後者を現実の選挙区で起きた事例で表現いたしますと、二階敏弘の和歌山旧3区は成立から表向き廃止までおよそ28年間のうち二階敏弘VS日本共産党しか立候補しない選挙が任期8年分も存在したという事実が代表例です。どちらも選びたくないという人間は確実にいるでしょう。
選ばないその選択肢が保証されていません。民間が商売上同様のことを行えば押し売りに類する行為でありましょう。ここを変えぬ限り、日本の政治に未来はないと愚考いたします。