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大罪と魔女シリーズ

世界愛と炎の魔女

作者: リィズ・ブランディシュカ



 私は、幼いころからどうすれば世界がよくなるのかを、ずっと考えていた。

 この世界は絶えず、争いごとで満ちているから。

 世界が可哀想。


 みんな、皆を幸せにする方法より、誰かを不幸にする方法ばかり考えている。

 頭の良い人もそう。

 だから、世界はいつも悲惨な目に遭っている。


 世界はいつだって私達を生きさせてくれているのに、どうして困らせてばかりいるのだろう。


 もしかしてみんな、本当は頭が良くないのかな。


 頭の良い人ですら、頭が良くないなら、みんながみんな頭が悪い事になっちゃう。


 そうすると、どうなるんだろう。


 この世界は、たくさんの頭の悪い人達でまわっている事になる。


 だとしたら?


 そっか、だから世界が一向によくならないわけだ。


 じゃあ、頭の良い人だけにして、それを増やせばいいのかも。

 真っ赤な炎で燃やして、綺麗にしてあげればすっきりするはず。


 世界を救う方法、見つけた。


 きっと褒めてくれるよね。


 さっそくみんなに教えてあげなくちゃ。



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