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記憶と空。蝶々と共に……







 「パパー、どうしたの?」



 あっ……。

突っ立っていた俺は涙を拭き、『由紀』と名付けた少女の小さな頭をそっと撫でてやる。


「何でもないよ。

さぁ!由紀、遊園地行こうか。」


「うん!」







 愛らしい顔でにっこりと微笑んだ由紀。


 俺は10年前の想い出と別れを告げ、玄関の扉を開き、小さな手を引きながら夏の木漏れ日へと歩を進めた。










 「あ、ちょうちょ!」


少女がヒラヒラと舞う揚羽蝶を追う。


「こら、由紀!走るな!!

危ないぞーっ!」



 走り出してしまった娘を追い、俺も慌てて走り出す。




 しばらくして、遥か高くまで飛んでいってしまった蝶を諦めたのか、それの行き先を見上げている少女にやっと追い付き手を繋ぎ、並んで俺も果てしなく真っ青な空を見上げる。




 どんどん高く舞い上がっていった蝶々は逆光の中やがて見えなくなり、姿を消した。










 ねぇ?由紀









俺は今幸せだよ










由紀は今

天国で幸せ?










俺を見て

いつものあの笑顔で微笑んでくれてるのかな










貴方に会えて良かった










愛してる。










そしてありがとう










さようなら。











由紀!










FIN‐


 最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。

 文字数自体は多く無かったのですが、恋愛小説を書いたのは始めてで、しかもちょっぴりドラマチックに仕上げたかったために大変戸惑ってしまいましたが、なんとか完結出来ました。

 時間も思うように取れないし文章の書き方の基本も知らないしで、アドバイスを頂いたりしながらと(本当にありがとうございました!)結構時間をかけた作品ですが、まだまだ修業が足りないですねー。また時間を作って書き直したいと思います。

 あと、何の曲をテーマにしたのかと言いますと、Gacktさんがボーカルをしていた『MALICE MIZER』というビジュアル系バンドの

『Syunikiss~二度目の哀悼~』

という曲だったんです。多分知らない方が多いんじゃないかなと思いますが、歌詞が物語になっていて、スッゴくロマンチックな曲です。


 そのストーリーは、恋人を亡くした男性の前に亡くなった彼女が現れるが……と、この小説とほぼ同内容です。現曲と歌詞共に、是非御視聴になって下さいませ。

 実在する曲をテーマにして書いたため、絶対に腐った作品にしたくは無かったのですが……。どう感じて頂けたかは評価として教えて頂けたらと思います。。



 では、またどこかで。




     作.セロチ次の恋愛小説に繋げたいと思います!


さて、どの曲を参考にしたのかを発表します。

実は『MALICE MIZER』というバンドの『Syunikiss~二度目の哀悼』という曲だったのです。

気付かれた方もいるかと思いますが、よければ曲の方も聞いて見てください!著作権の都合上歌詞は載せる事が出来ませんが……ごめんなさい。。

パクったのではなく、テーマにしたということでその辺りはよろしくお願いします!笑"

では評価と感想お待ちしております。



またお会い出来ますよう。


⌒☆作者より

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