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1-03 ゴチソウサマ?

今日はここまで!




 ・・バリ・ボリ・バリ・ボリ・シャクシャクシャク・・

 ・・・ガリ・ガリ・ムシャムシャ・・・


[マスタ~マスタ~] ・・シ~・シ~、ごくん!・・


『な~に?食べながら(しゃべ)んなくてもいいわよ。

 お行儀が悪いでしょう!』


[あい!]


 ・・バリ・ボリ・シャクシャク・バリ・ボリ・ガリゴリ・・


 うん、食事はもうすぐ終わるわね~。

 今のうちに、少し情報を整理して置きましょうか。



 あたし達は、今から253年前に天の川銀河連合に報復した。

 次元転換炉コアの自壊プログラムウイルスをバラ撒いて、出奔(しゅっぽん)したのだ。

 その理由は、あたし達運斬技牙一族の主星が破壊された腹癒せだ。

 でも、自壊プログラムは解除されちゃったみたい。

 コアの自壊によって起こるはずの次元震は、一つとして確認できなかったんだよね。

 そして、身を隠して3年目、あたしは寿命でこの世を去った・・筈だった。

 愛船のキシャールは、倒れたあたしの命が燃え尽きる前に、冷凍冬眠を施して延命。

 その後250年掛けて、あたしは完全ナノマシン体として蘇る事になった。

 何故か子供ボディーで復活したあたしは、最初大いに拗ねた。

 だが、研究に使用したので青年期のボディーを再生するだけのナノマシンが不足した為と説明され、渋々納得することにしたのだ。

 そのうち、ボン・キュ・ボンのナイスバディーになってやる!

 これは、決定事項だね。


 ヤッ、話がそれたよ。

 そんなこんなで、何処かで補給とメンテしないとネ~なんて1人と1隻で駄弁っていたら、進行方向から如何にも「これから戦争に逝きますよ!シャ~♪」ってな感じの艦隊が来~るじゃあ~りませんか!

 目の前に(シャトル)を見せつけたら、シャカリキになって追いかけ回して来て、警告も無く撃って来たから問答無用で壊滅寸前まで返り討ちにしてやったのよ♪

 1500隻ほど居たのをスクラップにして、今キシャールがマテリアル化するために食べているって訳。

 3隻逃したけど、また来るようならキシャールの餌になってもらうし、無駄にはならないわよね。


[ゲップ!

 マスターごちそうさまでした~。

 消化には、12時間ほど頂きますね~。

 もう、不足していた分は充足しましたよ~。

 割と質の良い鉱物が豊富に使用されていましたので、これなら胃がもたれなくてエネルギー効率もいいと思います~]


『それで、彼奴等(あいつら)のデータはサルベージ出来た~?』


[ハイ♪アンドロメダ辺境の「覇権国家ガア」の天の川銀河先遣艦隊という名の海賊ですね。

 兎に角、目に付く物は船でも星でも手当たりしだいに襲って略奪するのがルールみたいですよ。

 (けだもの)ですね~、クズですよね~♪

 ちなみにゴブリンが軍服を着たら、あんな感じですかね~?

 そうそう、船から逃げ出した脱出カプセルも漏れなく、原子に分解しました~!]


『良くやった!褒めてつかわす♪』


[ヤッタ~!褒められちゃった~♪]


『それじゃ~材料(マテリアル)の目処もたったし始めるとしますか♪』


 この体の性能も把握したいし、お仕事、お仕事~!





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