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第2章 プロローグ




 アンドロメダ中央にほど近い場所に、近代的なビルの立ち並ぶ惑星がある。

 共和連合国中央惑星ザイン、事実上の首都星である。

 小規模な惑星国家が乱立す西アンドロメダを共和連合という枷で纏めている経済の中心である。

 アンドロメダ銀河の経済の半分が、ここザインを中心に回っていると云っても過言では無い。

 そして、そんな光り輝く場所には光の当たらない場所も出来るのが必然だ。

 光が強ければ強いほど、闇も深くなる。



 そんな惑星の最底辺、スラム街の一角に小さな診療所があった。

 黒い獣を助手にしている幼女がそこの主だった。

 その黒い獣は人の話を理解し、背中に生える4本の触手を駆使して人間以上に器用に物事を熟すのだ。

 そして主の幼女は、見掛けとは違いどんな怪我や病気でも治すと評判の迷医だった。

 本人いわく『お医者さんごっこで、金は取れないだろ?』と、云って患者を煙に巻くのだった。

 




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