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帰宅部の意地  作者: リディリエル(四葉 六華)
1 帰還少年と迷宮少女
4/68

1-3 勇者、賢者、帰還者。

修正完了したので投稿します。

今回は勇者サイドから。

─Side:順也─


俺達が召喚されてから一ヶ月。

俺のスキルレベルは27まで上がった。

途中、<生命の鼓動>というレベルが上がりやすくなるスキルを手に入れ、他のクラスメイトより大きく成長した。


この一ヶ月で、俺達は会議を開いたりして、自分達の限界、職業などを共有した。

しかし、数家のスキルはわからなかった。

自由時間内に開いたのだが……

おかげで数家だけ職業とスキルがわからないままだ。


前に職業は聞いたことがあるが、スキルについては聞かなかった。

<帰還者>という職業。概念としては、<帰る>。

すなわち、地球に帰る何らかの手段を持っていてもおかしくはない。


……今までの行動で、そんな気配はないが。


「ねえ、順也君」

「何?」


俺が数家について(数家の職業について?)考えていると、声をかけられた。

彼女は水原みずはら真紀まき。職業は賢者。

特徴的なツインテールをいじりながら、彼女は話す。


「数家? のこと、どう思う?」


そういえば、彼女は去年違うクラスだった。数家のことをあまり知らないのだろう。


「どうって……そこまで<悪人>ではないよ」

「そうじゃなくて」


彼の性格じゃないなら、何を聞いているのだろう。


「会議に参加しないことだよ」


行動のことらしい。


「……中庭にでもいるんじゃないのか」

「何でいるの? 王女が<あんまり外に出ないように>って言ってたけど?」

「<中庭>は中にあるんだろ。外じゃない」


頭が固いのか? ……まあいいや。

卒業式の売り物事件みたいな感じだろう。あのクオリティが高すぎて他の学校に売られたやつ。

あれと同じ感じで、納得いくまでやってるんだろう。

……何をやってるのかまでは知らないが。


「……本人にでも聞くか」

「どこにいんのよ」


前に風呂場であったからいけるだろう。そう言うと。


「……あの外見で?」

「ああ、あの外見で」


いくら生物学が証明してもな……


「じゃあ、頼むわね」


そう言って、彼女は歩いて行った。


……思いつきだったのだが、採用されてしまったようだ。

俺は会話を繋げるのが得意ではないのだが……仕方ないか。






──Side:数家


あれから、一ヶ月が経った。


ステータスは大きく成長し、新しいサブスキルも手に入った。

具体的には。


────

カズヤ・キリシマ 男 13歳

人族 Lv.1

職業:帰還者


VIT:213

STR:24

INT:14

RES:32

DEX:179

AGI:1057(+5)


<固有スキル>帰宅Lv.37

<通常スキル>共通言語


アクセサリ


アイテムボックス(指輪:中)

シプア生地の服(AGI+2)

天馬の靴(AGI+3)

────


……こんな感じだ。

全体レベル(一番上の)は魔物を倒すことで上がるらしいので放置。

固有スキルの派生スキル(めんどいからサブスキルと命名)も増えた。

具体的に、分身とか。

表示するとこんな感じ。


────

固有スキル<帰宅>Lv.37

獲得スキル一覧

Lv.1:高速移動タキオン(13倍まで)(A

Lv.1:味付け(AGI+21)(A

Lv.5:オールウォーキング(P

Lv.7:タイマーセット(A

Lv.10:地図化マッピング(P

Lv.11:擬態カメレオン(A

Lv.15:視力上昇アイレンズ(P

Lv.20:転移テレポート(A

Lv.22:全方位視点オールクリア(P

Lv.25:念話(自分含む2人まで)(A

Lv.28:分身(最高3体)(A

Lv.30:危険察知サーチ(P

Lv.33:天候変化ウェザーサイト(A

Lv.35:言語習得マルチリンガル(P

────


Aはアクティブスキル、Pはパッシブスキルの略だ。

……なんか必要ないようなものが混じってるのは気にしてはいけない。

ぶっちゃけ天候変化ウェザーサイトとか何に使うんだとか思ってる。


……明日は迷宮探索なのだが。

これでどうしろと? って言うのが本音。建前も何もあったもんじゃない。


ボッチが幸いして擬態カメレオンとか使ってもバレないんじゃね?

……できそう。知り合いとかいないし、バレなさそう。バレても「ふーん……」で片付きそう。


今もうすでに夜なわけだが……他に対応策が思いつかないしそれでいくか。


あと2日分は……あるかなあ。

とりあえず頑張ります。

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