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帰宅部の意地  作者: リディリエル(四葉 六華)
2 スキルに神様、そして襲撃
18/68

2‐8 襲撃!第二群 ボスの弱点

本日二話目の投稿になります。


ボス?……ああ、確かそうでしたね。

文字数がちょっとあれだったので。

「おーおー、戦ってる」


俺は現在、平原の近くの木の上にいる。


第一群をなんとか撃破。休んでいるところに第二群のお知らせ。

さらに第二群は耐久の高い魔物達で構成されている。

攻撃は痛くないが、倒すのに時間がかかる。面倒臭い相手だ。

まあ攻撃も耐久も高い相手よりは幾分ましだな。


「加勢?」

「んー、勇者が頑張っているからもうちょい後だな」

「わかった」


そう、勇者が頑張って他のクラスメイト達の士気を上げようとしている。結果的にいい感じに魔物を倒せているので、放置してもボスまでは持つだろう。


「リアこそ<憑依>、使わないのか?」

「準備に時間かかる。それと、一週間につき一回」


あー、クールタイムってやつか。じゃあ諦めたほうがよさそうだな。

他には……やることないか。第二群食い止めたの落とし穴だし、活躍はしてる……よな?


第一群が通り過ぎた直後に仕掛けて、第二陣の侵攻を一時的に止めた。

そのおかげでレインボア戦に邪魔が入らなかったのだから、感謝してほしいものだ。


このあとは勇者がへばったらヘルファイア&<守護の祈り>で乱入。一気に仕留める……という作戦を立てた。


「お、そろそろダウンしそうだ。リア、祈りの準備」

「ん。……<守護の祈り>状態:保留」


これでよし。

後はタイミングを見てヘルファイアから乱入。

いい調子に読めてるな。


「おお、とうとうなったな。ボスまではヘルファイアやっとけば持つか。やるぞー。3、2、1」


「<守護の祈り>」

「ヘルファイア」


壁っぽくなるように意識しつつ、縦に伸ばす。

勇者と魔物群のちょうど間に置けたので、そのまま木から飛び降りる。


「カズヤ、抑える。草原焼ける」

「あ……こんなもんか」


あっぶね……ギリギリセーフ。

焼けないように先に<守護の祈り>発動してもらったのに、焼け野原になるとこだった。


「リアー。ボスは?」

「500メートル先、移動中」


んじゃ見せてやりますか。


爆弾業火ヘルフレイム

「<奇跡の祈り>状態:追尾、付与」


爆弾業火ヘルフレイム>はヘルファイアを球状に凝縮したもの。

<奇跡の祈り>は、熟練度を上げることでできることを無理やりできるようにするもの、らしい。


凝縮だから、壁は削れていく一方だ。

一度に二つ、同じ系統のスキルを操作することはあまりないため、訓練はしたが、まだ限界はある。

あれ、前も同じようなことを考えたような。


「ボス。見えた」

「……あれか。でかいな」


四本足で、竜のような見た目をしている。しかし翼は無い。全長は……5メートルくらいか?

危険察知サーチによるとレベルは39。俺が20いくかどうかのところ、勇者が第一群倒して31だから……完全に格上ですねハイ。

スキルレベルなら42で上だったのになあ……


リアによるとあれは<カオスワーム>。邪神に汚染された竜が進化するとこんな感じになるらしい。

ワ-ムのように全長の三分の二が口ではないようだが、毒や炎といったブレスを口から吐いてくるとてつもなくきたnゲフン、……厄介な魔物のようなので、注意が必要だ。


「大丈夫。皆、それ思ってる」

「ならいいけど……いやよくねぇ」


皆そう思ってたら誰が退治すんだ。炎を吐くってことは炎に耐性があるわけで……

耐性無いと体の中が大惨事になるし。


つまり、俺では火力不足です。誰か助けて。

さらに状態異常無効出来ないので毒をばらまかれたら何もできません。

んー……あ。


いけるかもしれない。


「頑張って」

「最後まで人任せかよ」

「大丈夫。仕事はやる」


実際草原は焼け野原になってないしなあ。

とりあえず誰か氷貸して。

かなり量いるけど。


「<物理の願い>選択:氷」

「何でもできるな……サンキュ」


なんかぶちまけたらここ一帯が凍りそうな量出てきた。

これで一応はできる。

後は口を開けてくれればできる。

早く開けてくれないと俺が凍死するんだけど。


とか思って(念じて?)いたらブレスの前兆か、口が開いた。


「<転移テレポート>」


開いた口には、大量の氷をぶつける(転移させる)。

炎に強い敵が氷に弱いのは定番だ。効いているっぽいし。


そのまま、数分が経ち、ついにカオスワームは動きを止めた。


……ここから第三群来ないよな?


「問題ない。終わり」


じゃあ勝ったのか。リアの活躍であんまり苦労してないけど。

ああ、勇者組がハイタッチしてる……これも前どっかで(ry


勝ったけど反省点はたくさんあるんだよなー。

後でまとめるか。



こうして、王都襲撃事件(?)は幕を閉じた。


【カオスワーム】炎と毒のブレスを吐く汚いゲフン、厄介な魔物。見た目こそ黒いものの、緑や茶色だったら確実に通報するレベル。ドラゴンの一種、<ワーム>のくせにワームっぽくない。文字数の被害者。


作者「変なところで切るよりこっちのほうが楽。対人戦でもないしバ難、じゃなかった。倒すのに時間かかる」

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