ロリコン男、夢の幼女AI開発へ
はっきり言って、幼女AIとかで小説書くことになるとかおもわなかったよ。
男、ナンバラヤ・シゲキはロリコンであった、だがロリコンであることを悟られてはいけない、世間にそれが知れれば社会的な死につながるのが現実である。 とくにロリコン趣味は即座にペドフィリアと結び付けられて考えられるので、害虫を見る目でみられることはたしかだろう、そうともなれば、できるだけ隠ぺいして自らの思いを遂げねばなるまい、リアルの幼女に手を出せないのであれば、空想の幼女を実体化するまでである。 それだけの科学力はすでに整っている。
「3Dプリンター」
もともと、ロボット開発の会社に勤務していたこともあってか、自宅にも3Dプリンターを完備できたのであるが、現状のロボット開発は確かに人型機の製造が主流になりつつあるとしても、とても幼女を再現できる環境ではない。
「幼女がいかに、社会貢献するのかをどうやって上司に理解させようか?」
試行錯誤を繰り返したのち、そうだ、そもそも幼女からデータを取れなければ理想の幼女を作ることができないではないかと理解した、ナンバラヤは、こうなれば、幼女向けのロボット開発を、そう、幼女の友達となるロボットを作ることに決めた、まずは赤ちゃんロボットから初めて、徐々に幼女とコミュニケーションの取れる幼女ロボットにすればいいだけのことである。
「そうと決めたら、3Dプリンター起動!」
3Dプリンターが軽快なリズムで幼女を出力し始めた、といっても赤ちゃんからスタートであるが、それでも十分である、いずれこちらが作ってるAIとともに成長を果たして、あらゆる人智を越えた、そう、ロリコンの需要に対して確実にこたえられる幼女AIが完成するだろうからである。
「ロリコン人生は始まったばかりだ」
安心しろ、第一線とか、いろいろ、倫理とか、大丈夫かとか、まあ大丈夫だから。