異世界転移
「わたしは神だ。」
・・・
「は?」
いまいち現状が理解できない。
まず、何故神(自称)が現れる?
というよりここはどこだ?
そして明らかに神(自称)が若い!
「あの…そんな目で見ないでくれる⁈いきなりあの言い方は変だったかもしれないけど、
その目はやめて!」
神(自称)明らかにテンパっている。
それはもう泣き泣きだ。
というより…
「ここ何処ですか?さっきまで僕なにしてたっけ…」
ほんと、僕はなにをしていたのだろうか…
思い出せそうだけど思い出せない…
「あ、そうだね。言うの忘れてた。君は…
死んだんだ。 」
「は?」
出ました。本日2回目の は?
「なに言ってんの明らかにおかしい…」
心当たりがあるのか声がどんどん小さくなっていく。
「心当たりがあるようだね。」
神(自称)いたいところを突いてくる。
「そんなはずは…ない。…こともないかもしれないけど、なあーーい!」
もう、ヤケクソになっている。
「ま、本題はそこじゃなくて…君には
異世界に行ってもらう。
魔王を倒しに。」
・・・
「あ、異世界に行くときはステータスはあげとくからね‼︎」
神(自称)無反応に明らかに焦っている
しかし、その焦りを僕は裏切ることになった。
「よっしゃーーーー‼︎‼︎」
そう、僕はオタクだ。異世界なんて行きたいに決まっている。
「異世界ってあの異世界ですよね!エルフや亜人、あと魔法‼︎行けるもんなら行きたいです。」
「お、おう」
神(自称)明らかに戸惑う。
でも、相手は一応神だ。多分…
こんな相手でもしっかり対応する。
「じゃ、できる限り早い方が良いよね?」
「はい。当然‼︎」
「じゃ、行っらっしゃーい」
「行ってきます。自称神様。」
あ、心の声が…
神(自称をつけるのは怖いのでやめた。)の額に青筋がうかぶ。
明らかに神怒っている。
「ステータスは上げておくから魔王討伐よろしくね。」
声に力が入っていた。明らかに怒っている。
それから3年
「トドメだ魔王‼︎」
「ぐはっ」
遂に魔王を討伐したのだった。