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プロローグ「きっかけ」
ある日を境に僕の人生は、大きく変わった…
そう、いま流行りのみんな大好き異世界転移でだ。
それは3年前のこと…
「ふぁー」
眠い…
昨日夜中までゲームしていたからかな…
母親がイラストレイターである僕は、いつも夜中までゲームをしていた。
そんな僕は、顔は悪くないけど、みんなの嫌われものだ。
そんな僕に唯一僕に話しかけてくる女子の同級生がいる。
「おはよう、裕翔くん。」
彼女は、学校で三本指に入るほどの美少女だ。
みんなには、何故あんなやつと一緒にいるのと聞かれているらしい。
それでも、「一緒にいたいからかな?」と意味深な返事をしてくる。
そのせいで僕の周りからの目は冷たい。
「おはよう、大井さん。」
「もう、大井さんじゃなくて、翔子って呼んでよ〜。」
そんな何気無い?日常に異変が起きた。
キキーーッ
猫が車にひかれそうになっていた。
そのとき、僕の足は猫のほうに向いていた。
ドンッ
猫は幸い助かったそうだ。
でも、僕は…
「裕翔くん!」
頭から血を流して倒れていた