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僕がヒーローになれないワケ  作者: おねこいも。
第一章 僕はヒーローになれない
3/6

03

「学校に入学しませんか?」


「学校?僕が?」


 マスターの言葉に13は小さくうなづく。


「そうです」


「別にいいけどどうして?」


「墨くんをそばに置き監視してほしいのです」


「監視?なんで?この間のイジメの件で守れていると思うけど。

 監視まで必要?」


「貴方には話さないといけませんね」


「うん?」


「彼は左目で未来を見て、右目で過去を見みることができます」


「あー、そういうこと。

 戦争に使えるからテオスに暗殺されるかもってこと?」


「そういうことです」


「でも、未来が見えるんじゃ……ってそっか左目は眼帯をつけていたね」


「はい、その眼帯は特殊でして条件を満たさないと外せません」


「そっか」


「そういうことです。ちょっと厄介です。

 テオスにしてみれば懐柔してしまうことも可能ですが、殺したほうが楽ですしね」


「そうだね」


「なので怪しまれず。堂々と護れるように4月から彼と同じ学園に入ってください」


「わかった」


 13は小さくうなずいた。


「そしてこれが貴方の戸籍です」


「戸籍……?そっか学校に入るのに必要だもんね」


 13はそういうと書類をペラペラと見る。


美神びかみ 十三じゅうぞう?」


「はい、名前はこちらで決めさせてもらいました」


「そっか」


「貴方はこれから十三さんです」


「うん」


「4月6日に入学式の予定があるので忘れないでくださいね」


「うん」


 十三はそううなづくとトマトサンドを食べた。




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