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小説家の友人へ宛てた手紙

12月18日


 拝啓

 忘年会シーズンですが、誰にも誘われず寂しい冬をお過ごしのことと存じます。

 同僚の男性27歳が、先輩の男性37歳に執拗な誘いを受けているそうです。その先輩は同性愛者なのかというと、そうでもないそうで、年上で子持ちの女性にアプローチを掛けているとか。その子供というのも女子高生だそうです。

 その話を聞いて、なんだか面白そうな話を思いつきました。実は同僚と女子高生は恋仲なのです。きっとJKリフレで知り合ったのでしょう。そのことを承知の上で、先輩は年上女性を口説いているのです。紆余曲折を経て、先輩と年上女性が、そして女子高生と同僚がそれぞれ結婚することになります。この結婚によって親子関係になった先輩と同僚はもう離れられないというわけです。そう、全ては先輩の陰謀なのです。

 繰り広げられる薄気味悪い愛憎劇。

 女子高生は、先輩が母と結婚した意図に気付き、同僚を守るべく、先輩に決闘を申し込みます。そして同じころ、年上女性は同僚に嫉妬し、同僚に決闘を申し込みます。

 この戦いで同僚と先輩は死亡。母娘は互いの思い人を殺しあい、行く当てのない想いを憎しみに変え、最終決戦へと進みます。めでたしめでたし。

 どうでしょうか。面白い話が書けそうではありませんか。出版の暁には印税は折半で結構です。


未来のハルキムラカミ A先生                                        ゴーストライターSより

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