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合コンの人選に対する苦情の手紙

1月22日


 拝啓 私は貴方に苦情を言いたい。私が長文の手紙を書いてまで断ったあの合コン。人数が足りないからどうしても、と言うから行ったのに。私が苦情を言いたいのは、飲み放題3000円の湿気た小汚い居酒屋についてではない。人選である。

 まずあの白ロリ。あれは白ロリというスタイルで合ってるのか?明らかにまともじゃない。怖い。多かれ少なかれ、人は何かに期待して合コンへ行く。彼女はその期待を、なぜあの服装で実現できると思ったのか。ありのままの私を受け入れてくれる人がいるかも知れないと思ったのか。居る訳がない。それが分からないから、彼氏が出来ないんですよ。

 そして職業不詳。何故職業を隠す。一体誰がそんな怪しい奴を好きになる。笑って誤魔化せば誤魔化すほど気持ち悪い。職業不詳=良くて無職、下手をすれば犯罪者でしかない。


 本当に異常なほどに盛り上がらなかったですね。

 先ほど人は多かれ少なかれ何かに期待すると書きました。私もです。しかし、期待とは如何に儚いものであるか、改めて思い知りました。

 私は学びました、儚い期待に縋り、救いを待つのではなく、自らの手で道を切り開くことを。


 職場に美女がいます。私は前に進むつもりです。だからもう合コンには誘わないでください。


G様

                 S様

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