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恋愛ゲーム、只今開始!  作者: 鏡 さとこ
1/1

この調子で、頑張ろう!...ってそれ本当に思える?

初投稿です。

楽しんで頂けると嬉しいです。

マイペースに更新していきます(*⌒▽⌒*)

「おはよ!」

「ふあぁ...」


こいつ、声掛けてんのになんなんだよその欠伸(あくび)は...



絶対に、負けないんだから!




私は、

麻倉(あさくら) 花香(はなか)

高校二年生、十六歳。


私は中学校の頃内気で地味な感じだった。

でも、地味な割に人一倍頑張って、憧れのこの竹沢高校に入ってきた。

自分を変えたくて、必死に勉強を頑張って、竹沢高校に入学してからは、新しい友達と明るく楽しい生活をおくることができた。




この調子で、二年生も頑張らなくっちゃ!




四月の私は、自信に満ち溢れていた。

始業式で、こいつに出会う前は...







***始業式


「ねえねえ!私達、また同じクラスだね!よろしくね、花香!」


女子の私でも思わず(ドキッ)と思わされる可愛い笑顔を向けてくれたのは、立花(たちばな) 夏美(なつみ)


彼女は高校生になって初めての友達で、実は、私にとって人生初めての親友でもある。


夏美は、ショートボブで私とは違って明るくて、異性同性どっちからも人気がある。

黒髪セミロングの至って普通(いやむしろ不細工)な私なんかと、どうして一緒にいてくれるのかなーなんて疑問に思っていた時があった。



高校生になってからも、一年の最初はやっぱり内気だったので、夏美にそれとなく理由を聞くのは少し時間が掛かった。


「花香と仲良くするのはなんでかって?そんなの、友達なんだから当たり前じゃん!一緒にいて面白いし、楽しいし!なんてったって、花香のその透き通る声が一番好きなんだよねぇ~。」


やっと理由を聞けた時は、今までの緊張がほぐれた上に、嬉しかったので少しにやけてしまった。

そういえば、その後夏美に「花香は?私の事どう思ってる?」って、夏美の事散々言わされたっけ...





「くすっ」

「花香~なに笑ってるの~?ニヤニヤ」

あ、いつの間にか自分の世界に入ってた...


「ちょっと、思い出し笑いだよ」

「そうなの?ふーん」


変な人だと思われちゃったかな?

そんなことより、そろそろクラス行かないと...


「それより、早く新しいクラス、いこっ?」

「あっ、そういえばそうだね!

ちなみに、私達のクラス名簿、名前知らない人ばっかりだから、また新しい友達沢山できるかもね!」

「そうだね。」

「もしかしたら、運命の人にも出会えちゃったり...?ニヤニヤ」

「もうっ、何を言ってんのよ!」


話ばっかりでなかなか歩き出さない夏美の腕を引っ張り、新しいクラスに向かった。








階段を上がり、二階にたどり着いたとき

「!?!?」

 




ふわっ...


一瞬、足元が宙に浮いた。


...いや、浮いたんじゃなくて...つまずいたんだ!!!

嘘でしょ...

何も無いところでつまずくなんて...




頭の中がぐるぐる回転してる内に

やばい、倒れるっっ!!!








「ズシッ」


.... え?

私今転んだんじゃ?

普通「ゴンッ」とか「バタンッ」とか言うよね?


でも痛くないし...というかなんか腰に違和感...




「ねえ、重い。」


え?は?

男の声?

てか、腰の違和感って、手じゃないか!!!!



私は、恐る恐る目を開けてみた。

「いつまでその体制なんだよ。重い。」


腰を掴んでいたのはその声の主の男子。

男子...?




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