おまけ(旧、『それでも、僕は…』)
それでも、僕は…
通勤の途中で見かける、何故かとても気になる人、実は自分の知っている人。久しぶりの再会で、お互いの気持ちが一気に加速する。そして、二人は付き合う事に。 そして…。
お題としてもう一つは、マスクメロンさんがホームページで出していたお題、『イアホン、つめきり、ボールペン』、『メロン、くつべら、海ぶどう』、そして『ネコ、すべり台、自動販売機』を使った短編を並べたもの、という事です。最初は別々のお話を、と思ったのですが、ふと、これはつながる、いえ、強引だけどつなぐ事が出来る、そう考えて、短編三話での、一つのお話として作ってたものです。
ちょっとなぁ、と思って、おまけに格下げしました。一応、一度掲載したものなので、消してしまうのもどうか、とも考えましたので。
その時に頂いた感想と、そのコメントを後書きにつけました。
出会い(イアホン、つめきり、ボールペン)
もう最近、僕は色々な事が嫌になっていた。ほとんどは仕事の事だけど、なんでこうなってしまうのか?どうして僕ばっかりこんな目に…。そう言いたくて仕方がなかった。
けど、それでも、会社に行く事を止める事はなかった。
どうしてか、と言えば、会社とは全く関係ないけど、僕には気になる女性がいた。
最初は、彼女がどんな人なのか、どこの誰なのか、何も分からなかったけど、とにかく気になっていた。そして、彼女を毎日見かけるのが楽しみになっていた。
その当時、彼女に関して分かっていた事は、僕の出社時間と重なるような時間に、僕と同じ駅から電車に乗る事。そして、途中までは同じ電車に乗るけど、彼女の方が僕より先に電車を降りる事。そして、駅まではバスで来ているらしい事。
他には、彼女はいつも、ちょっと凝った形のイアホンを付けていて、アイボッドか何かで音楽を聴いている様だった。そして何故か、よく周囲を見回していた。 なので、うっかり彼女を見つめていると、目が合ってしまって照れてしまう事があった。
もっとも、照れるのは僕だけで、彼女のほうは僕と目が合った事には気が付きもしないのか、視線はいつも僕を素通りしていったけど…。
あんまりに平然と僕の上を視線が横切っていくので、本当に見えてるのか?なんて思ったりもしたけれど、見えているのは確かのようだった。
朝、そんな彼女と会う為に、一日の仕事は辛いけど、僕は決して遅刻はしなかった。
けど、休日はつまらなかった。
ごろごろと部屋でテレビを見たり、本を読んだり、そしてつめを切ったり…。最高につまらなかった。
そんな休日のある日、ふと、何の気なしに、中学の卒業アルバムを手に取った。
そして、何とそのアルバムの中に彼女を発見した。 確信は無かったけど、おそらくは彼女だろう、そう感じた。 それに、その子だったら、僕には僅かだけど記憶があった。
たった一回だったけど、会話を交わした覚えがあった。
話題は『つめきり』だった。
確か、脇にカバーが付いたタイプならば、切ったつめが飛んでいかないから、散らからなくて便利。そんなどうでもいい様な事だった。
「そうかぁ、この子なのかな…。 だとすると同い年だったのか…」
だとしたら、ちょっと変わった子かも知れないな。などと、ほとんど話したこともない彼女の事を勝手に想像しはじめた。
アルバムだったので、彼女の名前も分かった。『月嶋 遥』それまで名前も知らなかったけど、名前が分かった事で、彼女の事を、より身近に感じたのは確かだった。
そのせいなのか、その翌週、久しぶりに早めに帰ってきた時、改札口の手前で、あの、トレードマークとも言えるイアホンを付けた彼女を発見した僕は、大胆にも声を掛けてしまった。
「ねぇ、月嶋さん」
声をかけた僕自身もびっくりしていたけど、僕の呼びかけに振り返った彼女は、もっとびっくりした様な表情を浮かべていた。
「だよね?」
僕はそんな彼女にかまわず、確認しながら近付いていった。
近付いて、よく見てみると、彼女はちょっとだけ赤くなっていて「えと、えと…」などとどもっていた。どもりまくる彼女を見て、多少は落ち着きを取り戻した僕は、一旦、咳払いをすると「ちょっと時間いいかな?」などと、言ってのけた。
そして、積もる話も色々あったけど、僕たちは、その日のうちに、お互いのメールアドレスを交換した。最初、携帯の番号を訊いたのだけど、それはやんわりと断られた。それにはちょっと落ち込んだけど、彼女はすぐにメモ用紙とボールペンを取り出すと、自分のメールアドレスを教えてくれた。
僕はそれでも十分だったけど、それ以上に嬉しかったのは、何と、彼女の方も、僕の事に気が付いていて、しかも中学校の同級生って事も知っていて、僕の名前も覚えていた。
そして、ずっと気になっていた。そう言ってくれた事だった。だから、あの後、二人がお互いを指差しながら言った言葉は「つめきり!」だった。
とにかく、その日を境に、僕の日常は一転した。文句なんか言う事はなくなった。人生バラ色とはこの事だ。って感じで、我ながら現金なものだな、とも思ったけど、でも、嬉しいことは仕方が無かった。 そして、彼女も喜んでくれている様だったので、それも嬉しかった。
僕と話す時、彼女はいつも僕をまっすぐに見詰めてくれた。僕が少しくらい小さな声で話しても、彼女に隠すことなんて出来なかった。「耳がいいんだね」そう誤魔化すと、ちょっと俯いて「そんな事、ないわ…」そう言ったけど、僕をまっすぐにみつめて、僕の言う事を一言だって聞き漏らさないんだから、相当に耳がいいのは確かだった。
いつも、お互いをまっすぐに見つめ合って話し、笑う。 僕たちは春真っ盛りだった。
まぁ、生まれたてのカップルなんだから、どうしようもない、って事だった。
携帯メールで連絡を取り合い、会社帰りに待ち合わせて駅前の喫茶店に寄ったり、時には休日に待ち合わせて近くの公園でデートしたりした。
出会ってから一ヶ月も経つ頃には、僕の部屋にも何度か来てくれていた。まぁ、お互いに自宅だったので、そのままお泊り、なんて事はしなかったけど、でも僕たちは十分に満たされていた。
お互い、いわゆる結婚適齢期、って年頃で、まだ、約束はしてなかったけど、既に僕たちの気持ちは一つだと感じていた。 後は僕が、何時勇気を出すのか、の問題だった。
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急展開(メロン、くつべら、海ぶどう)
季節が変わり、彼女に初めて声をかけた日から約三ヶ月、事前に聞きだしていた彼女の誕生日に合わせて、僕は小料理屋を予約した。 まぁ、僕の懐具合もあるし、そんなに有名なお店じゃなくて、ごく普通のサラリーマンの僕でも彼女と二人分の料金をなんとか負担できる範囲のお店ではあったけど。
何故か、と言えば、彼女が「海ぶどうって食べてみたいなぁ」そう言っていたからだった。
当然、僕としてはちょっと奮発している訳で、それ相応の見返りを彼女には期待していた。魚心あれば水心、じゃないけど、僕の隠した下心(それがどこまで隠せていたか、は疑問だけど)は、今日こそはプロポーズしようって事だった。
そして、僕は彼女のOKの返事を期待しているって訳だった。
結果から言えば、緊張しまくりの僕が、どもりまくっている内に、彼女に
「お嫁さんになってあげる」
などと言わせてしまい、僕の思いとしては情けないものもあったけど、結果オーライともいえる事になった。
とにかく、二人の想いを、約束を言葉に出来た僕たちは、いつにも増して上機嫌で、座敷から出る時など、ほほを染めた彼女が「はい、ご主人様」などと僕にくつべらを渡してくれて、喜んでいいやら、照れていいやら…、 いや、もちろん喜んだけど。
そうなると、僕の日常はバラ色を通り越してピンク一色って感じで、何を言われてもへらへらして、ちょっと前から周囲からどうしようもない、と言われていたけれど、「とうとう壊れたか」と評判になってしまった。
そんな中、僕たちはお互いの親に正式に挨拶したり、結婚式場を予約して、衣装や、披露宴の料理を見に行ったり、と結婚と言う儀式のための手続きに奔走する事になった。
披露宴の料理では、なぜか、二人ともデザートにこだわりがあり、ホテルの人の前で「いちごがいいわ?」「え? 僕はりんごが好きだな」で言い合いになり、結局、ホテルの人の「この季節のお勧めはメロンですけど」が決め手で、デザートはメロンとなった。
もっとも、そのメロンに関しても「それは中がオレンジ色のメロンですよね?」などという僕の確認を彼女に思いっ切り笑われて、一瞬「むっ」としたけど、続けて彼女が「どうして私と同じ事が気になるのかなぁ」なんて言うもんだから、結局、僕たちは二人で真っ赤になってしまった。
とにかく、僕たちは結婚に向けて走り出し、それ以外は見えていなかった。
けど、落とし穴は意外な所に開いていた。
その日、僕たちは横断歩道を一緒に歩いていた。 けど、僕が気が付かない内に、いつの間にか彼女は僕から離れていた。
横断歩道を渡りきって、となりに彼女が居ない事に気が付いて振り向くと、彼女は道の真ん中でしゃがんでいた。
その時、回り中の誰もが注目する様な騒音を撒き散らしながら、一台の車が横断歩道に突っ込んできた。
騒音を撒き散らしながら突進する車に対して、遥は、それがまるで聞こえていないかの様にゆっくりと何かを拾って立ち上がり…。
そのまま撥ね飛ばされた。
何がどうして…。訳が分からなかったけど、とにかく、倒れている彼女を抱き起こした。
僕の腕の中で、必死に痛みを堪えながら、彼女は僕に向かって話しかけてきた。
「ばか! 話すな! 今救急車が来るから!」
彼女が何を言っているのか分からなかったけど、とにかく安静に、そう思った。けど、必死にそうどなる僕の言う事なんかまるで聞こえていない様に、僕の手を血に染めながら、彼女は言葉を搾り出していた。
そして、震える手で僕の顔を、唇を確認すると…。
「あぁ、私には…、あなたの言っている事が…、もう、見えないわ……」
彼女が何を言っているのか、動転している僕には分かる訳もなかった。
「何言ってるんだ! とにかく話すな!」
そう言いながら、必死に彼女の体から溢れ出る血を止めようとしたけど、その勢いはなんら変わらないように感じられた。
「幸せだった。 ありがとう…」
その言葉を最後に、彼女の手は僕から離れ、力なく垂れ下がった。
僕は呆然としていた。なぜ? 彼女が撥ねられたあたりに、あのイアホンが転がっていた。
こんな物を取りに戻ったのか? どうして突っ込んでくる車に気が付かなかった?
けど、イアホンを、そしてその本体を取り上げて、僕は愕然とした。
それはアイポッドなんかじゃなかった。 それは補聴器だった。
そう。何時だって、彼女は僕が話すのを見ていた。僕の声を聞いているんだと思ったが、彼女は僕の話す事を、唇を読んでいたのだった。
気が付いてしまえば、色々な事が符合した。
僕が彼女の耳の事に気が付いていれば、結果は変えられたのだろうか?
けど、既に全ては手遅れだった。
気が付いた時、既に彼女は失われていた。僕はその事をどう受け止めていいのか全くわからなかった。ただの一粒も涙がこぼれないのが我ながら異常だと思った。
そして、ただ一つ分かっているのは、最後に彼女が僕に託した願い、そして約束させられた事、それは「生きて」だった。
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それでも…(ネコ、すべり台、自動販売機)
とにかく、僕は死ななかった。遥との約束を違える事は許されなかったから。
けど、遥を失ってからの僕は正に抜け殻だった。
抜け殻?いや、どちらかと言うと精密なロボットだろうか?それまでの経験で、仕事はそつなくこなし、たまに失敗して怒られる。けど、悔しいとかそんな気持ちは一つも出てこない。
いや、そもそも、気持ちってなんだろう?
淡々と仕事をこなし、仕事が終われば家に帰る。必要な伝達事項以外はほとんど話さない。話したい、という事も、気持ちもないのだから、それでいいはず。
会社ではロボット、そして家では…。
家では、何者でもなかった、何者かである必要も感じなかった。休日になると親が
「たまには、外を散歩したらどうだ? 気分が変わるかもしれないぞ」
そう言うので、それ以上干渉されるのが面倒で
「では、散歩に行ってきます。 午後五時頃には戻る予定です」
そう告げると家を出た。
そして公園に行ってみる。彼女はいない。どこかにいるだろうか?
駅前の喫茶店に入り、彼女が来るのを待つ。けど、一向に来ない。
あ、もしかしたら、元の身体に戻っているかも知れない。そう考えると、彼女の墓とされる場所に行って見る。けど、今日も彼女は戻っていなかった。
ふと空を見上げたけど、何色なのか分からなかった。知識としては、雲もなく、これだけの晴天の場合、青い空のはずだった。けど僕は「青ってどんな色だっけ?」そう考えていた。
「遥…。 早く帰ってきてくれよ…。 なぁ…」
けど、応えるものがいる筈はなかった。
確かに、いつもなら何も応えない。 けど、その日は、僕の言葉に応えるかの様に「ニャー…」と泣き声がした。
「え?」
意外な反応に、ふと顔を向けると、墓石の上にネコがいた。 何だ、ネコか…。そう思ったけど、次の瞬間、僕の視線はそのネコに釘付けになった。
実は、彼女は腕に何針か縫う傷があったのだけど、そのネコの前足には、彼女の傷と同じ位置に傷があった。まさか…?
そう思いながらも、もう一度声をかける、いや、名前を呼んでみる。
「は…、はるか?…」
その途端、そのネコは瞳を細めて、さも満足そうに「ニャー」そう言うと、僕の肩に飛び移ってきた。
その日、僕はそのネコに『ハルカ』と名前をつけた。
家に帰る途中の自動販売機でパック牛乳を買うと、ハルカに飲ませた。普通、ネコは人見知りする、というけど、ハルカは僕の手から、おいしそうに牛乳を飲んだ。
「やっぱり、おまえは遥だよな?」
家につれて帰り、親には「ネコを飼う事にした」そう告げると、そのままハルカを連れて部屋に戻った。
ハルカにはとても不思議な習性があった。それは、僕がハルカを彼女の生まれ変わり、そう確信したくなる習性だった。 そう、ハルカは彼女の補聴器が大のお気に入りで、部屋の中では大抵、その補聴器の脇でまるくなっていた。
そしてハルカは不思議なくらいに手間のかからないネコだった。けど、どうやらそれは僕に対してだけで、両親には全く懐かない様でもあった。
「おまえ、結構、性格悪いんだな?」
苦笑しながらハルカに向かってそう言ったけど、ハルカはお構い無しだった。
まぁ、とある日に遥の両親が来た時、ハルカは妙に大人しかったけど。
ハルカとの共同生活は、見た目には僕を回復させた様だった。自分以外の存在に気をつける必要が出ると、しぜん、その他の事でもコミュニケーションをとる必要に迫られ、確かに、僕は以前よりは人と話すようになったと思う。
でも、僕の目に映っているのは、基本的にはハルカだけだった。
休日等は、僕はハルカを肩に乗せて公園に行き、ゆっくりとベンチに座ったり、すべり台をすべった。その間、ハルカは僕の肩でくつろいでいた。
けど、そんな淡い、ぬるま湯の様な幸せは長く続かなかった。
どうやら、ハルカは元からかなりの高齢だった様で、出会ってからしばらくすると、見るからにやつれていった。動きも緩慢になり、僕のひざに登る事すら出来なくなっていった。
必死にハルカを看病したけれど、一向に良くならなかった。
そして、とうとうその時を迎えてしまった。
何故か、その時、ハルカは震える足で立ち上がり、僕の脇にやってきた。 僕がハルカをひざの上に抱き上げると、満足そうに、でも弱々しく鳴き、目を閉じた。
何分かそのままだったけど、ハルカは唐突に目を開き、僕を見上げると、まるで僕の目を真っ直ぐに見つめる様にして、 とても不思議な声で鳴いた。
僕にはその鳴き声が遥の声に、彼女の「生きて」という言葉に聞こえた。誰も信じてはくれないだろうけど、それは僕だけには本当だ。
気が付くと僕は涙を流しながら頷いていた。 彼女を失って以来、初めて流す涙だった。
やがて、ハルカはもう一度目を閉じ、二度と目を開けることはなかった。
「ハルカ? はるか… 遥… 遥!!」
僕は不思議なくらいに涙が溢れてきた。それまで僕の中に溜まっていた涙が、哀しみが、その出口を見つけて、一気に溢れてきたのかも知れなかった。
どれだけの間泣いたのか、どれだけの声を上げたのか、それは自分ではよく分からなかったけど、気が付いた時は翌日の朝になっていた。
いつの間にか、遥のご両親が来ていて、ハルカを遥と同じ墓に埋葬する事を提案してくれた。彼女の両親にも何か感じる所はあったのかも知れなかった。
彼女の両親と一緒にハルカを埋葬し、線香を上げた。
「これから、どうするのかね…?」
彼女の父親に、穏やかにそう問われた。
「まだ、わかりません。 けど…」
「けど、まっすぐに生きて行きたい。 そう思っています」
彼女の両親が頷くのを見ながら、空を見上げた。
そこには、抜ける様に青い空が広がっていた。
頂いた感想です。
投稿者: 緋色 [2010年 06月 19日 (Sat) 23時 30分 23秒] 18歳~22歳 男性
▼悪い点
少しだけ展開の早さが気になりました。
もう少しゆっくりでも良かったのではと。
▼一言
あらすじにある三題噺三つをどう使うのか気になり読みました。
ちょっと強引だったかなとも思いましたが、そこまで気にもならずに最後まで読めました。
面白かったです。
Elwing [2010年 06月 19日 (Sat) 23時 54分 58秒]
感想ありがとうございます。
そうですねぇ、『急展開』が、正に急展開で、「え?」って感じはあるかと思います。それでも、そこまでを時間をかけてしまうと、彼女が死んだところで終わってしまいそうで、二人の幸せを、出会いの経緯をこれ以上長くすると、彼女を殺す(私にとっては、まさに殺す、という感覚でした…)事が耐えられなくなりそうで、一気に展開させました。
実のところ、最初は一話から二話までの部分を一つのお話として書きました。けど、それでは、彼女を殺しておしまい、で、私自身としてあまりに納得できず、途中をちょっと膨らませて、三話をくっつける、という事をしました。
全体的にもっと時間をかけて、のお話にする、というのは、やってみたい、とは思いましたが、多分、そうすると、私は彼女が死ぬ、という事に耐えられなくなって、お話の方向を変えてしまいそうです。彼女を殺すお話としては、これ以上に彼女を描写すると、私自身が耐えられない気がしました…。(勝手な話ですが…)
けど、こうして、一旦、方向性が定まってしまえば、このお話のREMIXみたいな事で、語っていない部分をメインにお話を作り上げ、最後に彼女が何を思ったのか…。それを書く、というのはアリかも知れませんね……。
真摯な意見、ありがとうございました。