冬の日
降り続く雪は
時代の傷みを覆い隠して
忘れたい筈の
黒い痛みを浮き彫りにした
置いて行かれた時の
私のままにしたいけど
冬に怯えて今も
私はここで生きている
綺麗な白に鎖された丘で
最期の唄を歌いましょう
響いていく雪空に
満たされないこの想い
薄雲の隙間から零れた
一筋の流れ星
白く濡れる刃先のような
凍て付く叫びが肌を裂いた
その内側から溢れ出す
追えない私が足掻いてる
刹那の凪に包まれた丘で
あの日の君に出逢いましょう
降り積もる粉雪が
紅く紅く染まってく
呼びかけても届かない
薄れて 遠くなる 行かないでよ
振り向く君は満たされた顔で
二人で春を迎えましょう
抱きしめる温もりが
淡く頬を濡らしてく
降り続けた雪も ほら
満天の星空に 透けて消えた
いつか私も星明りの下
君に寄り添い眠りましょう
今は涙 流れても
満天の星空に 君と二人
ありがとうございます
過去に曲が付いていたものです