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どんな願いも叶えてくれる魔法使いを召喚したら、魔法が使えないクーデレ魔法使いだった件

作者:白紅魔
遅読で悩んでいた主人公・九条ともり。
速読になりたい、と強く思い、最近世間に広まっていた、どんな願いも叶えてくれる魔法使いを召喚した、のだが――

「私を喚んだかしら?」

現れたのは水色のワンピースを身に纏った美少女魔法使い・ステラだった。冬なのに裸足、ベランダから出現。その魔法使いは世間に広まっていたものの、見た人は誰もいなかった。つまり、噂でしかなかった。

「ああ。俺を速読にさせてくれ」

「無理よ」

「はぁ!?」

「私、魔法なんて使えないから」

どうやらこの魔法使い、魔法が使えない魔法使いだったらしい。けれど、空は飛べるし、冬なのに裸足でいられる。魔法使いであることは間違いなさそうだった。

しかも毒舌でクーデレ。

何故魔法が使えないのにともりの家に現れたのか。分からない。

それからというもの、夜になると必ず彼のベランダに現れるようになった。

※自分の為に書いてます
※基本非日常ラブコメです
※カクヨムにも掲載しています
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