グローバルワールドサテライト
バイオソルジャーは滅んだと同時に進化した
地球の周囲を回る衛星が地上のすべてのオブジェというオブジェ（ 形のある物 ）を見ていた。
「 ちくしょうお！ 」
ギルがテニスラケットをコートへ叩きつけてグリップから折る。
ギルの体の動きや体のフォルムからAIは彼と紫乃を区別していたしその彼らイヤそれどころか全世界の人間の個別認識こそ、、、
ビッグメタデータへ収集されつつあった。それはすでに東京は廃墟と化していたがすべてが第二のサブ首都として大阪が現在、機能し。
経済は恐慌を2度この１０年で繰り返した。
東京周辺
「 グワァーーー！ 」
東京千代田域ビルディング周囲。鳥にしては大きい全長３０ｍの怪物が飛んでいる。
ＣＩＡと月葉の計画どうりバイオとバイオソルジャ―は血液を凝固するには至った。
「 まるで恐竜の世界だ、、、 」
人気はまるでないが東京タワー展望台からじかにそれらを見ている。
「 メタバースと実際にみるとでは違い圧巻です、、、ね 」
歳のためか彼は言う。
「 メタ空間と一緒にしないでもらおう 」
その内の一人はカメラで撮影し続けた。
宇宙空間にあるマイクロ波でバイオの成れの果てを監視している人口衛星とは違う手段での撮影
その暗号化され今やスマートフォン５Gの１０倍広い６Gのテラヘルツ波の高周域を使ってリアルタイムで通信波を飛ばし。
ハードディスクなどのメディアを使わない方式。カメラ内蔵６Gバンドでじかに中継局データセンターにデータはカメラの電源がもつ範囲内で半永久に録画されていて。
バイオは互いに交配を繰り返し遺伝子の元から持っている突然変異を繰り返し。
「 わたし達の遠い子孫は鳥へ進化したのか 」
「 そうですね。しかし、わたし達科学の発展の種であって今や衛星センサーでその進化の可能性は逐一監視され研究対象です 」
ギル・アンバ―という人物はその草分けの企業の幹部ではあるが。
アメリカの中国への対抗策へインターネットの発展した展開、地球という惑星を覆う4万基もの衛星網は構築されていて。
重力場からエネルギーを取る中国。
全世界をくまなく民間企業が監視するビッグデータは皮肉にも監視社会を完成させたアメリカとに住み分けられていた。
友世 文史が言う。
「 我々はスクラップアンドビルドで繁栄してきたが東京がつぶれるなんてのはくそったれ 」
大臣秘書官は答えた。
「 つぶしに来るのは江戸、明治、大正から島国を侵、、、破壊しにきたのはいつも西洋海外でしたよ 」
さらに
「 わたし達の発展の基盤であったアイディアを平面に発達させ。よりミクスチャーし独創的に海外へ売り出すなんて時代はもう来ないのでしょうか？ 」
「 こうも進化する時代が速く。しかも民主主義が無視された時代はカルチャーも国力も乏しい国は敗北したか 」
秘書官が答えた。
「 どうですか、、、文化自体はあります。平和の中でも戦争中でも効率を追い求めるのは世界でも類を見ません。ただ時代は偶然やって来ます 」
「 殺しても殺されるのもこの程々の島の中で効率で行われる、、、かよ 」
